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サムライジャパン ブログ

サムライジャパン オーディオ関連を中心にしたブログです。
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2019/11/14
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2015/02/21
19:52
ハセヒロMM-191T+L-CaoFA8 その4



皆さんこんにちは。

前回のブログでは、20センチ用に作り変えた惨たらしい姿のダンボールホーンと、低域のバックロードホーンの延長ホーンを作ったところまでご紹介いたしました。

低域用のホーンは、基本的にハセヒロMM-191Tの延長となるカーブ指数を損なわないような広がり係数を基にしたため、低域の質感も違和感の無い状態になりました。

L-CaoFA8に付くホーンも、20センチ用に作り直したもので、上と下の繋がりも悪くない状態となってきました。

しかし、よく聴いてみると、少し音が暗い感じがします。
ホーンの両サイドの幅と絞りが少しきつすぎているのかもしれません。
多少手直しをして広げてみたところ、音に明るさが戻ってきました。

そこでそれを基にした基本的な図面を書いてみたのです。

その図面を基にできたのが下の画像の状態です。

bP1010318a.jpg

最終的な完成品とほぼ同じ形状となります。

実寸大模型と同じですので、図面と照らし合わせながら細部の寸法の検証などもできます。

また音質的にもまだダンボールの状態ですが、かなり良い方向で仕上がってきました。

そこで簡易的ですが、ホーンの有る無しの特性を計ってみました。

測定方法は1メートルの距離で、軸上、45度、90度の三点です。

無共音室での測定ではないため、周囲の雑音もかなり入りますので、あくまでも参考程度のものです。

まずはじめに、アルミバッフル板仕様のMM-191T+L-CaoFA8です。

bP1010326.jpg

bP1010335.jpg

ややアップライトの傾向ですが、なかなか良い特性を示しています。

bP1010336.jpg

45度の特性ですが、中高域は多少下がるものの、比較的広いサービスエリアを持っているようですね。

bP1010337.jpg

さすがに90度となれば、かなり特性的に思わしくないのですけど、それでも十分聴ける音圧は確保していますね。


次はダンボールホーンで武装した測定です。

bP1010339.jpg

測定音量、測定ポイントは同じ方法で計ってみます。

bP1010340.jpg

特性的には多少凸凹になりますが、わずかながら音圧の上昇が見て取れます。

bP1010341.jpg

45度になると、極端に高域の音圧が落ちていますね。

bP1010342.jpg

90度になれば、軸上との音の違いは歴然です。

そのような意味ではサービスエリアはそれほど広くありません。

厳密な測定ではありませんので、参考程度にしかならないものですが、聴感上の音の違いはそれ以上に大きく感じます。


この前ハセヒロMM-191TにL-CaoFA8を付けて鳴らされているお客様が来店しました。

全くノーマルの状態で、ユニットを仮付けされている時にもご来店いただいたのですが、その頃ならうちのほうがぜんぜん良い音で鳴っていると思ったそうですが、今回上下ホーンを取り付けられた状態で聴かれたところ、

「うちではこんな音出ない」
「完全に差をつけられてしまった」

と、うれしいお言葉をいただきました。
そして、

「今までの状態では十分ではない」
「まだまだやることがることがあるものだ」
「この音、ハセヒロの社長さんにも聴いてもらいたいですね」

とまたまたうれしい言葉をいただいたのです。

「ところでいつ完成するの」
「まだ完成品を見ていないけど、予約しちゃおうかな」

なんて事もお話していました。

bP1010345.jpg

まだダンボール姿でしかお見せできていませんが、基本的にこの形で完成形を仕上げる予定です。

また4月の中旬頃になると思いますが、ハセヒロMM-191Mシリーズと、まだ未発表のMM-171Mシリーズの試聴会を、エレックスで開催予定です。

その時までにはこの段ボーボールペシャルも、完成形として皆様にお披露目する予定です。

設計上ホーンの材質はアルミでも鉄板でも製作可能ですが、まず木製のモデルを作る予定です。

ということで今回はここまで。

次回完成形の製作などをご紹介する予定です。

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2015/02/21
19:43
ハセヒロMM-191T+L-CaoFA8 その3



