2024/04/29 08:18 |
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2013/02/04 12:39 |
気になるユニットP.Audio |
みなさまこんにちは。
サムライジャパンでございます。
最近エレックス様もお忙しいのか、ブログの更新がなかなか進み難いようですね。
さて前回エレックス様にお勧めしていたALTECの復刻版、Great Plains Audio社のユニットのお話をしたと思います。
わたしもALTECユーザー暦も長いので、とても興味のあるブランドです。
そんなアルテックブランドの有名なユニットの中に、604シリーズという15インチの2ウエイ同軸ユニットがあることは、マニアの方ならよくご存知でしょう。
実は私もこのユニットは好きなモデルの一つで、Great Plains Audio社のユニットでも当然復刻されています。
160~200リットルくらいの容積の箱に入れた、モニターとして使ってみたいユニットです。
さてそんな魅力のある同軸ユニットですが、じつは他に非常に気になるユニットがあるのです。
これはP.AudioというメーカーのBM-12CXHAという12インチ(30センチ)の2ウエイ同軸ユニットです。
既にお気づきのように、604シリーズにとても似た面構えですね。
そしてこのユニットのスペックですが、かなり優秀です。
WOOFER MODEL - BM12CXHA
Low Frequency Specifications
Nominal Basket Diameter
12" / 304.8mm
Impedance
8 ohms
RMS Power Rating
300 watts
Program Power Rating 600 watts
Frequency Range
55Hz - 18kHz
Sensitivity (1W/1m)
100dB SPL
Voice Coil Diameter
2.5" / 63.5mm
Magnet Weight 100 oz.
High Frequency Specifications
Rated Impedance 8 ohms
RMS Power Rating 40 watts
Program Power Rating 80 watts
Frequency Range 1.5kHz - 18kHz
Sensitivity (1W/1m) 106dB SPL
Voice Coil Diameter 1.75" / 44.5mm
Magnet Weight 3.74 lbs.
Thiele-Small Parameters
Resonant Frequency (Fs) 55 Hz
Impedance (Re) 5.8 ohms
Mechanical Q (Qms) 8.31
Electrical Factor(Qes) .24
Total Q (Qts) .23
Comp. Equivelant Vol. (Vas) 2.84 ft3 / 80.31 Liters
Voice Coil Overhang (Xmax) 3 mm
Surface Area of Cone (Sd) .051 m2
BL Factor (BL)
ご覧のように抱えているマグネットは強力で、しかもハイレンジのドライバーは1インチサイズの本格的な構成です。
604シリーズは15インチなので、それより少し小型のモデルがほしいという方には魅力的なユニットではないでしょうか。
スペックを見る限り、604シリーズなどと同じように1.500Hzあたりで、12dbスロープのカットあたりが丁度いいようにも思えます。
でも、P.Audioなんてあまり聞いた事の無いブランド名ですね。
このP.Audio社ですが、生産工場はタイを本拠地にした、欧米ではプロフェッショナルユニットのブランドとして有名なのです。
しかも世界中のメーカーのOEM生産を請け負うなど、その技術力も確かなメーカーなのです。
そんなP.Audioの同軸ユニットですが、メーカーの標準ラインナップとは異なり、じつはこのシリーズのモデルはヨーロッパの方では売られていなくて、アメリカの一部のショップでのみ取り扱われています。
今まで何度か紹介したAudio Nirvanaのデビットさんのところでも、じつはこれの上級モデルである強力バージョンも取り扱っているくらいですので、やはり信頼のおけるユニットといえます。
WOOFER MODEL - BM12CX38
Low Frequency Specifications
Nominal Basket Diameter
12" / 304.8mm
Impedance
8 ohms
RMS Power Rating
500 watts
Program Power Rating 1,000 watts
Frequency Range
50Hz - 1.2kHz
Sensitivity (1W/1m)
99dB SPL
Voice Coil Diameter
4" / 101.6mm
Magnet Weight 100 oz.
