2024/12/04 08:32 |
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2013/02/04 12:28 |
魔法のターンテーブルマット by The Funk Firm |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
さて前回は2回に渡り、様々なエンクロージャーで鳴らされている、世界のAudioNirvana(オーディオニルバーナ)の珍しいエンクロージャーをご紹介しました。
本当は今回、フィデリックスのプリ機能付きのDACカプリースを紹介しようと思っていたのですが、その前に今回新しく取り扱いを始めることになりました、イギリスのガレージメーカー The Funk Firm のお話をしたいと思います。
The Funk Firm 何?それ?
多分ほとんどの人は知らないブランド名だと思います。
しかも活動メインはアナログプレーヤーです。
デジタル化時代にアナログ?
馬鹿じゃないの?時代遅れの懐古主義ですかなんていわれそうですけど、英国には今でも世界的有名なアナログプレーヤーのメーカーがいくつも健在ですし、ほとんど壊滅的な日本市場とは対照的です。
それでもここ最近はアナログLP盤の生産は好調らしく、昨年比で約70%増の生産だそうです。
さすがに新譜盤のリリースというのはなかなかありませんが、高音質リマスター盤として、従来のアルバムが次々にリリースされています。
今海外の市場では、結構アナログも人気があるようですし、市場も活気付いていますね。
私の場合古い時代の録音盤に関してはほとんどアナログ再生が主流ですので、高音質リマスター盤の復活などはうれしい話です。
もちろん新しく録音されたものなどはCDを聞いていますが、いまだにその圧倒的な情報量で緻密で繊細なアナログ再生は、手間も暇もお金もかかるものですけど、私にとっては大切なオーディオのひとつです。
さて今回のお話ですが、アナログ再生には様々な要素があリますけど、以前から懸案事項だったターンテーブルマットのお話をしたいと思います。
私のところのGT2000では、かなり長い間オーディオテクニカ製の、ハードアルマイト処理をされたアルミのターンテーブルマットをリファレンスとして使用してきました。
GT2000購入当初はもちろん純正のゴムマットを使用していましたが、その後様々な材質のターンテーブルマットを試す事になったのです。
名前は忘れてしまいましたが、以前オーディオ評論家の方に、ブチルゴムによるダンピングをやりまくっている方がいました。
私も真似をして、トーンアームや周辺部、プラッターの内側など、その評論家の方の記事を真似てみたことがありました。
しかし結果は・・・・
音が静かになりました。
聞こえていた音も、かなり消え去りました。
躍動感も迫力も消え去り、老人ホームのロックコンサートのようになってしまいました。
ブチルに限りませんが、ゴム系の場合振動を吸収する能力は高いものの、吸収しすぎたりするだけならいいのですが、ぼよよ~んとその振動がなかなか減衰しない場合もあり、逆に音をに濁らせる事もあります。
そのようないやな経験もあり、その後のターンテーブルマットに関しては、硬質な材質のものを次々と試すようになったのです。
ガラス、真鍮 、ステンレス、アルミ、セラミックなど、以前は沢山のターンテーブルマットが売られていましたので、私も次々に買っては試聴を繰り返し、最終的に残ったのがオーディオテクニカ製の、ハードアルマイト処理をされたアルミ製のターンテーブルマットだったのです。
そのほかにもソフト系として、フェルトやセーム皮などのソフト系も試してみました。
当然それらにはそれぞれの特徴があり、良い面も悪い面も混在しているというのが正直な感想で、これらのそれぞれの特徴については次回日を改めてお話しするとして、先に説明しましたオーディオテクニカ製をベースとしながらも、GT2000のブログのカテゴリーのなかでもお話したように、ダイレクトドライブの影響を軽減するために、ダンボールでマットを作ったり、ポリエステル100%のフェルトを使用したり、とにかくその影響の軽減にも数多くチャレンジもしてきました。
ダイレクトドライブのプレーヤーとしては優秀なGT2000ですけど、しょせんダイレクトドライブの呪縛からはなかなか抜け出し難いものです。
そのような事もあり、何か良いターンテーブルマットはないか探していたところ、見つけたのがThe Funk Firm
のAchromatだったのです。
