2024/12/05 12:58 |
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2013/02/04 10:54 |
フルレンジの魅力 |
みなさまこんにちは。
サムライジャパンでございます。
さて今回はフルレンジユニットの魅力について少しお話をしたいと思います。
私が何気なくオーディオを始めた頃、当時はまだFMレコパルなんていう雑誌があり、オーディオ初心者の私の愛読書?でもありました。
その頃のオーディオの流行の傾向といえば、でかくてゴーージャスな方向性が一つのステータス的な一面もあり、スピーカーなどは大型のマルチウエイが偉そうにしていたものです。
当然そんなシステムに憧れを抱いていたわけですので、フルレンジのユニットなんていうものは、テレビやラジオのおまけ、あるいは貧乏オーディオの象徴みたいな印象さえ持っていたのです。
当時YAMAHAのNS1000Mみたいな3ウエイブックシェルフ型スピーカーが欲しくてたまらない時代で、逆にJBLやTANNOY、ALTECのような海外ブランドの大型システムも、逆に行き過ぎ感を感じているような時期でした。
当時周囲の友人達の多くも、1本59.800円クラスの3ウエイスピーカーを持っているものも多く、後輩でNS1000Mを持っている奴もいて、とても羨ましく思ったのを覚えています。
結局その後、TORIOのLS1000という、NS1000Mクラスの3ウエイスピーカーを中古で手に入れるのですが、その頃から出入りしていたオーディオ店の影響なのか、何か方向性の違いに気が付き始めた時期でもありました。
もちろんそんな憧れの3ウエイを手に入れたわけですから、嬉しくて毎日聞いていたものです。
当然そんな高級機(当時の自分の中で)だからいい音がする!!と自己暗示をかけてはみたものの、やはり何かが違うのです。
低音はブゥオォンブゥオォンと重たい音は出てくるものの、どうセッティングしても切れ味が悪すぎます。
そつなく綺麗な音は出るものの、何かとても人工的。
録音の質の悪いアイドル歌謡曲のようなものは問題ないにしても、今思うとジャスやクラックの良質の録音ソースも皆同じ音になるのです。
そんな時JBLのD130が入ったバックロードホーンと出合ったわけです。
そりゃもうLS1000とは比較にならない切れのいい低音が聞けましたよ。
そんなわけでJBL最高!!となったのですが、前のブログにも書いたように、このJBLも段ボール箱に入れられた、初期型の古臭いP610にあっさり完敗したのです。
これがフルレンジとの出会いでした。
大型システムやマルチウエイのシステムは、見た目の派手さもありますので、誰か部屋に招いた時にどうだ凄いだろうと自慢も出来ます。
それに大口径のウーハーなどが付いていれば、ざまーみろというほどの低音感を感じさせてもくれます。
それに比べれば、フルレンジ1発はなんとも見た目がしょぼいです。
どう考えても自慢の種になんて出来ません。
特にオーディオなんかに興味のない素人さんに対しての受けは最悪でしょう。
しかしフルレンジの良さを知るマニアの方のなかには、大型マルチシステムなんて聞いてられないと思われるほど、熱狂的な支持者も多いのも事実です。
低域から高域までワイドレンジに鳴らすために、振動系も比較的軽めで反応もよく、マルチシステムのように数多くのユニットが必要ないために音の繋がりもよく、また位相ずれやクロスオーバーの問題からも開放されるなど、様々なメリットがあるのも事実です。
ただ鳴らすユニットの口径によってはそのバランスも様々で、ワイドレンジ再生となると、低音の出方をある程度考慮したエンクロージャーが必要であったり、高域の伸びを得るためスーパーツイーターの必要性を感じたり、単一ユニットではどうしてもカバーしきれないデメリットも存在します。
でも良質なフルレンジユニットの音を一度でも味わってしまうと、もうその表現力の魅力に取り付かれてしまうのも事実です。
私もALTECの515-16Cを使って、3ウエイの大型システムを永く愛用してましたけど、大型のマルチウエイばかり聞いているとこのフルレンジのよさを見失い易くなるのも事実です。
そんな時良質なフルレンジユニットは、音の方向性を教えてくれる良き道標となるのです。
今私のところにあるAudioNirvana6.5ALNICOユニットは、今までブログで何度の述べているように段ボール箱で鳴らしています。
もちろんこれでもそのハイパフォーマンスの片鱗を感じさせる音で鳴りますけど、この鳴らし方が最高だからしているのではありませんよ。
どう鳴らすのかまだ決めかねているのです。
このユニット尋常じゃない巨大な磁気回路も抱えていて、分解能も非常に高く、レンジも結構広いですし、繊細で微妙な表現力もあり、音の質感もとても自然に出てくる優れものだけに、どう料理してやろうか考えが決まらないのです。
平面バッフルなら簡単に楽しめるのですが、それじゃあまりにも芸がない。
密閉箱はあまり好みではないし、バスレフ箱もありきたりです。
エレックス様みたいにフロントロードホーンに入れるのもありなのですが、あそこまで大きいとおいしい帯域も限られてしまうので、単純なフルレンジとしての楽しみ方も出来なくなってしまうし、本音を言えばショートフロントホーン付きのバックロードホーンにチャレンジしてみたいのですが、なかなかいいアイディアが出てこないのです。
後面開放型の少し変わったスタイルというのも候補の一つなのですが、デザイン的にも幅が広く、いまいちこれだといえるものが出来ないのです。
少なくとも平面バッフルなら今より遥かにまともな音はするでしょうけどね。
さてこの段ボールスペシャル、みな様ならどう料理しますか?