皆さんこんにちは。


前回のブログでは、ついにまたやっちゃったのかよ!というような、ダンボールスペシャルの惨い姿をご紹介いたしました。

前にもお話しましたように、前回のホーンは基本的に16センチ用を無理やり20センチ用にモディファイしたもので、製作した私自身もちょっとと思うところがありました。

音質傾向は16センチ用で確認していましたので、その方向の音質を醸し出していましたが、やはりどこか役不足感が拭えません。
そこで今回は、20センチ用に新たに製作をはじめた20センチ用ダンボールホーンをご紹介します。

bP1010103.jpg

上の画像が20センチ用として製作したものです。

ユニットの口径が大きくなった分、ホーン開口部も大きくなりました。
早速試聴してみたところ、16センチ用を基に製作した初号機に比べて自然な音に感じます。
しかし求めている音質に対して何かが足りない感じが拭えず、ホーンカーブや絞り条件を変えて、再度調整を始めてみたのです。

bP1010104.jpg

ためしにリスニングポイントで測定したデーターは下記になります。

bP1010110.jpg

測定データーは音質とは関係ないためあくまで参考程度ですが、極端なピークやデップの発生を知るのにはとても役立ちます。

さてユニット直径に対し少し絞りを入れてみたところ、聴感上音にこってりとした感じが出てきました。

私がMM-191T+L-CaoFA8にホーンを付けようと思った理由は、音に実在感を持たせ、音楽を聴くのが楽しくなる音質を求めての事です。

本来ホーンを付ける目的は、振動板の振幅量を減らし、音圧を上げる事ができるため、かつて十分な音量確保ができない時代に発達したものです。
そのような意味でいえば、私のしている事は邪道そのものでしかありませんが、ダイレクトラジエーター型では出す事ができない音質を、ホーンを着けることによって生み出せるのも事実です。

それらは数多く生み出されてきた様々な形状、様々なカーブ指数、さらには材質そのものの違いによっても大きく音が異なり、未だにホーン特有の音を好むマニアが多いのも頷けますね。


さてそのようなわけで、再度ホーン形状試作を進めてみました。

bP1010117a.jpg

こんな時切ったり貼ったりするのにダンボールは簡単です。

もちろん所詮紙ですから、音は吸い取られるし漏れるし、材質としては最低なのですけど、細かいモディファイに対して音の変化を十分感じられます。

bP1010120a.jpg

しかし上にだけ取り付けていると、見た目も悪いだけではなく、下の低音との繋がりもいまひとつです。

そこで低音用のホーンもしっかりと作ってみることにしました。

bP1010143.jpg

bP1010142.jpg

やはり低音ホーンも付けると見た目だけではなく、音の方のバランスも良くなってきますね。

でもハセヒロMM-191Tの広がり係数を無視したところもあるため、途中のホーンカーブ形状からおおよその広がり係数を導き出し、それに合わせて延長ホーンとしての要素でモディファイしなおしたのがこちらです。

bP1010173a.jpg

音質的にもやはり良い方向に来ました。

この方向で試作を切り上げようかなと思ったのですが、ダンボール製とはいえまだ音質的に改善の余地がありそうです。

どうしても満足できる音に達していない感じが拭えません。

最低の材質を用いたとしても、それで効果のある形状にしておかないと、良い材質で作っても、その材質の良さに助けられたものになってしまいますからね。

ちょうど図面も書き始めましたので、最終仕様のモデルを一度作ってみようと思います。

作るといっても今回もダンボールですけどね。

という事で今回はここまで。

また次回この悪だくみの続きをお話します。

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2015/02/16
16:16
ハセヒロMM-191T+L-CaoFA8 その2



皆さんこんにちは。
サムライジャパンでございます。

前回ハセヒロバックロードホーン最大級モデル、MM-191T+L-CaoFA8を、特注アルミバッフル板仕様をご紹介いたしました。

bP1010092.jpg

bP1010093.jpg


ハセヒロバックロードホーンの確かな設計のため、L-CaoFA8の持つ入力信号に対する反応のよさ、緻密で繊細な表現力など、アルミバッフル板への変更なども相まって、これだけでも十二分に高いパフォーマンスを発揮してます。

