2024/12/04 21:07 |
[PR] |
2013/02/04 11:27 |
様々なエンクロージャー |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
毎日暑い日が続いていますね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて前回はL. Cao 6.5&8" inch Alnico Fullrange Speakerユニットについてお話をしました。
外観的に高級感をかもし出しているわけでもなければ、オーディオ仲間に自慢できるブランド力もありません。
それでも欧米製品であるのなら憧れの的にもなるのでしょうが、どこの馬の骨とも知らないアジア製品。
世間で評判なわけでもなければ、評論家の先生の絶賛するようなコメントなんて当然ありません。
とてもじゃないですが所有感を満たす要素はまったくなし。
でも開発コンセプトはP610を超える表現力。
私はそんなところに魅力を感じずに入られません。
さてそんな話の中で、うちの惨たらしいダンボールスペシャルのような、フロントロードホーン付のエンクロージャーの話も少ししました。
もちろん綺麗に仕上げられていますので、うちの段ボール箱とは大違いなのは当然です。
という事で、スピーカーを自作される方にとって一番の悩みどころといえば、どのようなエンクロージャーに入れて鳴らすかという事です。
もちろんお馬鹿な私のようにダンボール箱だって立派?なエンクロージャーにはなりますが、ある程度の音で鳴らそうと思えば少しコツもいりますし、そんなことするよりも手っ取り早く木製のエンクロージャーを作るほうがよほどマシなのは確かです。
ただ木製だからいいという話ではなく、使用する木材の材質や構造によっても大きく音が左右されますし、ただ組めばいいかといえば、使用する接着剤の種類や加工方法でも音も変わってきますし、最終的な音の調整など、ただ箱を作ればよしというわけにはいかない事は、自作をされている方なら嫌というほどお解かりなことです。
しかもそこにはそれぞれ隠れたノウハウや技術も隠されているわけで、同じ外観に見える箱を作ったとしても、作る人によって音が違ってきてしまうなど、どうしても自作の難しさが隠れているのも事実です。
でも、コストなど様々な制約の中で作られる、妥協の産物のメーカー製を越える音作りを越えるのは難しい話ではないので、自作だから安いという理由で自作をされる方は意外と少ないのではないでしょうか。
そのようなわけで、今回はユニットを手に入れたら必ず必要になるエンクロージャーについてお話をしようと思います。
今回ご紹介する画像は海外のエンクロージャー製作会社が作ったものになり、個人が自作したものではありませんので、ものによっては個人製作が非常に困難なものもあります。
もちろん加工が難しい場合でも、お近くの木工所などで設備が整っているところに依頼すれば、そのような加工を引き受けてくれる場合もあります。
海外には国内のエンクロージャー専用メーカー製よりも、非常にリーズナブルに製作されているところが多いのですが、購入価格そのものは比較的安いとはいえ、大きさや重さの関係から国際輸送費が非常に高額になってしまい、混載コンテナーなどの海運でまとめての輸入なら輸送コストは抑えられるとはいうものの、単品での輸入コストは製品購入価格を上回る事も多いのです。
そのような意味で、国内で良心的な価格手加工を引き受けてくれる業者に、切断や加工などを依頼するほうが割安になる場合も多くあります。
もちろん懐具合に余裕があるのなら、専用業者に製作までオーダーで依頼すれば、それこそすばらしいエンクロージャーを手に入れられます。
ただそんな方ばかりではないので、時にはジャンクスピーカーの箱をベースに加工してみたり、ホームセンターで購入した板を切り出して完全自作してみたり、予算に合わせてお考えになれればいいかと思います。
と前置きばかり長くなってしまいましたが、今回は見た目にも素敵な、あるいは少し珍しそうなものを集め、皆様の製作や企画のご参考にしていただければと思います。
まずはTADのユニットで有名な、パイオニアのエクスクルーシブブランドで出ていた、2ウエイモニターを模した形状です。
ウーハーにドライバーを組み合わせたシンプルな2ウエイシステム、あるいはスーパートゥイーターを追加した3ウエイシステムに使える形状です。
ドライバーはバックプレッシャー型の広帯域ユニットを使えば、シンプルな構成で組み上げることができます。
