2025/05/05 12:43 |
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2013/02/04 11:00 |
Audio Nirvana ダンボールスペシャル改その2 |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
ゴールデンウイークも後半突入になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょう?
さて前回はGreat Plains Audio社のALTEC414系の復刻版に関してお話をしました。

12インチ(30センチ)ユニットとしては是非とも使いたい、そんなマニアの中のマニアが選択しそうな魅力的なユニットですね。
マニアックといえば、私のところにも現在Audio Nirvanaの16センチ(6.5インチ)ユニットがあるのですが、これなど評論家の先生方には見向きもされていませんし、雑誌などで特集されたりする事もなさそうなので、実際聞いた人にしかわからない、とても魅力的な音を奏でるユニットです。
そのような意味ではマニアックなユニットともいえますね。
先月あるお客さんとお話をしていたのですが、キャリア40年のベテランさんですけど、さすがにさまざまな経験も豊富で、物事をよくお分かりのハイエンドマニアの方でした。
その方はオーディオ雑誌の評論家の記事は、メーカーの回し者の話しかないのでほとんど読まないそうです。
たしかに商品を売るために高評価の文章を書かなければならないのは商業上いたし方のない事ですけど、さまざまな商品情報を知る機会には必要なものですし、その中から記事を鵜呑みに信じるのではなく、自分なりに適切な判断ができるようになればいいのでしょうけどね。
マニアックといえば、私のところにも現在Audio Nirvanaの16センチ(6.5インチ)ユニットがあるのですが、これなど評論家の先生方には見向きもされていませんし、雑誌などで特集されたりする事もなさそうなので、実際聞いた人にしかわからない、とても魅力的な音を奏でるユニットです。
そのような意味では知る人ぞ知るマニアックなユニットともいえますね。
しかし相変わらずエンクロージャーは段ボールスペシャルで鳴らしています。


さてそんなダンボールスペシャルも少し変更がありました。

前回はボックスの前に小さなホーンを付けた話をしました。


それを今回はホーン外周を覆い、エンクロージャー内の容積もその分アップしています。

また笑わないでくださいね。
さすがにここまでくるとさすがに失笑。。。
多くのオーディオマニアの方々からはこんなのありえないと聞こえてきそうです。
ご覧のように醜くい姿だけにとどまらず、ダンボール製ですからね。
もう健全なオーディオマニアの方々から、
「貴様!オーディオなんてやめちまえぇ!」
「神聖なオーディオに泥を塗るテロリストめ!!」
なんて声も聞こえてきそうです。
どんな教科書にも、エンクロージャーの材質にダンボールが適切だなんて書かれていません。
できるだけ重くて、できるだけ硬くて、強度があって鳴きの少ないものが最適とされ、かつてメーカー製の主流だったパーチクルボードさえほとんど姿を見なくなり、MDF材あたりで最低の材質で、せめて米松とかアピトンやフィンランドパーチがベストだとか、同じエンクロージャーの材質も音のために様々な選択ができるにもかかわらずですからね。
そんな中でダンボールはねぇだぁろぉ~となるのも当然です。
こう見えても私はALTECの515Cでは、アピトン合板36ミリ厚の強固なエンクロージャーを長年愛用していましたので、比重や硬度や強度など、どれだけ大切な事なのかは十分体験します。
しかもAudioNirvanaのフルレンジは、クラスを遥かに超えた尋常でない巨大アルニコマグネットで駆動するわけですから、その必要性はよりいっそう重要になります。
現実には不可能ですが、ダイヤモンドの硬度で無限大の比重があり、内部損失も木製並みに期待できる材質でエンクロージャーを作っても、振動を抑える事も消し去る事もできません。
スピーカーの置き方などのセッティングで音が大きく変化する事は、多くのマニアの方もよく知っていると思います。
がっちりと硬く安定したところに置かないと音がぶよぶよになるのは、振動版を動かすときの作用と反作用をしっかりと制御するために必要だからです。
エンクロージャーも同じで、ゴムのような緩衝材に付ければゴムのような音になるのを経験した方も多いのではないでしょうか。
プラスチックはプラスチィクらしい音で、金属やコンクリートだってやはり固有の共振モードがありますので、固有の音になります。
もちろんダンボールはダンボールの音です。
この固有の音が材質の良し悪しに大きな影響を与えています。
だからエンクロージャーに最適な音のいい材質は○○なんていう話も出てきます。
結局は嫌な固有の音が聞こえず、好みの心地よい音が聞こえてくれば、それで音がいいという話になります。
確かに同じ構造で材質が違えば音の違いが生まれます。
しかし音質的に優れない材質も、その共振モードが音の良い響きにある程度近づける事も不可能な事ではないので、構造などを見直す事で響きの良い物に改造する事もできないわけではありません。
もちろんすべてがそういうことにはなりませんけど、何が何でも振動を抑えるなんてやると、変化した事にだけ満足して、実際つまらなくなった音を聞いていたなんていうことも少なからずあるものなのです。

