2024/12/04 08:20 |
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2013/02/04 09:59 |
シェルター501MrⅡとMC100 |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
前回はアームの軸受けのベアリングを交換したところまで話をしました。
さて私のところでリファレンスカートリッジとして鳴らしているのは、シェルターの501MrⅡになります。
本音を言えばYAMAHAのMC100が交換針でもカートリッジが出なくなってしまい、その代替用に購入したのがシェルターになります。
左がYAMAHAのMC100で右がシェルターの501MrⅡになります。
MC100は一度交換針をしたもので、これは2個目のカートリッジになります。
発売当時45000円という価格で、当時のYAMAHAにはMC1000などさらに高額なモデルもありましたが、それ以上にクリアーで力強く、繊細でスピードのある音がしていましたので、当時としては破格のコストパフォーマンスを誇るカートリッジでした。
インピーダンスは高くなりますが、空芯コイルの特徴で、癖がなく自然な音の出方も私の好みに合うものです。
クリーニングを施し久しぶりに聞いてみましたが、やはりいいですね。
シェルターの501MrⅡもMC100に非常に似かよった傾向の音ですが、鋳鉄の鉄心入りコイルは出力も少し大きく、力強さを感じさせますが、繊細さやスピードや切れではわずかにMC100の方が優れています。
またレンジ感もMC100の方が上手です。
MC100に比べればシェルターの501MrⅡは、質実剛健的な鳴り方で、的確に音を出してくるようなイメージです。
しかも鉄心入りのコイルを用いているにもかかわらず、癖のない非常に自然な音の出方も好感が持てます。
そのような意味ではMC100の代替にもなりえますが、できればシェルターの上位機種が欲しかったところです。
上位機種になれば繊細さや分解能、それにレンジ感もかなりいいので、そうなればMC100よりも優れた面がたくさんあるのは事実でしたけど、価格が倍以上といきなり高額になってしまうためにあきらめた経緯があります。
でも残念なのはYAMAHAのMC100が手に入らない事ですね。
当時はまだアナログ再生が末期とはいえ、まだまだ現役でいられた時代でしたから、これだけのパフォーマンスを誇りながら、当時45000円という価格で発売できていたのでしょうね。
これが今の時代なら、おそらく10万円越えのクラスに相当してしまうかもしれませんね。
アナログ再生なんて今では絶滅危惧種のようなものですので、カートリッジも非常に高額なハイエンドモデルか、比較的低価格の普及モデルに分かれやすいようです。
しかも高額機種だからといっても、必ずしも満足できる再生音というわけでもなく、意図的に個性的な音の出方を目指したものなども多くあります。
私はアームの形状の関係もありますけど、基本的に気に入ったカートリッジ以外は使う事がありません。
海外ではオルトフォンやSMEの一部を除き、ほとんどのメーカーのアームはストレートタイプが主流です。
一方国内のアナログマニアの中にはS字アームも人気があり、複数のアームを備えたり、S字アームでカートリッジを手軽に交換して聞き比べるなどの楽しみをされている方も多くいます。
私もS字アームのころは複数のカートリッジを持って、カートリッジを手軽に交換して楽しんだ事もありました。
またヘッドシェルやリード線を交換しただけでも音が変わるので、そのような楽しみ方もアナログの楽しみの一つです。
しかしMC100の前にリファレンスで使用していた、パイオニアのPC70という空芯コイルを持つMCカートリッジを使い始めてからは、あまり他のカートリッジを交換して聞く事が少なくなったように思います。
そのような意味ではカートリッジの交換が面倒な、ストレートタイプのアームでもぜんぜん気にならないのです。
さて前回YSA-2のアーム内部の配線の交換お話をしました。
このアームGT2000のオプションでは最高峰のアームとはいえ、メーカー製のためコスト制限や汎用性の拡大のために妥協点も多く、感度のいいアームとはいえやはりそれなりのものでしかありません。
基本的にGT2000と共通のアームベース部分は、使用上都合がよくても音質的に最上を狙えなかった事もあるでしょうし、特殊な形状のアームであっても一般的な使用を前提にした面もありますので、どうしても厳しいところがあったのでしょう。
このアームの場合3点支持の軸受け部分以外は、そのような意味ではあまり魅力がない部分かもしれません。
もちろん適当に作られたものではありませんので、YAMAHAもそれなりに苦労された形跡が見受けられます。
でもこんなふうにバラしてみると、ここをこうしようかなとか、あれをこうしようかなど、様々な妄想が湧き上がってきます。
経年劣化でひび割れが生じているベース部分も修正兼改良を施したいところです。
たぶんベース部分はアルミ粉末入りのエポキシ系アルミ充填材を用いようかと考えています。
アームパイプも・・・ここはいろいろと手を加えられそうですね。
ついでにヘッドシェルも手を加えられそうな感じもします。
剛性アップと制振が目的ですので、いろいろ考えが尽きませんね。
いろいろ実験してみると、どこが音に大きく影響するのかも見えてきます。
どこをどういじってもダイレクトに音に影響するのがアナログの良さであり難しい点です。
時にはいじる事に満足してしまい、結果的の音質を劣化させてしまう事も少なくありません。
きちんと鳴らせるようにセッティングから始まり、チューニングポイントも多岐に渡るため難しい事も多いのですけど、アナログにしか出せない緻密で繊細な空気感を感じる音を知ってしまうと、なかなかやめられないのも事実ですね。
と、アナログの話になると話が尽きなくなりそうなので、今回はここまで。