ホーンとドライバーの組み合わせにもよりますが、かまぼこ型になりやすい周波数特性は、LCRの共振回路である程度フラットに収める事もできますので、そうなればトゥイター不要のシンプルな2ウエイ方式も可能です。
ただしクロスオーバーネットワーク、あるいはマルチアンプ駆動の必要性がありますので、自作といっても上級者向きのシステムとなります。
この手の形式であれば、ALTECの復刻版ユニットであるGreat Plains Audioのユニットで組み上げるのも楽しそうですね。
さて次は、見た目はただのバスレフBOXに見えますが、実は中身はバックロードホーンというものです。
この形式はまだ試した事がないのですが、どのような音が出るのかちょっと試してみたい形式ですね。
実はP610の復刻版であるValab P-610V 6.5 Alnicoをこの形式のエンクロージャーに入れたものもあるようです。
見た目はバスレフBOXに見えるのですが、ユニット上のポートから例の低音が出てくるような構造です。
個人的に非常に興味のある形式ですね。
さて次は、マルチダクトのように見えるのですが、これもバックロードホーンの一種になります。
比較的ローエンドの量感が不足気味になりやすい軽量振動板のユニットなどを入れれば、気持ちのいい切れのある低音を聞けそうですね。
ALTEC604系の同軸ユニットやP.AUDIOの同軸ユニットなど、気持ちいい鳴り方をしそうですね。
さて次ですが、ただのバックロードホーンの外観ですけど、中身が少し違いますね。
広めのバックキャビティーの下にはバスレフポートも付いています。
基本構成はバックロードホーンですけど、バスレフの要因を加味した形状ですね。
これもどんな低音が聞こえてくるのか、試した事がないので一度チャレンジしてみたい形状です。
30センチクラス以上の大型フルレンジユニットなどを、タンノイ風の綺麗な仕上げのエンクロージャーに入れて鳴らすというのも、見た目の美しさもあるので、リビングに置いていても素敵な家具のようでいいですね。
他にもまだまだたくさんご紹介したいのですが、うちのホームページにエンクロージャーのページがありますので、こちらにも少しずつ掲載していくようにします。
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしていきたいと思います。
サムライジャパンでございます。
毎日暑い日が続いていますね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて前回はL. Cao 6.5&8" inch Alnico Fullrange Speakerユニットについてお話をしました。
外観的に高級感をかもし出しているわけでもなければ、オーディオ仲間に自慢できるブランド力もありません。
それでも欧米製品であるのなら憧れの的にもなるのでしょうが、どこの馬の骨とも知らないアジア製品。
世間で評判なわけでもなければ、評論家の先生の絶賛するようなコメントなんて当然ありません。
とてもじゃないですが所有感を満たす要素はまったくなし。
でも開発コンセプトはP610を超える表現力。
私はそんなところに魅力を感じずに入られません。
さてそんな話の中で、うちの惨たらしいダンボールスペシャルのような、フロントロードホーン付のエンクロージャーの話も少ししました。
もちろん綺麗に仕上げられていますので、うちの段ボール箱とは大違いなのは当然です。
という事で、スピーカーを自作される方にとって一番の悩みどころといえば、どのようなエンクロージャーに入れて鳴らすかという事です。
もちろんお馬鹿な私のようにダンボール箱だって立派?なエンクロージャーにはなりますが、ある程度の音で鳴らそうと思えば少しコツもいりますし、そんなことするよりも手っ取り早く木製のエンクロージャーを作るほうがよほどマシなのは確かです。
ただ木製だからいいという話ではなく、使用する木材の材質や構造によっても大きく音が左右されますし、ただ組めばいいかといえば、使用する接着剤の種類や加工方法でも音も変わってきますし、最終的な音の調整など、ただ箱を作ればよしというわけにはいかない事は、自作をされている方なら嫌というほどお解かりなことです。
しかもそこにはそれぞれ隠れたノウハウや技術も隠されているわけで、同じ外観に見える箱を作ったとしても、作る人によって音が違ってきてしまうなど、どうしても自作の難しさが隠れているのも事実です。