High Frequency Specifications
Rated Impedance 8 ohms
RMS Power Rating 100 watts
Program Power Rating 200 watts
Frequency Range 1.2kHz - 18kHz
Sensitivity (1W/1m) 109dB SPL
Voice Coil Diameter 2.84" / 72.14mm
Magnet Weight 6.6 lbs.
Thiele-Small Parameters
Resonant Frequency (Fs) 42 Hz
Impedance (Re) 7.0 ohms
Mechanical Q (Qms) 5.99
Electrical Factor(Qes) .19
Total Q (Qts) .19
Comp. Equivelant Vol. (Vas) 3.8 ft3 / 107.5 Liters
Voice Coil Overhang (Xmax) 4.5 mm
Surface Area of Cone (Sd) .057 m2
BL Factor (BL)
上のモデルと見るからにマグネットの径が違うのですが、じつはこの上級モデルはドライバーも2インチサイズと強力になります。
センターのハイレンジのホーンもアルミ削り出しの本格派で、タンノイの同軸のホーンを大きくした感じですね。
この上にも15インチサイズもあり、また8インチや10インチという手軽に使えるサイズもラインナップしています。
このシリーズはどれも能率も高めで、ローエンドの共振周波数も比較的高めなようですので、やや大型エンクロージャー向きのユニットですね。
そのような意味ではALTECの604シリーズにとても似た傾向のユニットかもしれません。
たぶんスペック的には604シリーズより優秀かも。
サイズもサイズですので卓上オーディオ派の方にはお勧めできませんけど、バスレフBOXやマルチダクトのエンクロージャーに入れて鳴らしてみたいユニットですね。
またはタンノイのオートグラフやウエストミンスターのように、ショートフロントホーンとバックロードホーンを組み合わせたエンクロージャーに入れて、オールホーンのシステムなんていうのも面白いかもしれませんよ。
604シリーズだと、どうしても使い方がモニタースピーカーとして落ち着いてしまいそうですが、P.Audioのユニットはとても遊び心を掻き立てるユニットです。
このユニットをどう鳴らそうかなんて、ついつい妄想を抱いてしまいます。
何かいい料理法があったら教えてください。
サムライジャパンでございます。
最近エレックス様もお忙しいのか、ブログの更新がなかなか進み難いようですね。
さて前回エレックス様にお勧めしていたALTECの復刻版、Great Plains Audio社のユニットのお話をしたと思います。
わたしもALTECユーザー暦も長いので、とても興味のあるブランドです。
そんなアルテックブランドの有名なユニットの中に、604シリーズという15インチの2ウエイ同軸ユニットがあることは、マニアの方ならよくご存知でしょう。
実は私もこのユニットは好きなモデルの一つで、Great Plains Audio社のユニットでも当然復刻されています。
160~200リットルくらいの容積の箱に入れた、モニターとして使ってみたいユニットです。
さてそんな魅力のある同軸ユニットですが、じつは他に非常に気になるユニットがあるのです。
これはP.AudioというメーカーのBM-12CXHAという12インチ(30センチ)の2ウエイ同軸ユニットです。
既にお気づきのように、604シリーズにとても似た面構えですね。
そしてこのユニットのスペックですが、かなり優秀です。
WOOFER MODEL - BM12CXHA
Low Frequency Specifications
Nominal Basket Diameter
12" / 304.8mm
Impedance
8 ohms
RMS Power Rating
300 watts
Program Power Rating 600 watts
Frequency Range
55Hz - 18kHz
Sensitivity (1W/1m)
100dB SPL
Voice Coil Diameter
2.5" / 63.5mm
Magnet Weight 100 oz.
High Frequency Specifications
Rated Impedance 8 ohms
RMS Power Rating 40 watts
Program Power Rating 80 watts
Frequency Range 1.5kHz - 18kHz
Sensitivity (1W/1m) 106dB SPL
Voice Coil Diameter 1.75" / 44.5mm
Magnet Weight 3.74 lbs.