しかも海外のユーザーブログなどでも評判がすこぶる良いし、2009年にはHiFi Choiceの比較評価でターンテーブルマットの中で最高の称号を得たりと、知名度とは裏腹に評判もとてもよさそうです。
そこでメーカーサイトを覗いてみたのですが、技術的解説までされていて適当に作り上げたマットではないのは間違いありません。
そこで興味がわいた私は何度もメールでやりり取りをしながら質問をぶつけたりしていたのですが、とにかく一度聞いてみてくださいということでサンプルを送ってくれたのです。
早速中をあけてみると、中から出てきたのは茶色っぽい赤のマットです。
今回送られてきたターンテーブルマットは、5ミリと3ミリの2種類のうち、標準仕様の5ミリではなく、薄いプラッターやアーム高さ調整が困難なプレーヤーでも使用しやすいようにと、新たに出来上がった3ミリの薄いほうです。
5ミリの方は黒しかないのですが、3ミリの方は他にホワイト、イエロー、ブラック、などのカラーバリエーションもあります。
材質ですが、主成分はレコード盤に近い樹脂製の成型品とのことですが、構造的には発砲系にもなりますので、硬質ウレタンみたいな感じで、非常に軽いものです。
アルミ製のテクニカ製マットのほうは材質もアルミですからそれなりに重量もあるので、手に持った感じでいえば、ずっしりとした重量感がいかにも高級品ですと主張しています。
一方Achromatといえば、発砲樹脂系で軽いため、ホームセンターで売られている材料を適当に加工してもできてしまいそうな印象です。
実際ホームセンターで買ってきた似たような材質で、ターンテーブルマットを作った事もありましたけど、結果はといえばゴミ箱行き。
そんなチープ感漂う印象のターンテーブルマットですが、とにかく試して見なければなりません。
対戦相手は激戦を潜り抜け、数々の戦いで勝利を収めてきたオーディオテクニカのアルミ製ターンテーブルマットです。
当然相手に不足はありません。
そしていざ決戦!!!!!
こりゃ参ったな!!!
秒殺でした。
出だしの音が出た時点ですでに勝負が付くほどでした。
そこには、歴戦の猛者であるオーディオテクニカ製のアルミマットが、泡を吹いてKO負けしていたのです。
という事で今回はここまで。
次回は何がどうだったのか、その試聴レポートをお話しますね。
サムライジャパンでございます。
さて前回は2回に渡り、様々なエンクロージャーで鳴らされている、世界のAudioNirvana(オーディオニルバーナ)の珍しいエンクロージャーをご紹介しました。
本当は今回、フィデリックスのプリ機能付きのDACカプリースを紹介しようと思っていたのですが、その前に今回新しく取り扱いを始めることになりました、イギリスのガレージメーカー The Funk Firm のお話をしたいと思います。
The Funk Firm 何?それ?
多分ほとんどの人は知らないブランド名だと思います。
しかも活動メインはアナログプレーヤーです。
デジタル化時代にアナログ?
馬鹿じゃないの?時代遅れの懐古主義ですかなんていわれそうですけど、英国には今でも世界的有名なアナログプレーヤーのメーカーがいくつも健在ですし、ほとんど壊滅的な日本市場とは対照的です。
それでもここ最近はアナログLP盤の生産は好調らしく、昨年比で約70%増の生産だそうです。
さすがに新譜盤のリリースというのはなかなかありませんが、高音質リマスター盤として、従来のアルバムが次々にリリースされています。
今海外の市場では、結構アナログも人気があるようですし、市場も活気付いていますね。
私の場合古い時代の録音盤に関してはほとんどアナログ再生が主流ですので、高音質リマスター盤の復活などはうれしい話です。
もちろん新しく録音されたものなどはCDを聞いていますが、いまだにその圧倒的な情報量で緻密で繊細なアナログ再生は、手間も暇もお金もかかるものですけど、私にとっては大切なオーディオのひとつです。
さて今回のお話ですが、アナログ再生には様々な要素があリますけど、以前から懸案事項だったターンテーブルマットのお話をしたいと思います。
私のところのGT2000では、かなり長い間オーディオテクニカ製の、ハードアルマイト処理をされたアルミのターンテーブルマットをリファレンスとして使用してきました。
GT2000購入当初はもちろん純正のゴムマットを使用していましたが、その後様々な材質のターンテーブルマットを試す事になったのです。
名前は忘れてしまいましたが、以前オーディオ評論家の方に、ブチルゴムによるダンピングをやりまくっている方がいました。
私も真似をして、トーンアームや周辺部、プラッターの内側など、その評論家の方の記事を真似てみたことがありました。