でも、コストなど様々な制約の中で作られる、妥協の産物のメーカー製を越える音作りを越えるのは難しい話ではないので、自作だから安いという理由で自作をされる方は意外と少ないのではないでしょうか。
そのようなわけで、今回はユニットを手に入れたら必ず必要になるエンクロージャーについてお話をしようと思います。
今回ご紹介する画像は海外のエンクロージャー製作会社が作ったものになり、個人が自作したものではありませんので、ものによっては個人製作が非常に困難なものもあります。
もちろん加工が難しい場合でも、お近くの木工所などで設備が整っているところに依頼すれば、そのような加工を引き受けてくれる場合もあります。
海外には国内のエンクロージャー専用メーカー製よりも、非常にリーズナブルに製作されているところが多いのですが、購入価格そのものは比較的安いとはいえ、大きさや重さの関係から国際輸送費が非常に高額になってしまい、混載コンテナーなどの海運でまとめての輸入なら輸送コストは抑えられるとはいうものの、単品での輸入コストは製品購入価格を上回る事も多いのです。
そのような意味で、国内で良心的な価格手加工を引き受けてくれる業者に、切断や加工などを依頼するほうが割安になる場合も多くあります。
もちろん懐具合に余裕があるのなら、専用業者に製作までオーダーで依頼すれば、それこそすばらしいエンクロージャーを手に入れられます。
ただそんな方ばかりではないので、時にはジャンクスピーカーの箱をベースに加工してみたり、ホームセンターで購入した板を切り出して完全自作してみたり、予算に合わせてお考えになれればいいかと思います。
と前置きばかり長くなってしまいましたが、今回は見た目にも素敵な、あるいは少し珍しそうなものを集め、皆様の製作や企画のご参考にしていただければと思います。
まずはTADのユニットで有名な、パイオニアのエクスクルーシブブランドで出ていた、2ウエイモニターを模した形状です。
ウーハーにドライバーを組み合わせたシンプルな2ウエイシステム、あるいはスーパートゥイーターを追加した3ウエイシステムに使える形状です。
ドライバーはバックプレッシャー型の広帯域ユニットを使えば、シンプルな構成で組み上げることができます。
ホーンとドライバーの組み合わせにもよりますが、かまぼこ型になりやすい周波数特性は、LCRの共振回路である程度フラットに収める事もできますので、そうなればトゥイター不要のシンプルな2ウエイ方式も可能です。
ただしクロスオーバーネットワーク、あるいはマルチアンプ駆動の必要性がありますので、自作といっても上級者向きのシステムとなります。
この手の形式であれば、ALTECの復刻版ユニットであるGreat Plains Audioのユニットで組み上げるのも楽しそうですね。
さて次は、見た目はただのバスレフBOXに見えますが、実は中身はバックロードホーンというものです。
この形式はまだ試した事がないのですが、どのような音が出るのかちょっと試してみたい形式ですね。
実はP610の復刻版であるValab P-610V 6.5 Alnicoをこの形式のエンクロージャーに入れたものもあるようです。
見た目はバスレフBOXに見えるのですが、ユニット上のポートから例の低音が出てくるような構造です。
個人的に非常に興味のある形式ですね。
さて次は、マルチダクトのように見えるのですが、これもバックロードホーンの一種になります。
比較的ローエンドの量感が不足気味になりやすい軽量振動板のユニットなどを入れれば、気持ちのいい切れのある低音を聞けそうですね。
ALTEC604系の同軸ユニットやP.AUDIOの同軸ユニットなど、気持ちいい鳴り方をしそうですね。
さて次ですが、ただのバックロードホーンの外観ですけど、中身が少し違いますね。
広めのバックキャビティーの下にはバスレフポートも付いています。
基本構成はバックロードホーンですけど、バスレフの要因を加味した形状ですね。
これもどんな低音が聞こえてくるのか、試した事がないので一度チャレンジしてみたい形状です。
30センチクラス以上の大型フルレンジユニットなどを、タンノイ風の綺麗な仕上げのエンクロージャーに入れて鳴らすというのも、見た目の美しさもあるので、リビングに置いていても素敵な家具のようでいいですね。
他にもまだまだたくさんご紹介したいのですが、うちのホームページにエンクロージャーのページがありますので、こちらにも少しずつ掲載していくようにします。
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしていきたいと思います。
PR
- トラックバックURLはこちら