2024/12/04 08:43 |
[PR] |
2013/02/04 10:02 |
YAMAHA YSA-2 アームパイプ改造3 |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
前回はGT2000のオプションアームであるYSA-2のアームパイプを改造するという話で、ドライカーボンのパイプに変えてその劇的な音質向上に驚いたという話までしました。
もう頭の中では純正アームパイプに戻す気などまったく考える必要もないくらいその音質効果が絶大でしたので、どうせなら他社のヘッドシェルを付けてみようと考えたのです。
ヘッドシェルの違いが音に大きな影響力があるのは何度も体験しているため、純正以外のヘッドシェルを試したくなったのです。
しかし一般的なS字アームなどと違い、ヘッドシェルはYSA-2専用品です。
もちろんオプションなんていうのさえありませんので、このアームの場合このヘッドシェル以外選択肢がないのです。
アームパイプへのヘッドシェル取り付け方法は、アームにかませてねじを締め付けて固定するだけというシンプルさです。
ストレートアームといってもYSA-2の場合ヘッドシェルに角度の必要性がないため、角度のつかない汎用のヘッドシェルでもOKなはずです。
ただそうなるとヘッドシェル取り付け部の金具をアームパイプ先端に取り付けなければなりません。
でも純正のようにアームにかませて固定できるのなら、ヘッドシェルとコネクト部分が分離できるタイプなら使えそうです。
そこでヘッドシェルを物色してみると、オーディオテクニカのAT-LHシリーズが分解可能な形状です。
以前S字アームを使用している頃は、様々なヘッドシェルを試したものです。
オーディオテクニカのヘッドシェルも、今のモデルの前身であるAT-LSシリーズは全て持ってましたので、ためしにAT-LH15を使用してみる事にしました。
しかしアームにかませるとしても太さが少し違いすぎます。
コネクト部分の太さは11.6ミリほどあり、カーボンパイプは約8.6ミリですので、ちょっと太さが違いすぎます。
手持ちのアルミパイプをかぶせようと太さを測ってみたところ、約12ミリあります。
そこでコネクト部分をヘッドシェルから引き抜き、反対向きにカーボンパイプにかぶせてみたところ、多少ガタがありますけどうまく固定できるならいけそうです。
でもそうなるとリード線が繋がっているコネクト部分の中身が不要なため、中身を取り外しました。
そしてカーボンパイプに逆さにかぶせるとなると、コネクト部分のアームに入り込む出っ張り部分が不要になるので切断します。
さて次はカーボンパイプの先端へ固定するのですが、多少隙間があるため、一部アルミ箔テープでガタをとり、エポキシ系接着剤で隙間を充填して固めます。
でもただエポキシ使うのも芸がないので、アルミを削り、粉末になったアルミの粉を混ぜる事にしました。
これで音質向上だの強度アップに繋がるかなんてわかりませんけどね。
そして出来上がったのがこれです。
と、作業の話ばかりしても、結果的に音はどうなの?
これが一番重要なことなので、エポキシが固まるのを待ち視聴してみることにしました。
ヘッドシェルを変えた影響なのか、それともアームパイプ先端部分の強度アップが効果的だったのか、その原因は断定できないのですが、こりゃ参りました。
もう完全にYSA-2の音を凌駕しています。
微弱信号のピックアップ性、分解能や音の透明感など、どこをとっても純正アームパイプを完全に凌駕しています。
今まで聞き慣れていたレコードの音にこれほどの音が隠れていたのかと思うほど、その感度は抜群に向上しています。
YSA-2はトーンアームとしては異端児的な要素を持ちますが、一般的なアームとしてみてもかなりパフォーマンスの高い部類に入ります。
今回ヘッドシェルの交換が主な目的でしたが、前回書いたように純正ヘッドシェルでのアームパイプの違いはすでにお話したとおりです。
しかし今回は単純にヘッドシェルを交換しただけではなく、アームパイプ先端部分の強化も施しました。
おそらく両方ともこの音質向上に効果的だったのでしょう。
この仕様なら、他のオーディオテクニカのヘッドシェルも無条件で交換が可能ですし、コネクト部分を固定して、カートリッジキーパーに他のカートリッジを保管するなんてことも可能になりますね。
今回の一連の改造に関して、視聴用に使用したカートリッジはYAMAHAのMC100です。
このカートリッジは以前リファレンスとして使用していたもので、徹底的にクリーニングを施したといえかなり古いモデルです。
多少くたびれているかと思いましたが、以前の現役時代のMC100でさえ到達できなかった領域にあっさり突入してしまいました。
またアナログの面白さを実感しています。
驚くほど効果がある方法とはいえ、私のように改造してしまうと、もう二度と純正には戻せなくなる可能性がありますのでお勧めできませんけど、どこをどういじってもダイレクトに反応するアナログの世界は楽しいものですね。
という事で今回はここまで。