色気のある女性ボーカル、ドラムのブラシの奏でる質感、バイオリンの弓の弾む感じなど、音楽ジャンルを問わず楽しむことができます。

しかも誇張した煩い帯域もなく、きわめて自然な表現力に、ご来店された方々にも高評価を頂いております。
これだけでも名ばかりの名機など霞んでしまうほど、そのパフォーマンスは非常に高いものです。
まだ鳴らし込み始めたばかりで十分ではないのですが、それでもこれだけ表現できるのですから、その潜在能力はかなり高いのでしょう。

でも人間は常に欲望の塊です。
もっと良くならないか?
もう少し出てくるのではないか?
そんな好奇心を刺激する要素を感じるのも事実です。

そこで、かつてAudioNirvanaのダンボールスペシャルを鳴らしていた頃から思い描いていた、ハセヒロバックロードホーンに、フロントショートホーンを取り付けたいという願望を実現してみたくなりました。


そこで早速ショートホーンを製作してみることにしたのです。

bP1010088.jpg

bP1010089.jpg

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おい!貴様!ダンボールで作るとは何事だ!

神聖なオーディオを愚弄する不届き者めっ!

こんな声も聞こえて来そうです。


確かにホーンを製作する材質としては最低です。
でも梱包用の使い回しですので、基本的なコストはかかりません。
それに切った貼ったも容易です。
当然音質的には最低の材質かもしれませんが、簡易的な音の傾向をつかむには十分です。

こんな品祖な姿ですけど、有ると無いとは大違い。
聴かれたお客様も、こんなものでもこれだけ違うものかと驚いております。

上にだけダンボール製とはいえホーンを取り付けただけでも音は大幅に変わるものの、頭でっかちで見た目のバランスも悪いし、元々オートグラフやウエストミンスターのようにしてみたいということも有りましたので、下のバックロードホーンの延長の実験を始めました。

bP1010098.jpg

少し囲うだけでもまるっきり違って聞こえます。

ただ上に取り付けられたホーンの基本寸法は、大雑把にダンボールスペシャルの時とほぼ同じサイズですので、16センチユニット用を無理やり20センチに取り付けたようなものです。

そこでホーンカーブやホーン形状を決定するための実験もあわせて始めたのです。

bP1010095.jpg

聴いていると良い要素は十分感じるものの、何かが足りません。

もちろんダンボールといえども、あったほうが良い要素を出すのですが、まだ音質的に満足のいく音が出ません。

やはり16センチ用を20センチ用に転用するには少し無理があるようで、最初から20センチ用で再度製作することにしたのです。

ちなみに下記測定データーは、スピーカー軸上データーではなく、リスニングポイントでのまっさらの状態のデーターです。

bP1010096.jpg

下記はダンボールを上に被せた状態での、リスニングポイントの測定データーです。

bP1010094.jpg

大まかな測定データーですので音質には直接関係ありませんが、ダンボールの効果は多少なりともデーターにも現れているようです。


ということで今回はここまで。

次回この悪だくみの続編を書きたいと思います。

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2015/02/16
16:14
ハセヒロMM-191T+L-CaoFA8 その1



皆さんこんにちは。
サムライジャパンでございます。

前回の書き込みからかなり日が経ってしまい、皆様如何お過ごしでしょうか?

さて現在エレックス内で、ハセヒロ工業最大のモデルMM-191Tに、L-CaoFA8を組み入れたシステムを鳴らしています。
うちのお客様でもこの組み合わせで鳴らされている方がおりまして、とても素晴らしい音を奏でるとご報告を受けております。
そこで、エレックスでもデモ機のひとつとして鳴らしてみようとなりました。

