2024/12/05 06:43 |
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2013/02/04 12:40 |
Great Plains Audio ALTEC復刻 |
みなさまこんにちは。
サムライジャパンでございます。
エレックス様のほうではメインシステムの補強作業が進んだようですね。
この前納めたAudioNirvanaのフルレンジのパフォーマンスが驚異的だったので、さすがにメインデモ機を手抜きで鳴らすわけにもいかず、懸案事項だった補強を進めたようですね。
さてその補強を行ったメインデモ機に取り付けられているのが、ALTEC 515-16C という、15インチの強力ウーハーです。
このウーハーは15インチクラスのウーハーとしては軽量系振動版で、しかも駆動するマグネットもアルニコの内磁型としてはかなり強力なため、意外と制動が効かずに中域まで暴れてしまい易いのです。
そのため中音域の音を濁してしまうので、上のホーンと音の繋がりに苦労される方も多いのではないでしょうか。
たとえばチャンデバで信号をカットしてもユニットの裸特性傾向が引き継がれてしまい、この傾向を抑えるのは意外と難しかったりします。
そのため500hz以下の低いポイントでのクロスに向いたユニットで、カットオフの高めな小型のホーンとの相性はよくありません。
しかし音の濁りを避けこのユニットのおいしい所を使おうと思いクロスポイントを低くしすぎると、今度は逆につまらない音になってしまいます。
たとえば有名なALTEC A5などの箱の場合、スロープを早めにカットしても、ショートフロントホーンがおいしい帯域の音をカバーしてくれるので、比較的ホーンともマッチングも良くなります。
しかしバスレフなどの箱に入れた場合、ホーンロードの効果が期待できなくなります。
そのため定番のクロスでスロープさせて繋ごうとすれば、音を濁すかつまらない音になってしまう傾向があります。
以前私がALTEC 515-16Cを鳴らしていたときは、230リットルのアピトン合板のBOXに入れ、ポートチューニングは32Hzの箱で鳴らしていました。
それ以前はマクソニックのL401 L402と使用していましたが、それらに比べると515は初期初動の反応がいいのと低音の力強さは上なのですが、どうしても上の方の音が汚く濁ってしまい、かといってホーンサイズの問題もあるのですが、逆にクロスを下げて行くとまたつまらない鳴り方になり、初めは苦労した経験があります。
結果的に16オームの515-16Cのネットワークの乗数を、ほぼ8オームに近い乗数で切ることにより、鳴りっぷりのよさと音の濁りを解消した経験があります。
通常のネットワークの常識からすれば、コイルの乗数は1/2だし、逆に並列に入るコンデンサの乗数は2倍になるので、普通に考えればカットスロープはシャープになるものの、クロスポイントにはピークが出てしまうはずです。
しかしインピーダンス補正回路がある程度適正であれば、嫌なピークも出ないで綺麗に繋がったのです。
もちろんこのやり方は非常識なやり方で、BOXの形状や容量により変化するので、必ずしもベストとはいえませんけど、意外と非常識なやり方が音を良くする為に効果的な場合もあるのです。
さてそんな過去の話ばかりしていてもつまらないので、ここで話を少し変えたいと思います。
前のブログにも掲載いたしましたが、ALTECのユニットの復刻版としてGreat Plains Audio社のユニットについてご紹介しました。
もちろん515も復刻され、アルニコマグネットのモデルも8オーム 16オーム共に新品で手に入れることが出来ます。
基本的に変わったのはブランド名だけですが、厳密に言えば当時のコーン紙と紙質が同じなのかとか、ボイスコイルの線材が同じなのかという詳細までは判りかねますが、同じブランドの同モデルであっても、その時期や年代により多少の変化があるのは常識ですので、基本的に同モデルとして考えてもいいのではないでしょうか。
ましてやユニットを鳴らすソースや環境によって音が左右される事の方が大きいので、たとえば中古で手に入れたユニットが必ずしも良い音で鳴るとは限らないのです。
長年深くオーディオをやられた方ならご存知だと思いますが、同じシステムを使用していたとしても、使う人や聴く音楽によってまったく違う音になることはよくある話です。