何かいいアイディアがあったらどしどしコメントくださいませ。
サムライジャパンでございます。
さて今回はフルレンジユニットの魅力について少しお話をしたいと思います。
私が何気なくオーディオを始めた頃、当時はまだFMレコパルなんていう雑誌があり、オーディオ初心者の私の愛読書?でもありました。
その頃のオーディオの流行の傾向といえば、でかくてゴーージャスな方向性が一つのステータス的な一面もあり、スピーカーなどは大型のマルチウエイが偉そうにしていたものです。
当然そんなシステムに憧れを抱いていたわけですので、フルレンジのユニットなんていうものは、テレビやラジオのおまけ、あるいは貧乏オーディオの象徴みたいな印象さえ持っていたのです。
当時YAMAHAのNS1000Mみたいな3ウエイブックシェルフ型スピーカーが欲しくてたまらない時代で、逆にJBLやTANNOY、ALTECのような海外ブランドの大型システムも、逆に行き過ぎ感を感じているような時期でした。
当時周囲の友人達の多くも、1本59.800円クラスの3ウエイスピーカーを持っているものも多く、後輩でNS1000Mを持っている奴もいて、とても羨ましく思ったのを覚えています。
結局その後、TORIOのLS1000という、NS1000Mクラスの3ウエイスピーカーを中古で手に入れるのですが、その頃から出入りしていたオーディオ店の影響なのか、何か方向性の違いに気が付き始めた時期でもありました。
もちろんそんな憧れの3ウエイを手に入れたわけですから、嬉しくて毎日聞いていたものです。
当然そんな高級機(当時の自分の中で)だからいい音がする!!と自己暗示をかけてはみたものの、やはり何かが違うのです。
低音はブゥオォンブゥオォンと重たい音は出てくるものの、どうセッティングしても切れ味が悪すぎます。
そつなく綺麗な音は出るものの、何かとても人工的。
録音の質の悪いアイドル歌謡曲のようなものは問題ないにしても、今思うとジャスやクラックの良質の録音ソースも皆同じ音になるのです。
そんな時JBLのD130が入ったバックロードホーンと出合ったわけです。
そりゃもうLS1000とは比較にならない切れのいい低音が聞けましたよ。
そんなわけでJBL最高!!となったのですが、前のブログにも書いたように、このJBLも段ボール箱に入れられた、初期型の古臭いP610にあっさり完敗したのです。
これがフルレンジとの出会いでした。
大型システムやマルチウエイのシステムは、見た目の派手さもありますので、誰か部屋に招いた時にどうだ凄いだろうと自慢も出来ます。
それに大口径のウーハーなどが付いていれば、ざまーみろというほどの低音感を感じさせてもくれます。
それに比べれば、フルレンジ1発はなんとも見た目がしょぼいです。
どう考えても自慢の種になんて出来ません。
特にオーディオなんかに興味のない素人さんに対しての受けは最悪でしょう。
しかしフルレンジの良さを知るマニアの方のなかには、大型マルチシステムなんて聞いてられないと思われるほど、熱狂的な支持者も多いのも事実です。
低域から高域までワイドレンジに鳴らすために、振動系も比較的軽めで反応もよく、マルチシステムのように数多くのユニットが必要ないために音の繋がりもよく、また位相ずれやクロスオーバーの問題からも開放されるなど、様々なメリットがあるのも事実です。
ただ鳴らすユニットの口径によってはそのバランスも様々で、ワイドレンジ再生となると、低音の出方をある程度考慮したエンクロージャーが必要であったり、高域の伸びを得るためスーパーツイーターの必要性を感じたり、単一ユニットではどうしてもカバーしきれないデメリットも存在します。
でも良質なフルレンジユニットの音を一度でも味わってしまうと、もうその表現力の魅力に取り付かれてしまうのも事実です。
私もALTECの515-16Cを使って、3ウエイの大型システムを永く愛用してましたけど、大型のマルチウエイばかり聞いているとこのフルレンジのよさを見失い易くなるのも事実です。
そんな時良質なフルレンジユニットは、音の方向性を教えてくれる良き道標となるのです。
今私のところにあるAudioNirvana6.5ALNICOユニットは、今までブログで何度の述べているように段ボール箱で鳴らしています。
もちろんこれでもそのハイパフォーマンスの片鱗を感じさせる音で鳴りますけど、この鳴らし方が最高だからしているのではありませんよ。
どう鳴らすのかまだ決めかねているのです。
このユニット尋常じゃない巨大な磁気回路も抱えていて、分解能も非常に高く、レンジも結構広いですし、繊細で微妙な表現力もあり、音の質感もとても自然に出てくる優れものだけに、どう料理してやろうか考えが決まらないのです。
平面バッフルなら簡単に楽しめるのですが、それじゃあまりにも芸がない。
密閉箱はあまり好みではないし、バスレフ箱もありきたりです。
エレックス様みたいにフロントロードホーンに入れるのもありなのですが、あそこまで大きいとおいしい帯域も限られてしまうので、単純なフルレンジとしての楽しみ方も出来なくなってしまうし、本音を言えばショートフロントホーン付きのバックロードホーンにチャレンジしてみたいのですが、なかなかいいアイディアが出てこないのです。
後面開放型の少し変わったスタイルというのも候補の一つなのですが、デザイン的にも幅が広く、いまいちこれだといえるものが出来ないのです。
少なくとも平面バッフルなら今より遥かにまともな音はするでしょうけどね。
さてこの段ボールスペシャル、みな様ならどう料理しますか?
何かいいアイディアがあったらどしどしコメントくださいませ。
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