2025/05/05 13:54 |
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2013/02/04 10:58 |
AudioNirvana段ボールスペシャル改 |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
ゴールデンウイークも後半突入になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょう?
さて前回はGreat Plains Audio社のALTEC604系の振動版の交換に関してお話をしました。

調子を崩したALTECのドライバーなども、振動版をリペアして、現役当時の音を再び奏でさせるもも楽しいものです。
さて私のところにも現在Audio Nirvanaの16センチ(6.5インチ)ユニットがあるのですが、まだエンクロージャーは段ボールスペシャルです。


もちろんいい音がするなんていいませんけど、意外と実験するには便利ですよ。
さてそんな段ボールスペシャルですが、以前にもお話したように最終的にエンクロージャーに入れる際、小型のフロントロードホーンを付けたいと考えていた事はお話したと思います。
このフロントロードホーンですが、その大きさもさまざまで、またホーン形状や広がり率によっても音も違いますし、ロードがかかって能率が上がる帯域もそれによって様々です。
そこで大まかなホーンの大きさと形状をある程度特定するためにホーンを作り取り付けてみました。


笑わないでください。
さすがにここまでくると、もはや罵声さえ聞こえてこないかもしれません。。。
というより、多くのオーディオマニアの方々はあきれて開いた口がふさがらないかもしれません。
ご覧のように醜く惨い姿です。
ここまでくると健全なオーディオマニアの方々から、
「貴様!オーディオを馬鹿にしているのかぁ!」
「神聖なオーディオを冒涜する不届き者め!!」
なんて声も聞こえてきそうです。
もちろんベコベコの段ボール製ですので、真っ当な評価など出来ないのは事実です。
でも大まかな傾向や方向性を探るには意外と役にも立つのです。
それに見た目以上にかなりまともな音がします。
意外とこれよりまともな音がしないシステムなんて多いと思いますよ。
以前ALTECの515Cを鳴らしていた頃は、リスニングルームの床はコンクリート打ちっぱなしの上に、重歩行用の硬いパネルを引いたのが床でした。
コケルと痛いくらいです。
そこで頭をぶつければ大怪我しそうな、カチカチに硬いアピトン合板の強固なエンクロージャーに入れて鳴らしていたのですから、剛性の大切さは十分承知しています。
プレーヤーだって一人で持ち上げにくい黒御影石の台に乗せたりと、あちらこちら高剛性の塊みたいな事もたくさんやってきました。
もちろんそれらの剛性は音に直接影響します。
しかし過ぎざるは及ばざるが如しのように、高剛性が必ずしも高音質という世界ではないのもオーディオの難しさといえるでしょう。
そのようなわけでというのは関係ございませんが、現在このような姿になっているのです。

さて肝心の音の評価ですが、ホーンの付加したい目的は主に中音域の音に少し厚みを持たせるためです。
PA装置のように能率を稼ぐのが目的でも、音を遠くに飛ばすのを目的にするのではないので、フルレンジ一発での再生目的というのであれば、この程度の大きさが限界かもしれません。
もっと大きいホーンだと能率は上がりますけど、どうしてもロードのかかりやすい帯域が限られやすくなり、スーパーウーハーを付けたくなるとか、スーパートゥイーターやホーンドライバーを繋げたくなるようになるので、そうなるとはじめからマルチウエイで考えなければなりません。
せっかくのフルレンジ一発なのですから、出来るだけそのよさのバランスは崩したくありません。
そうなるとやはりこの程度の大きさが上限かもしれないのです。
もちろんホーン形状や曲率でも音が変わりますので、まだテスト中ですしこのサイズが必ずしもベストとはいえないのですけどね。
でもやはりというか、思ったとおりの効果が聞く事が出来ました。
もともとAudio Nirvanaのフルレンジは、微小な音のニュアンスやイントネーションも聞き分けられる、非常に分解能が高く、繊細な表現が出来るユニットです。
そこに音の奥行き感や立体感が出てきますので、より実態的な音の出方をするようになりました。
普通高反応なユニットの場合、アンプやソースやケーブルの音などダイレクトに表現してきますので、聞くソースも限定されてしまうという事が多くあります。
しかしAudioNirvanaのユニットは、その要素を的確に表現するのですが、意外とジャンルに対しても神経質ではなく、録音ミキサーの意図を表現するような音を出しながらも、聞いていて楽しめてしまう不思議な魅力があります。
もちろん録音の質の悪いのはその通りにしか鳴りませんけど、それだからといって退屈に聞こえないのは非常に楽しいですね。
私もすべてのフルレンジを聞いたわけではありませんけど、スペック的には優れていても個性的な音を出すものも多く、素直で率直な素性で高反応というのは意外と少ないのではないでしょうか。
ということで、ホーンの大まかな方向性も少しずつ見えてきました。
さて当初このユニットは、バックロードホーンで鳴らそうと考えてみたのですが、たとえばフォステクスなどのユニットに合わせたバックロードホーンに入れれば、おそらく低音域にピークやボン付も出そうで、バックキャビィーの容量やスロートの方もある程度変更した専用にしないと難しそうです。
そこでマルチダクトなどのバスレフも考えましたが、後面開放のタイプも捨てがたいです。
まだこちらのエンクロージャー方式は決めかねているのですが、今までの段ボール実験の結果、容積は120~130リットル以上は確保したいです。
そこにフロントホーンの容積が加わりますので、やはり意外と大きな箱になるかもしれません。
バスレフ効果を使い小型化もで出来ますけど、意外とつまらない方向性になってしまうかもしれません。
そんなわけで、オーディオマニアの方から大笑いされてしまう段ボールスペシャルですが、本音を言えば早く卒業したいのですよ。
日々木に憧れる妄想を抱いているのです。。。
サムライジャパンでございます。
ゴールデンウイークも後半突入になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょう?
さて前回はGreat Plains Audio社のALTEC604系の振動版の交換に関してお話をしました。