そのような意味では、同じユニットといえども必ずしも同じ音とは限りませんので、もし自分の求める音を構築したいというのであれば、素性の良いユニットを新品で手に入れ、そしてそれを使いこなして自分の音に仕上げていくというのが一番ではないでしょうか。
先にも話したように、ALTECの515は新品では手に入れられません。
しかしGreat Plains Audio社のユニットであれば手に入れることが出来ます。
もちろんアルニコマグネットに拘ることが無ければ、フェライトマグネットモデルも手に入れられます。
中古でユニットを手に入れられれば安価に手に入れることも可能なのですが、そのコンディションは様々で、鳴りっぷりのよさが売りのユニットが、なぜかおとなしい音だったり、繊細な音がするはずのユニットが、なぜかガサツナ音しかしなかったり、どうしても使われていた環境などが影響してしまい易いものです。
そんなコンディションに悩まされながら中古ユニットを買いあさるよりも、新品で自分の音を作り出す方が楽しいのではないでしょうか。
Great Plains Audio社のユニットはALTECの復刻版として、ALTEC社から生産設備など全てを受け継いだとはいえ、ブランド名にはALTECのロゴが入りません。
でも長年ALTECを使っていた経験から、私は非常に興味をそそされてしまいます。
私が515を手に入れたときも、当時既にアルニコマグネットモデルは市場から消え去った後でした。
そのため中古で手に入れたのですが、幸い前オーナー様の素性も良く分かりましたので問題は無かったのですが、どのような使い方をしてきたかが分からないユニットは、どうしても難しい面もあるようです。
だからこそGreat Plains Audio社のユニットが気になってしかたがありません。
もちろんALTECユーザー様にも、入れ替え用としてもお勧めできるものでもあります。
ALTECのユニットを保存用として持ち、ガンガン鳴らすためにGreat Plains Audio社のユニットを使う。
そんな贅沢な使い方もまた一つの楽しみかもしれません。
それより私は新たなシステムを組みたいという妄想が抜けきれず、毎日悩みの日々が続いてしまうのですけどね。
サムライジャパンでございます。
エレックス様のほうではメインシステムの補強作業が進んだようですね。
この前納めたAudioNirvanaのフルレンジのパフォーマンスが驚異的だったので、さすがにメインデモ機を手抜きで鳴らすわけにもいかず、懸案事項だった補強を進めたようですね。
さてその補強を行ったメインデモ機に取り付けられているのが、ALTEC 515-16C という、15インチの強力ウーハーです。
このウーハーは15インチクラスのウーハーとしては軽量系振動版で、しかも駆動するマグネットもアルニコの内磁型としてはかなり強力なため、意外と制動が効かずに中域まで暴れてしまい易いのです。
そのため中音域の音を濁してしまうので、上のホーンと音の繋がりに苦労される方も多いのではないでしょうか。
たとえばチャンデバで信号をカットしてもユニットの裸特性傾向が引き継がれてしまい、この傾向を抑えるのは意外と難しかったりします。
そのため500hz以下の低いポイントでのクロスに向いたユニットで、カットオフの高めな小型のホーンとの相性はよくありません。
しかし音の濁りを避けこのユニットのおいしい所を使おうと思いクロスポイントを低くしすぎると、今度は逆につまらない音になってしまいます。
たとえば有名なALTEC A5などの箱の場合、スロープを早めにカットしても、ショートフロントホーンがおいしい帯域の音をカバーしてくれるので、比較的ホーンともマッチングも良くなります。
しかしバスレフなどの箱に入れた場合、ホーンロードの効果が期待できなくなります。
そのため定番のクロスでスロープさせて繋ごうとすれば、音を濁すかつまらない音になってしまう傾向があります。
以前私がALTEC 515-16Cを鳴らしていたときは、230リットルのアピトン合板のBOXに入れ、ポートチューニングは32Hzの箱で鳴らしていました。
それ以前はマクソニックのL401 L402と使用していましたが、それらに比べると515は初期初動の反応がいいのと低音の力強さは上なのですが、どうしても上の方の音が汚く濁ってしまい、かといってホーンサイズの問題もあるのですが、逆にクロスを下げて行くとまたつまらない鳴り方になり、初めは苦労した経験があります。