Thiele-Small Parameters
Resonant Frequency (Fs) 55 Hz
Impedance (Re) 5.8 ohms
Mechanical Q (Qms) 8.31
Electrical Factor(Qes) .24
Total Q (Qts) .23
Comp. Equivelant Vol. (Vas) 2.84 ft3 / 80.31 Liters
Voice Coil Overhang (Xmax) 3 mm
Surface Area of Cone (Sd) .051 m2
BL Factor (BL)
ご覧のように抱えているマグネットは強力で、しかもハイレンジのドライバーは1インチサイズの本格的な構成です。
604シリーズは15インチなので、それより少し小型のモデルがほしいという方には魅力的なユニットではないでしょうか。
スペックを見る限り、604シリーズなどと同じように1.500Hzあたりで、12dbスロープのカットあたりが丁度いいようにも思えます。
でも、P.Audioなんてあまり聞いた事の無いブランド名ですね。
このP.Audio社ですが、生産工場はタイを本拠地にした、欧米ではプロフェッショナルユニットのブランドとして有名なのです。
しかも世界中のメーカーのOEM生産を請け負うなど、その技術力も確かなメーカーなのです。
そんなP.Audioの同軸ユニットですが、メーカーの標準ラインナップとは異なり、じつはこのシリーズのモデルはヨーロッパの方では売られていなくて、アメリカの一部のショップでのみ取り扱われています。
今まで何度か紹介したAudio Nirvanaのデビットさんのところでも、じつはこれの上級モデルである強力バージョンも取り扱っているくらいですので、やはり信頼のおけるユニットといえます。
WOOFER MODEL - BM12CX38
Low Frequency Specifications
Nominal Basket Diameter
12" / 304.8mm
Impedance
8 ohms
RMS Power Rating
500 watts
Program Power Rating 1,000 watts
Frequency Range
50Hz - 1.2kHz
Sensitivity (1W/1m)
99dB SPL
Voice Coil Diameter
4" / 101.6mm
Magnet Weight 100 oz.
High Frequency Specifications
Rated Impedance 8 ohms
RMS Power Rating 100 watts
Program Power Rating 200 watts
Frequency Range 1.2kHz - 18kHz
Sensitivity (1W/1m) 109dB SPL
Voice Coil Diameter 2.84" / 72.14mm
Magnet Weight 6.6 lbs.
Thiele-Small Parameters
Resonant Frequency (Fs) 42 Hz
Impedance (Re) 7.0 ohms
Mechanical Q (Qms) 5.99
Electrical Factor(Qes) .19
Total Q (Qts) .19
Comp. Equivelant Vol. (Vas) 3.8 ft3 / 107.5 Liters
Voice Coil Overhang (Xmax) 4.5 mm
Surface Area of Cone (Sd) .057 m2
BL Factor (BL)
上のモデルと見るからにマグネットの径が違うのですが、じつはこの上級モデルはドライバーも2インチサイズと強力になります。
センターのハイレンジのホーンもアルミ削り出しの本格派で、タンノイの同軸のホーンを大きくした感じですね。
この上にも15インチサイズもあり、また8インチや10インチという手軽に使えるサイズもラインナップしています。
このシリーズはどれも能率も高めで、ローエンドの共振周波数も比較的高めなようですので、やや大型エンクロージャー向きのユニットですね。
そのような意味ではALTECの604シリーズにとても似た傾向のユニットかもしれません。
たぶんスペック的には604シリーズより優秀かも。
サイズもサイズですので卓上オーディオ派の方にはお勧めできませんけど、バスレフBOXやマルチダクトのエンクロージャーに入れて鳴らしてみたいユニットですね。
またはタンノイのオートグラフやウエストミンスターのように、ショートフロントホーンとバックロードホーンを組み合わせたエンクロージャーに入れて、オールホーンのシステムなんていうのも面白いかもしれませんよ。
604シリーズだと、どうしても使い方がモニタースピーカーとして落ち着いてしまいそうですが、P.Audioのユニットはとても遊び心を掻き立てるユニットです。
このユニットをどう鳴らそうかなんて、ついつい妄想を抱いてしまいます。
何かいい料理法があったら教えてください。
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