私のところは現時ダンボールですが、これが好きでやっているわけではありません。
全体が振動版になって、バンバン響きまくっています。
でも嫌な共振音が出ないと意外と聞けるものです。
ただユニットのエネルギーが半端じゃありませんので、振動版の動きはかなり制約を受けているのはいたし方ありません。
かつてJBLの130+075のバックロードホーンを自信満々に鳴らしていたとき、リサイクルショップで手に入れた前期方のダイヤトーンP610をダンボールに入れて鳴らしたら、JBLより質感の非常に高い音を聞いてJBLを手放した話を以前お話したと思います。
もちろん15インチクラスをダンボールでなんていうのは逆に難しくなりますけど、その見た目以上にかなりまともな音がします。
つまりどのような音が好みの音なのか、どのような響きが自分の求める音に近いのか、スピーカーをセッティングしたり、エンクロージャーを製作あるいはチューニングするときに、この好みを知っていると結構気に入った音に鳴らすこともできるものです。
どんなに頑丈な補強を入れるよりも、どんなに重りを積み重ねるよりも、どのような共振が良い音なのかを探ってみてはいかがでしょうか。
意外とツボにはまるパターンが見つかるかもしれませんからね。
という事で、私のダンボールスペシャルは、今後低域の鳴らし方の方向性をある程度探りをいれ、外観はこのダンボールスペシャルに近い方向性のデザインでエンクロージャーを製作しようと思います。
材質はエンクロージャー用として最低なコンパネとかパーチクルボードで一度チャレンジしても面白いかも。。。
高価な高音質の材質を使っても、必ず良い音になる保障があるわけではありませんからね。
もちろん響きの良い材質を使用するのに越した事はないのですけど。
サムライジャパンでございます。
ゴールデンウイークも後半突入になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょう?
さて前回はGreat Plains Audio社のALTEC414系の復刻版に関してお話をしました。

12インチ(30センチ)ユニットとしては是非とも使いたい、そんなマニアの中のマニアが選択しそうな魅力的なユニットですね。
マニアックといえば、私のところにも現在Audio Nirvanaの16センチ(6.5インチ)ユニットがあるのですが、これなど評論家の先生方には見向きもされていませんし、雑誌などで特集されたりする事もなさそうなので、実際聞いた人にしかわからない、とても魅力的な音を奏でるユニットです。
そのような意味ではマニアックなユニットともいえますね。
先月あるお客さんとお話をしていたのですが、キャリア40年のベテランさんですけど、さすがにさまざまな経験も豊富で、物事をよくお分かりのハイエンドマニアの方でした。
その方はオーディオ雑誌の評論家の記事は、メーカーの回し者の話しかないのでほとんど読まないそうです。
たしかに商品を売るために高評価の文章を書かなければならないのは商業上いたし方のない事ですけど、さまざまな商品情報を知る機会には必要なものですし、その中から記事を鵜呑みに信じるのではなく、自分なりに適切な判断ができるようになればいいのでしょうけどね。
マニアックといえば、私のところにも現在Audio Nirvanaの16センチ(6.5インチ)ユニットがあるのですが、これなど評論家の先生方には見向きもされていませんし、雑誌などで特集されたりする事もなさそうなので、実際聞いた人にしかわからない、とても魅力的な音を奏でるユニットです。
そのような意味では知る人ぞ知るマニアックなユニットともいえますね。
しかし相変わらずエンクロージャーは段ボールスペシャルで鳴らしています。