調子を崩したALTECのドライバーなども、振動版をリペアして、現役当時の音を再び奏でさせるもも楽しいものです。
さて私のところにも現在Audio Nirvanaの16センチ(6.5インチ)ユニットがあるのですが、まだエンクロージャーは段ボールスペシャルです。


もちろんいい音がするなんていいませんけど、意外と実験するには便利ですよ。
さてそんな段ボールスペシャルですが、以前にもお話したように最終的にエンクロージャーに入れる際、小型のフロントロードホーンを付けたいと考えていた事はお話したと思います。
このフロントロードホーンですが、その大きさもさまざまで、またホーン形状や広がり率によっても音も違いますし、ロードがかかって能率が上がる帯域もそれによって様々です。
そこで大まかなホーンの大きさと形状をある程度特定するためにホーンを作り取り付けてみました。


笑わないでください。
さすがにここまでくると、もはや罵声さえ聞こえてこないかもしれません。。。
というより、多くのオーディオマニアの方々はあきれて開いた口がふさがらないかもしれません。
ご覧のように醜く惨い姿です。
ここまでくると健全なオーディオマニアの方々から、
「貴様!オーディオを馬鹿にしているのかぁ!」
「神聖なオーディオを冒涜する不届き者め!!」
なんて声も聞こえてきそうです。
もちろんベコベコの段ボール製ですので、真っ当な評価など出来ないのは事実です。
でも大まかな傾向や方向性を探るには意外と役にも立つのです。
それに見た目以上にかなりまともな音がします。
意外とこれよりまともな音がしないシステムなんて多いと思いますよ。
以前ALTECの515Cを鳴らしていた頃は、リスニングルームの床はコンクリート打ちっぱなしの上に、重歩行用の硬いパネルを引いたのが床でした。
コケルと痛いくらいです。
そこで頭をぶつければ大怪我しそうな、カチカチに硬いアピトン合板の強固なエンクロージャーに入れて鳴らしていたのですから、剛性の大切さは十分承知しています。
プレーヤーだって一人で持ち上げにくい黒御影石の台に乗せたりと、あちらこちら高剛性の塊みたいな事もたくさんやってきました。
もちろんそれらの剛性は音に直接影響します。
しかし過ぎざるは及ばざるが如しのように、高剛性が必ずしも高音質という世界ではないのもオーディオの難しさといえるでしょう。
そのようなわけでというのは関係ございませんが、現在このような姿になっているのです。

さて肝心の音の評価ですが、ホーンの付加したい目的は主に中音域の音に少し厚みを持たせるためです。
PA装置のように能率を稼ぐのが目的でも、音を遠くに飛ばすのを目的にするのではないので、フルレンジ一発での再生目的というのであれば、この程度の大きさが限界かもしれません。
もっと大きいホーンだと能率は上がりますけど、どうしてもロードのかかりやすい帯域が限られやすくなり、スーパーウーハーを付けたくなるとか、スーパートゥイーターやホーンドライバーを繋げたくなるようになるので、そうなるとはじめからマルチウエイで考えなければなりません。
せっかくのフルレンジ一発なのですから、出来るだけそのよさのバランスは崩したくありません。
そうなるとやはりこの程度の大きさが上限かもしれないのです。
もちろんホーン形状や曲率でも音が変わりますので、まだテスト中ですしこのサイズが必ずしもベストとはいえないのですけどね。
でもやはりというか、思ったとおりの効果が聞く事が出来ました。
もともとAudio Nirvanaのフルレンジは、微小な音のニュアンスやイントネーションも聞き分けられる、非常に分解能が高く、繊細な表現が出来るユニットです。
そこに音の奥行き感や立体感が出てきますので、より実態的な音の出方をするようになりました。
普通高反応なユニットの場合、アンプやソースやケーブルの音などダイレクトに表現してきますので、聞くソースも限定されてしまうという事が多くあります。
しかしAudioNirvanaのユニットは、その要素を的確に表現するのですが、意外とジャンルに対しても神経質ではなく、録音ミキサーの意図を表現するような音を出しながらも、聞いていて楽しめてしまう不思議な魅力があります。
もちろん録音の質の悪いのはその通りにしか鳴りませんけど、それだからといって退屈に聞こえないのは非常に楽しいですね。
私もすべてのフルレンジを聞いたわけではありませんけど、スペック的には優れていても個性的な音を出すものも多く、素直で率直な素性で高反応というのは意外と少ないのではないでしょうか。
ということで、ホーンの大まかな方向性も少しずつ見えてきました。
さて当初このユニットは、バックロードホーンで鳴らそうと考えてみたのですが、たとえばフォステクスなどのユニットに合わせたバックロードホーンに入れれば、おそらく低音域にピークやボン付も出そうで、バックキャビィーの容量やスロートの方もある程度変更した専用にしないと難しそうです。
そこでマルチダクトなどのバスレフも考えましたが、後面開放のタイプも捨てがたいです。
まだこちらのエンクロージャー方式は決めかねているのですが、今までの段ボール実験の結果、容積は120~130リットル以上は確保したいです。
そこにフロントホーンの容積が加わりますので、やはり意外と大きな箱になるかもしれません。
バスレフ効果を使い小型化もで出来ますけど、意外とつまらない方向性になってしまうかもしれません。
そんなわけで、オーディオマニアの方から大笑いされてしまう段ボールスペシャルですが、本音を言えば早く卒業したいのですよ。
日々木に憧れる妄想を抱いているのです。。。
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