2024/12/04 08:41 |
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2015/02/16 16:14 |
ハセヒロMM-191T+L-CaoFA8 その1 |
皆さんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
前回の書き込みからかなり日が経ってしまい、皆様如何お過ごしでしょうか?
さて現在エレックス内で、ハセヒロ工業最大のモデルMM-191Tに、L-CaoFA8を組み入れたシステムを鳴らしています。
うちのお客様でもこの組み合わせで鳴らされている方がおりまして、とても素晴らしい音を奏でるとご報告を受けております。
そこで、エレックスでもデモ機のひとつとして鳴らしてみようとなりました。
ご存知の方も多いと思いますが、ハセヒロバックロードホーンシリーズのキットは、カラーボックスを組み立てる程度の簡単な作業で組み上げることができるため、工作が苦手な方でも精度の高いバックロードホーンを組み立てられます。
通常バックロードホーンを組み立てるとなれば接着箇所なども多く、工作に慣れている方にとっては容易な作業であるものの、不慣れな方にとっては意外と厄介に感じてしまいます。
しかしハセヒロ製バックロードホーンは、重ねてねじを締めるだけですので、とても簡単に組み上げることができるのです。
かなり簡単に組みあがりました。
さて画像を撮影し忘れてしまいましたが、この後L-CaoFA8を仮固定して鳴らし始めましたが、やはり素性が優れたユニットと、特性の優れたハセヒロバックロードホーンの相性は非常によく、ユニットの慣らしもままならない状態からかなりのパフォーマンスを発揮していました。
時間の経過に伴いその潜在能力の片鱗が現れ始め、仮固定でも下手な高額なシステムなど一蹴するほどのパフォーマンスが感じられます。
L-CaoFA8は入力信号に対してかなり反応がよく、緻密で繊細な音の表現力が高く、またハセヒロMM-191Tもバックロードホーンでありながら、過度な低域表現をすることもなく、とても自然な音を奏でてくれます。
もうこれだけで十分じゃないかとさえ思えるのですが、どうせならオリジナルを超えるパフォーマンスを狙い、本音で言えば重量の集中する磁気回路周辺をしっかり固定したいところですが、比較的バックキャビティーに容積があるハセヒロ製といえども、大きなアルニコマグネットを収めるにはかなりギリギリの寸法です。
そこでユニットを固定しているバッフルを強化することを考えました。
ただ分厚い板に変更するなどの安易な方法ではつまらないので、思い切ってアルミ製バッフル板を特注することにしたのです。
こちらは様々なアルミ加工をお願いしている谷内オーディオキャビネット様に製作していただきました。
サイズは純正バッフル板と同じ20ミリ厚で、基本的なサイズは純正バッフル板と同じです。
価格は現在未定ですが、将来的にハセヒロ製バックロードホーン用のカスタムパーツとして販売も考えています。
ノーマルはスピーカー端子が後面に取り付けられるため、音道の中をクネクネ通す関係から、内部配線材が少し長くなってしまいます。
そこで内部配線を短くする目的と、後にフロントバッフル面にショートホーンを取り付けることを前提としているので隠れてしまうため、意図的にバッフル板上に端子を設けました。
通常オリジナルのMM-191Tのバッフル板は、両面テープ及び両サイドからの締め付けて固定しますが、鬼目ナットを打ち込んで、6ミリのキャップスクリューで正面から固定しています。
もちろん両サイドから締め込んだ状態でも十分固定が可能です。
ただ材質がMDF材ですので、鬼目ナットを打ち込み際、板の割れが起こりやすいので、大き目の穴を開けてから、接着剤などを流して固定しなければなりません。
また中の吸音材ですが、純正品ではフェルトマットが付属しておりますが、こちらはコピー用紙で製作したなんちゃってレゾネーターを入れてあります。
純正仕様のフェルトマットとの比較試聴もしましたが、低域の明瞭さや力強さ、音の輪郭や透明感など、一聴しただけでその大きな違いは明らかでした。
だいぶ前にブログでも紹介しましたオーディオニルバーナのダンボールスペシャルは、内部は全てなんちゃってレゾネーターでしたが、ダンボール製なのに変な箱鳴りも起こさず、音もクリアーでした。
ということで、アルミバッフル板仕様のハセヒロMM-191T+L-CaoFA8の完成形がこちらです。
バッフル板をアルミ製に変えたことにより、音の軽さが影を潜め、重厚で正確な表現力が増しました。
お店にご来店頂いた方々からも大変好評です。
もうこれで完成かといえるものでしたが、まだまだ良くなる要素を感じます。
そこで、更なるカスタムを企てたのでありました。
ということで今回はここまで。
次回悪だくみについて、続編をお話していきたいと思います。
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