次回は今のリファレンスカートリッジであるシェルターを付けてみての視聴です。
サムライジャパンでございます。
前回はGT2000のオプションアームであるYSA-2のアームパイプを改造するという話で、ドライカーボンのパイプに変えてその劇的な音質向上に驚いたという話までしました。
もう頭の中では純正アームパイプに戻す気などまったく考える必要もないくらいその音質効果が絶大でしたので、どうせなら他社のヘッドシェルを付けてみようと考えたのです。
ヘッドシェルの違いが音に大きな影響力があるのは何度も体験しているため、純正以外のヘッドシェルを試したくなったのです。
しかし一般的なS字アームなどと違い、ヘッドシェルはYSA-2専用品です。
もちろんオプションなんていうのさえありませんので、このアームの場合このヘッドシェル以外選択肢がないのです。
アームパイプへのヘッドシェル取り付け方法は、アームにかませてねじを締め付けて固定するだけというシンプルさです。
ストレートアームといってもYSA-2の場合ヘッドシェルに角度の必要性がないため、角度のつかない汎用のヘッドシェルでもOKなはずです。
ただそうなるとヘッドシェル取り付け部の金具をアームパイプ先端に取り付けなければなりません。
でも純正のようにアームにかませて固定できるのなら、ヘッドシェルとコネクト部分が分離できるタイプなら使えそうです。
そこでヘッドシェルを物色してみると、オーディオテクニカのAT-LHシリーズが分解可能な形状です。
以前S字アームを使用している頃は、様々なヘッドシェルを試したものです。
オーディオテクニカのヘッドシェルも、今のモデルの前身であるAT-LSシリーズは全て持ってましたので、ためしにAT-LH15を使用してみる事にしました。
しかしアームにかませるとしても太さが少し違いすぎます。
コネクト部分の太さは11.6ミリほどあり、カーボンパイプは約8.6ミリですので、ちょっと太さが違いすぎます。
手持ちのアルミパイプをかぶせようと太さを測ってみたところ、約12ミリあります。
そこでコネクト部分をヘッドシェルから引き抜き、反対向きにカーボンパイプにかぶせてみたところ、多少ガタがありますけどうまく固定できるならいけそうです。
でもそうなるとリード線が繋がっているコネクト部分の中身が不要なため、中身を取り外しました。
そしてカーボンパイプに逆さにかぶせるとなると、コネクト部分のアームに入り込む出っ張り部分が不要になるので切断します。
さて次はカーボンパイプの先端へ固定するのですが、多少隙間があるため、一部アルミ箔テープでガタをとり、エポキシ系接着剤で隙間を充填して固めます。
でもただエポキシ使うのも芸がないので、アルミを削り、粉末になったアルミの粉を混ぜる事にしました。
これで音質向上だの強度アップに繋がるかなんてわかりませんけどね。
そして出来上がったのがこれです。
と、作業の話ばかりしても、結果的に音はどうなの?
これが一番重要なことなので、エポキシが固まるのを待ち視聴してみることにしました。
ヘッドシェルを変えた影響なのか、それともアームパイプ先端部分の強度アップが効果的だったのか、その原因は断定できないのですが、こりゃ参りました。
もう完全にYSA-2の音を凌駕しています。
微弱信号のピックアップ性、分解能や音の透明感など、どこをとっても純正アームパイプを完全に凌駕しています。
今まで聞き慣れていたレコードの音にこれほどの音が隠れていたのかと思うほど、その感度は抜群に向上しています。
YSA-2はトーンアームとしては異端児的な要素を持ちますが、一般的なアームとしてみてもかなりパフォーマンスの高い部類に入ります。
今回ヘッドシェルの交換が主な目的でしたが、前回書いたように純正ヘッドシェルでのアームパイプの違いはすでにお話したとおりです。
しかし今回は単純にヘッドシェルを交換しただけではなく、アームパイプ先端部分の強化も施しました。
おそらく両方ともこの音質向上に効果的だったのでしょう。
この仕様なら、他のオーディオテクニカのヘッドシェルも無条件で交換が可能ですし、コネクト部分を固定して、カートリッジキーパーに他のカートリッジを保管するなんてことも可能になりますね。
今回の一連の改造に関して、視聴用に使用したカートリッジはYAMAHAのMC100です。
このカートリッジは以前リファレンスとして使用していたもので、徹底的にクリーニングを施したといえかなり古いモデルです。
多少くたびれているかと思いましたが、以前の現役時代のMC100でさえ到達できなかった領域にあっさり突入してしまいました。
またアナログの面白さを実感しています。
驚くほど効果がある方法とはいえ、私のように改造してしまうと、もう二度と純正には戻せなくなる可能性がありますのでお勧めできませんけど、どこをどういじってもダイレクトに反応するアナログの世界は楽しいものですね。
という事で今回はここまで。
次回は今のリファレンスカートリッジであるシェルターを付けてみての視聴です。
PR
- トラックバックURLはこちら