ご存知の方も多いと思いますが、ハセヒロバックロードホーンシリーズのキットは、カラーボックスを組み立てる程度の簡単な作業で組み上げることができるため、工作が苦手な方でも精度の高いバックロードホーンを組み立てられます。

bP1000981.jpg

通常バックロードホーンを組み立てるとなれば接着箇所なども多く、工作に慣れている方にとっては容易な作業であるものの、不慣れな方にとっては意外と厄介に感じてしまいます。

bP1000982 - コピー

しかしハセヒロ製バックロードホーンは、重ねてねじを締めるだけですので、とても簡単に組み上げることができるのです。

bP1000983 - コピー

bP1000985.jpg

かなり簡単に組みあがりました。


さて画像を撮影し忘れてしまいましたが、この後L-CaoFA8を仮固定して鳴らし始めましたが、やはり素性が優れたユニットと、特性の優れたハセヒロバックロードホーンの相性は非常によく、ユニットの慣らしもままならない状態からかなりのパフォーマンスを発揮していました。

時間の経過に伴いその潜在能力の片鱗が現れ始め、仮固定でも下手な高額なシステムなど一蹴するほどのパフォーマンスが感じられます。

L-CaoFA8は入力信号に対してかなり反応がよく、緻密で繊細な音の表現力が高く、またハセヒロMM-191Tもバックロードホーンでありながら、過度な低域表現をすることもなく、とても自然な音を奏でてくれます。

もうこれだけで十分じゃないかとさえ思えるのですが、どうせならオリジナルを超えるパフォーマンスを狙い、本音で言えば重量の集中する磁気回路周辺をしっかり固定したいところですが、比較的バックキャビティーに容積があるハセヒロ製といえども、大きなアルニコマグネットを収めるにはかなりギリギリの寸法です。

そこでユニットを固定しているバッフルを強化することを考えました。

ただ分厚い板に変更するなどの安易な方法ではつまらないので、思い切ってアルミ製バッフル板を特注することにしたのです。

こちらは様々なアルミ加工をお願いしている谷内オーディオキャビネット様に製作していただきました。

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サイズは純正バッフル板と同じ20ミリ厚で、基本的なサイズは純正バッフル板と同じです。
価格は現在未定ですが、将来的にハセヒロ製バックロードホーン用のカスタムパーツとして販売も考えています。

bP1010151.jpg

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ノーマルはスピーカー端子が後面に取り付けられるため、音道の中をクネクネ通す関係から、内部配線材が少し長くなってしまいます。
そこで内部配線を短くする目的と、後にフロントバッフル面にショートホーンを取り付けることを前提としているので隠れてしまうため、意図的にバッフル板上に端子を設けました。

通常オリジナルのMM-191Tのバッフル板は、両面テープ及び両サイドからの締め付けて固定しますが、鬼目ナットを打ち込んで、6ミリのキャップスクリューで正面から固定しています。
もちろん両サイドから締め込んだ状態でも十分固定が可能です。
ただ材質がMDF材ですので、鬼目ナットを打ち込み際、板の割れが起こりやすいので、大き目の穴を開けてから、接着剤などを流して固定しなければなりません。

また中の吸音材ですが、純正品ではフェルトマットが付属しておりますが、こちらはコピー用紙で製作したなんちゃってレゾネーターを入れてあります。

bP1010150.jpg

純正仕様のフェルトマットとの比較試聴もしましたが、低域の明瞭さや力強さ、音の輪郭や透明感など、一聴しただけでその大きな違いは明らかでした。

だいぶ前にブログでも紹介しましたオーディオニルバーナのダンボールスペシャルは、内部は全てなんちゃってレゾネーターでしたが、ダンボール製なのに変な箱鳴りも起こさず、音もクリアーでした。

ということで、アルミバッフル板仕様のハセヒロMM-191T+L-CaoFA8の完成形がこちらです。

bP1010091.jpg

バッフル板をアルミ製に変えたことにより、音の軽さが影を潜め、重厚で正確な表現力が増しました。
お店にご来店頂いた方々からも大変好評です。
もうこれで完成かといえるものでしたが、まだまだ良くなる要素を感じます。

そこで、更なるカスタムを企てたのでありました。

ということで今回はここまで。

次回悪だくみについて、続編をお話していきたいと思います。

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2014/10/10
14:10
QA660 I2S出力



皆さんこんにちは。
サムライジャパンでございます。

今エレックスのデモ機で使用しているQLS QA660のSDカードプレーヤーは、デジタル信号をI2S出力でDACまで送っています。
でもいきなりⅠ2sと言われても、初めて聞く方にとっては何のことやらとなってしまいますね。