最近海外メーカーのターンテーブルやアームが気になって仕方がありません。
また妄想に悩まされています。
サムライジャパンでございます。
前回はアームの軸受けのベアリングを交換したところまで話をしました。
さて私のところでリファレンスカートリッジとして鳴らしているのは、シェルターの501MrⅡになります。
本音を言えばYAMAHAのMC100が交換針でもカートリッジが出なくなってしまい、その代替用に購入したのがシェルターになります。
左がYAMAHAのMC100で右がシェルターの501MrⅡになります。
MC100は一度交換針をしたもので、これは2個目のカートリッジになります。
発売当時45000円という価格で、当時のYAMAHAにはMC1000などさらに高額なモデルもありましたが、それ以上にクリアーで力強く、繊細でスピードのある音がしていましたので、当時としては破格のコストパフォーマンスを誇るカートリッジでした。
インピーダンスは高くなりますが、空芯コイルの特徴で、癖がなく自然な音の出方も私の好みに合うものです。
クリーニングを施し久しぶりに聞いてみましたが、やはりいいですね。
シェルターの501MrⅡもMC100に非常に似かよった傾向の音ですが、鋳鉄の鉄心入りコイルは出力も少し大きく、力強さを感じさせますが、繊細さやスピードや切れではわずかにMC100の方が優れています。
またレンジ感もMC100の方が上手です。
MC100に比べればシェルターの501MrⅡは、質実剛健的な鳴り方で、的確に音を出してくるようなイメージです。
しかも鉄心入りのコイルを用いているにもかかわらず、癖のない非常に自然な音の出方も好感が持てます。
そのような意味ではMC100の代替にもなりえますが、できればシェルターの上位機種が欲しかったところです。
上位機種になれば繊細さや分解能、それにレンジ感もかなりいいので、そうなればMC100よりも優れた面がたくさんあるのは事実でしたけど、価格が倍以上といきなり高額になってしまうためにあきらめた経緯があります。
でも残念なのはYAMAHAのMC100が手に入らない事ですね。
当時はまだアナログ再生が末期とはいえ、まだまだ現役でいられた時代でしたから、これだけのパフォーマンスを誇りながら、当時45000円という価格で発売できていたのでしょうね。
これが今の時代なら、おそらく10万円越えのクラスに相当してしまうかもしれませんね。
アナログ再生なんて今では絶滅危惧種のようなものですので、カートリッジも非常に高額なハイエンドモデルか、比較的低価格の普及モデルに分かれやすいようです。
しかも高額機種だからといっても、必ずしも満足できる再生音というわけでもなく、意図的に個性的な音の出方を目指したものなども多くあります。
私はアームの形状の関係もありますけど、基本的に気に入ったカートリッジ以外は使う事がありません。
海外ではオルトフォンやSMEの一部を除き、ほとんどのメーカーのアームはストレートタイプが主流です。
一方国内のアナログマニアの中にはS字アームも人気があり、複数のアームを備えたり、S字アームでカートリッジを手軽に交換して聞き比べるなどの楽しみをされている方も多くいます。
私もS字アームのころは複数のカートリッジを持って、カートリッジを手軽に交換して楽しんだ事もありました。
またヘッドシェルやリード線を交換しただけでも音が変わるので、そのような楽しみ方もアナログの楽しみの一つです。
しかしMC100の前にリファレンスで使用していた、パイオニアのPC70という空芯コイルを持つMCカートリッジを使い始めてからは、あまり他のカートリッジを交換して聞く事が少なくなったように思います。
そのような意味ではカートリッジの交換が面倒な、ストレートタイプのアームでもぜんぜん気にならないのです。
さて前回YSA-2のアーム内部の配線の交換お話をしました。
このアームGT2000のオプションでは最高峰のアームとはいえ、メーカー製のためコスト制限や汎用性の拡大のために妥協点も多く、感度のいいアームとはいえやはりそれなりのものでしかありません。
基本的にGT2000と共通のアームベース部分は、使用上都合がよくても音質的に最上を狙えなかった事もあるでしょうし、特殊な形状のアームであっても一般的な使用を前提にした面もありますので、どうしても厳しいところがあったのでしょう。
このアームの場合3点支持の軸受け部分以外は、そのような意味ではあまり魅力がない部分かもしれません。
もちろん適当に作られたものではありませんので、YAMAHAもそれなりに苦労された形跡が見受けられます。
でもこんなふうにバラしてみると、ここをこうしようかなとか、あれをこうしようかなど、様々な妄想が湧き上がってきます。
経年劣化でひび割れが生じているベース部分も修正兼改良を施したいところです。
たぶんベース部分はアルミ粉末入りのエポキシ系アルミ充填材を用いようかと考えています。
アームパイプも・・・ここはいろいろと手を加えられそうですね。
ついでにヘッドシェルも手を加えられそうな感じもします。
剛性アップと制振が目的ですので、いろいろ考えが尽きませんね。
いろいろ実験してみると、どこが音に大きく影響するのかも見えてきます。
どこをどういじってもダイレクトに音に影響するのがアナログの良さであり難しい点です。
時にはいじる事に満足してしまい、結果的の音質を劣化させてしまう事も少なくありません。
きちんと鳴らせるようにセッティングから始まり、チューニングポイントも多岐に渡るため難しい事も多いのですけど、アナログにしか出せない緻密で繊細な空気感を感じる音を知ってしまうと、なかなかやめられないのも事実ですね。
と、アナログの話になると話が尽きなくなりそうなので、今回はここまで。
最近海外メーカーのターンテーブルやアームが気になって仕方がありません。
また妄想に悩まされています。
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