2024/12/04 08:20 |
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2015/02/16 16:16 |
ハセヒロMM-191T+L-CaoFA8 その2 |
皆さんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
前回ハセヒロバックロードホーン最大級モデル、MM-191T+L-CaoFA8を、特注アルミバッフル板仕様をご紹介いたしました。
ハセヒロバックロードホーンの確かな設計のため、L-CaoFA8の持つ入力信号に対する反応のよさ、緻密で繊細な表現力など、アルミバッフル板への変更なども相まって、これだけでも十二分に高いパフォーマンスを発揮してます。
色気のある女性ボーカル、ドラムのブラシの奏でる質感、バイオリンの弓の弾む感じなど、音楽ジャンルを問わず楽しむことができます。
しかも誇張した煩い帯域もなく、きわめて自然な表現力に、ご来店された方々にも高評価を頂いております。
これだけでも名ばかりの名機など霞んでしまうほど、そのパフォーマンスは非常に高いものです。
まだ鳴らし込み始めたばかりで十分ではないのですが、それでもこれだけ表現できるのですから、その潜在能力はかなり高いのでしょう。
でも人間は常に欲望の塊です。
もっと良くならないか?
もう少し出てくるのではないか?
そんな好奇心を刺激する要素を感じるのも事実です。
そこで、かつてAudioNirvanaのダンボールスペシャルを鳴らしていた頃から思い描いていた、ハセヒロバックロードホーンに、フロントショートホーンを取り付けたいという願望を実現してみたくなりました。
そこで早速ショートホーンを製作してみることにしたのです。
おい!貴様!ダンボールで作るとは何事だ!
神聖なオーディオを愚弄する不届き者めっ!
こんな声も聞こえて来そうです。
確かにホーンを製作する材質としては最低です。
でも梱包用の使い回しですので、基本的なコストはかかりません。
それに切った貼ったも容易です。
当然音質的には最低の材質かもしれませんが、簡易的な音の傾向をつかむには十分です。
こんな品祖な姿ですけど、有ると無いとは大違い。
聴かれたお客様も、こんなものでもこれだけ違うものかと驚いております。
上にだけダンボール製とはいえホーンを取り付けただけでも音は大幅に変わるものの、頭でっかちで見た目のバランスも悪いし、元々オートグラフやウエストミンスターのようにしてみたいということも有りましたので、下のバックロードホーンの延長の実験を始めました。
少し囲うだけでもまるっきり違って聞こえます。
ただ上に取り付けられたホーンの基本寸法は、大雑把にダンボールスペシャルの時とほぼ同じサイズですので、16センチユニット用を無理やり20センチに取り付けたようなものです。
そこでホーンカーブやホーン形状を決定するための実験もあわせて始めたのです。
聴いていると良い要素は十分感じるものの、何かが足りません。
もちろんダンボールといえども、あったほうが良い要素を出すのですが、まだ音質的に満足のいく音が出ません。
やはり16センチ用を20センチ用に転用するには少し無理があるようで、最初から20センチ用で再度製作することにしたのです。
ちなみに下記測定データーは、スピーカー軸上データーではなく、リスニングポイントでのまっさらの状態のデーターです。
下記はダンボールを上に被せた状態での、リスニングポイントの測定データーです。
大まかな測定データーですので音質には直接関係ありませんが、ダンボールの効果は多少なりともデーターにも現れているようです。
ということで今回はここまで。
次回この悪だくみの続編を書きたいと思います。
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