しかし結果は・・・・
音が静かになりました。
聞こえていた音も、かなり消え去りました。
躍動感も迫力も消え去り、老人ホームのロックコンサートのようになってしまいました。
ブチルに限りませんが、ゴム系の場合振動を吸収する能力は高いものの、吸収しすぎたりするだけならいいのですが、ぼよよ~んとその振動がなかなか減衰しない場合もあり、逆に音をに濁らせる事もあります。
そのようないやな経験もあり、その後のターンテーブルマットに関しては、硬質な材質のものを次々と試すようになったのです。
ガラス、真鍮 、ステンレス、アルミ、セラミックなど、以前は沢山のターンテーブルマットが売られていましたので、私も次々に買っては試聴を繰り返し、最終的に残ったのがオーディオテクニカ製の、ハードアルマイト処理をされたアルミ製のターンテーブルマットだったのです。
そのほかにもソフト系として、フェルトやセーム皮などのソフト系も試してみました。
当然それらにはそれぞれの特徴があり、良い面も悪い面も混在しているというのが正直な感想で、これらのそれぞれの特徴については次回日を改めてお話しするとして、先に説明しましたオーディオテクニカ製をベースとしながらも、GT2000のブログのカテゴリーのなかでもお話したように、ダイレクトドライブの影響を軽減するために、ダンボールでマットを作ったり、ポリエステル100%のフェルトを使用したり、とにかくその影響の軽減にも数多くチャレンジもしてきました。
ダイレクトドライブのプレーヤーとしては優秀なGT2000ですけど、しょせんダイレクトドライブの呪縛からはなかなか抜け出し難いものです。
そのような事もあり、何か良いターンテーブルマットはないか探していたところ、見つけたのがThe Funk Firm
のAchromatだったのです。
しかも海外のユーザーブログなどでも評判がすこぶる良いし、2009年にはHiFi Choiceの比較評価でターンテーブルマットの中で最高の称号を得たりと、知名度とは裏腹に評判もとてもよさそうです。
そこでメーカーサイトを覗いてみたのですが、技術的解説までされていて適当に作り上げたマットではないのは間違いありません。
そこで興味がわいた私は何度もメールでやりり取りをしながら質問をぶつけたりしていたのですが、とにかく一度聞いてみてくださいということでサンプルを送ってくれたのです。
早速中をあけてみると、中から出てきたのは茶色っぽい赤のマットです。
今回送られてきたターンテーブルマットは、5ミリと3ミリの2種類のうち、標準仕様の5ミリではなく、薄いプラッターやアーム高さ調整が困難なプレーヤーでも使用しやすいようにと、新たに出来上がった3ミリの薄いほうです。
5ミリの方は黒しかないのですが、3ミリの方は他にホワイト、イエロー、ブラック、などのカラーバリエーションもあります。
材質ですが、主成分はレコード盤に近い樹脂製の成型品とのことですが、構造的には発砲系にもなりますので、硬質ウレタンみたいな感じで、非常に軽いものです。
アルミ製のテクニカ製マットのほうは材質もアルミですからそれなりに重量もあるので、手に持った感じでいえば、ずっしりとした重量感がいかにも高級品ですと主張しています。
一方Achromatといえば、発砲樹脂系で軽いため、ホームセンターで売られている材料を適当に加工してもできてしまいそうな印象です。
実際ホームセンターで買ってきた似たような材質で、ターンテーブルマットを作った事もありましたけど、結果はといえばゴミ箱行き。
そんなチープ感漂う印象のターンテーブルマットですが、とにかく試して見なければなりません。
対戦相手は激戦を潜り抜け、数々の戦いで勝利を収めてきたオーディオテクニカのアルミ製ターンテーブルマットです。
当然相手に不足はありません。
そしていざ決戦!!!!!
こりゃ参ったな!!!
秒殺でした。
出だしの音が出た時点ですでに勝負が付くほどでした。
そこには、歴戦の猛者であるオーディオテクニカ製のアルミマットが、泡を吹いてKO負けしていたのです。
という事で今回はここまで。
次回は何がどうだったのか、その試聴レポートをお話しますね。
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Re:魔法のターンテーブルマット by The Funk Firm
2014年02月19日水
初めまして。
紹介のターンテーブルシートは国内で購入可能なのでしょうか? 気になります!
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