結果的に16オームの515-16Cのネットワークの乗数を、ほぼ8オームに近い乗数で切ることにより、鳴りっぷりのよさと音の濁りを解消した経験があります。
通常のネットワークの常識からすれば、コイルの乗数は1/2だし、逆に並列に入るコンデンサの乗数は2倍になるので、普通に考えればカットスロープはシャープになるものの、クロスポイントにはピークが出てしまうはずです。
しかしインピーダンス補正回路がある程度適正であれば、嫌なピークも出ないで綺麗に繋がったのです。
もちろんこのやり方は非常識なやり方で、BOXの形状や容量により変化するので、必ずしもベストとはいえませんけど、意外と非常識なやり方が音を良くする為に効果的な場合もあるのです。
さてそんな過去の話ばかりしていてもつまらないので、ここで話を少し変えたいと思います。
前のブログにも掲載いたしましたが、ALTECのユニットの復刻版としてGreat Plains Audio社のユニットについてご紹介しました。
もちろん515も復刻され、アルニコマグネットのモデルも8オーム 16オーム共に新品で手に入れることが出来ます。
基本的に変わったのはブランド名だけですが、厳密に言えば当時のコーン紙と紙質が同じなのかとか、ボイスコイルの線材が同じなのかという詳細までは判りかねますが、同じブランドの同モデルであっても、その時期や年代により多少の変化があるのは常識ですので、基本的に同モデルとして考えてもいいのではないでしょうか。
ましてやユニットを鳴らすソースや環境によって音が左右される事の方が大きいので、たとえば中古で手に入れたユニットが必ずしも良い音で鳴るとは限らないのです。
長年深くオーディオをやられた方ならご存知だと思いますが、同じシステムを使用していたとしても、使う人や聴く音楽によってまったく違う音になることはよくある話です。
そのような意味では、同じユニットといえども必ずしも同じ音とは限りませんので、もし自分の求める音を構築したいというのであれば、素性の良いユニットを新品で手に入れ、そしてそれを使いこなして自分の音に仕上げていくというのが一番ではないでしょうか。
先にも話したように、ALTECの515は新品では手に入れられません。
しかしGreat Plains Audio社のユニットであれば手に入れることが出来ます。
もちろんアルニコマグネットに拘ることが無ければ、フェライトマグネットモデルも手に入れられます。
中古でユニットを手に入れられれば安価に手に入れることも可能なのですが、そのコンディションは様々で、鳴りっぷりのよさが売りのユニットが、なぜかおとなしい音だったり、繊細な音がするはずのユニットが、なぜかガサツナ音しかしなかったり、どうしても使われていた環境などが影響してしまい易いものです。
そんなコンディションに悩まされながら中古ユニットを買いあさるよりも、新品で自分の音を作り出す方が楽しいのではないでしょうか。
Great Plains Audio社のユニットはALTECの復刻版として、ALTEC社から生産設備など全てを受け継いだとはいえ、ブランド名にはALTECのロゴが入りません。
でも長年ALTECを使っていた経験から、私は非常に興味をそそされてしまいます。
私が515を手に入れたときも、当時既にアルニコマグネットモデルは市場から消え去った後でした。
そのため中古で手に入れたのですが、幸い前オーナー様の素性も良く分かりましたので問題は無かったのですが、どのような使い方をしてきたかが分からないユニットは、どうしても難しい面もあるようです。
だからこそGreat Plains Audio社のユニットが気になってしかたがありません。
もちろんALTECユーザー様にも、入れ替え用としてもお勧めできるものでもあります。
ALTECのユニットを保存用として持ち、ガンガン鳴らすためにGreat Plains Audio社のユニットを使う。
そんな贅沢な使い方もまた一つの楽しみかもしれません。
それより私は新たなシステムを組みたいという妄想が抜けきれず、毎日悩みの日々が続いてしまうのですけどね。
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