さてそんなダンボールスペシャルも少し変更がありました。

前回はボックスの前に小さなホーンを付けた話をしました。


それを今回はホーン外周を覆い、エンクロージャー内の容積もその分アップしています。

また笑わないでくださいね。
さすがにここまでくるとさすがに失笑。。。
多くのオーディオマニアの方々からはこんなのありえないと聞こえてきそうです。
ご覧のように醜くい姿だけにとどまらず、ダンボール製ですからね。
もう健全なオーディオマニアの方々から、
「貴様!オーディオなんてやめちまえぇ!」
「神聖なオーディオに泥を塗るテロリストめ!!」
なんて声も聞こえてきそうです。
どんな教科書にも、エンクロージャーの材質にダンボールが適切だなんて書かれていません。
できるだけ重くて、できるだけ硬くて、強度があって鳴きの少ないものが最適とされ、かつてメーカー製の主流だったパーチクルボードさえほとんど姿を見なくなり、MDF材あたりで最低の材質で、せめて米松とかアピトンやフィンランドパーチがベストだとか、同じエンクロージャーの材質も音のために様々な選択ができるにもかかわらずですからね。
そんな中でダンボールはねぇだぁろぉ~となるのも当然です。
こう見えても私はALTECの515Cでは、アピトン合板36ミリ厚の強固なエンクロージャーを長年愛用していましたので、比重や硬度や強度など、どれだけ大切な事なのかは十分体験します。
しかもAudioNirvanaのフルレンジは、クラスを遥かに超えた尋常でない巨大アルニコマグネットで駆動するわけですから、その必要性はよりいっそう重要になります。
現実には不可能ですが、ダイヤモンドの硬度で無限大の比重があり、内部損失も木製並みに期待できる材質でエンクロージャーを作っても、振動を抑える事も消し去る事もできません。
スピーカーの置き方などのセッティングで音が大きく変化する事は、多くのマニアの方もよく知っていると思います。
がっちりと硬く安定したところに置かないと音がぶよぶよになるのは、振動版を動かすときの作用と反作用をしっかりと制御するために必要だからです。
エンクロージャーも同じで、ゴムのような緩衝材に付ければゴムのような音になるのを経験した方も多いのではないでしょうか。
プラスチックはプラスチィクらしい音で、金属やコンクリートだってやはり固有の共振モードがありますので、固有の音になります。
もちろんダンボールはダンボールの音です。
この固有の音が材質の良し悪しに大きな影響を与えています。
だからエンクロージャーに最適な音のいい材質は○○なんていう話も出てきます。
結局は嫌な固有の音が聞こえず、好みの心地よい音が聞こえてくれば、それで音がいいという話になります。
確かに同じ構造で材質が違えば音の違いが生まれます。
しかし音質的に優れない材質も、その共振モードが音の良い響きにある程度近づける事も不可能な事ではないので、構造などを見直す事で響きの良い物に改造する事もできないわけではありません。
もちろんすべてがそういうことにはなりませんけど、何が何でも振動を抑えるなんてやると、変化した事にだけ満足して、実際つまらなくなった音を聞いていたなんていうことも少なからずあるものなのです。

私のところは現時ダンボールですが、これが好きでやっているわけではありません。
全体が振動版になって、バンバン響きまくっています。
でも嫌な共振音が出ないと意外と聞けるものです。
ただユニットのエネルギーが半端じゃありませんので、振動版の動きはかなり制約を受けているのはいたし方ありません。
かつてJBLの130+075のバックロードホーンを自信満々に鳴らしていたとき、リサイクルショップで手に入れた前期方のダイヤトーンP610をダンボールに入れて鳴らしたら、JBLより質感の非常に高い音を聞いてJBLを手放した話を以前お話したと思います。
もちろん15インチクラスをダンボールでなんていうのは逆に難しくなりますけど、その見た目以上にかなりまともな音がします。
つまりどのような音が好みの音なのか、どのような響きが自分の求める音に近いのか、スピーカーをセッティングしたり、エンクロージャーを製作あるいはチューニングするときに、この好みを知っていると結構気に入った音に鳴らすこともできるものです。
どんなに頑丈な補強を入れるよりも、どんなに重りを積み重ねるよりも、どのような共振が良い音なのかを探ってみてはいかがでしょうか。
意外とツボにはまるパターンが見つかるかもしれませんからね。
という事で、私のダンボールスペシャルは、今後低域の鳴らし方の方向性をある程度探りをいれ、外観はこのダンボールスペシャルに近い方向性のデザインでエンクロージャーを製作しようと思います。
材質はエンクロージャー用として最低なコンパネとかパーチクルボードで一度チャレンジしても面白いかも。。。
高価な高音質の材質を使っても、必ず良い音になる保障があるわけではありませんからね。
もちろん響きの良い材質を使用するのに越した事はないのですけど。
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