そもそもCDプレーヤーなどのデジタルプレーヤーや、DACなどのDAコンバーターなどのデジタル機器の内部では、I2sと呼ばれる3つの信号で動いていてるのですが、それを便宜上S/PDIFの光伝送やデジタル伝送によって、1本のケーブルにまとめて送っています。

しかし前回までのクロックジッターのお話を読んでいる方なら、一般的なS/PDIFの光伝送やデジタル伝送によって、ジッター量が増える可能性が高いことは既にご存知の事かと思います。

ではI2Sとはどんなもの?といえば、たとえば映像の伝送で、元々RGBの3原色を一本にまとめて送り、再び元々RGBの3原色を戻すことによって、映像の質が落ち易くなりますが、RGBをそのまま送れば高画質が保たれる事と似ています。

それならI2Sでそのままデーターを送ればいいのでは?と単純に考えるところですが、技術的詳細は割愛いたしますが、単純にそのままでは送ることができないのです。

しかし最近のデジタル機器では、I2s接続端子が付属している装置も増えてきましたが、同メーカー製の製品同士なら接続が可能な場合が多いものの、同じ形状のプラグが付属していたとしても、その結線の規格もメーカーによってバラバラなのが実情です。
そのため大半は互換性がないため使用できないものも多いようです。


そんな中、ここ最近主流になりつつあるI2S伝送方法として、HDMI規格で送るスタイルがあります。

I2S-HDMI PCBA
(画像はフィデリックス開発のI2s伝送回路基板)

現在エレックスのデモ機には、QLS QA660というSDカードプレーヤーと、フィデリックス(FIDELIX) DACプリアンプ CAPRICE I2Sを、HDMI規格によるI2s信号で送受信できるようになっています。

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こちらをクリックでフィデリックス(FIDELIX) DACプリアンプ CAPRICE I2S詳細ページ

QLS QA660というSDカードプレーヤーは、I2s端子が付いているもののHDMI規格ではないため、フィデリックス製のI2S送り出し用基板を改造して取り付けてありますので、I2S信号をHDMIケーブルで送り出すことができます。

これによりHDMI規格のケーブルであれば汎用できますので、長さを変える場合も容易ですし、またケーブルを変えることによる音質への影響も受けないものです。

フィデリックス(FIDELIX) DACプリアンプ CAPRICE I2Sは、標準モデルにI2sHDMI受けの基盤が取り付けられたもので、内蔵されているDACチップもES9018というハイブリット処理能力のある高性能チップです。

クロックジッターに関しても、高精度のクロックが装備されていますし、信号もI2Sで受けているため、そこまでのデシタル伝送によるジッター増加も抑えられます。

またQLS QA660というSDカードプレーヤーもノイズレスを謳う製品であり、内部のノイズ対策もチューンナップ済みですから、ジッターの影響が極めて少ない組み合わせとなっています。


ところで実際クロックジッターが増えるとどのような音になるのかですが、まず第一にノイズとして信号に乗りますから、S/Nが悪化してダイナミックレンジの減少や、音が濁ることもあれば、音が不鮮明に感じることもあります。

また逆にノイズが悪さして音が攻撃的に鳴ることもあり、この場合なんかクッキリしたような印象に感じ、一聴すると良くなったと早合点する場合もありますが、実際は微小レベルでの信号が欠落していて、左右の広がりや奥行感がなく、音に纏わり付く空気感を感じにくいなどが聴かれることもあります。

クロックジッターの増加は、もともと録音されているアナログ波形を正確に再現する妨げになっていることは、S/PDIF伝送とI2S伝送の比較でも明らかでした。

もちろんCDプレーヤーと比較した場合、電気的にも構造的にもクロックジッターが少ないSDカードプレーヤーというのも、これからの主流の一つなのかもしれません。

このような小さな事が気にならない方には必要ない話ですが、その辺りが気になっている方にとっては、SDカードプレーヤーとI2s伝送の組み合わせは試してみる価値が高いものです。


という事で今回はここまで。

また次回楽しいお話をしたいと思います。

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