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サムライジャパン ブログ

サムライジャパン オーディオ関連を中心にしたブログです。
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2013/02/04
11:38
オーディオニルバーナ ダンボール改

みなさんこんにちは。


サムライジャパンでございます。


前回までのブログでは、EV製のPAスピーカー用のBOXにAudio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'を取り付けたところに、再びダンボールスペシャルのホーンを取り付けてしまったという話をしました。


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これでせっかくすっきりとまとまったのに、惨たらしいダンボール製ホーンが付けられて、すべて台無しだ!!という状態になってしまいました。


もともとこのインチキホーンですが、段ボール箱時代に小さいサイズから始めた実験がきっかけで、切った貼ったを繰り返し作られたホーンのため、その惨たらしい姿はフランケンシュタインみたいな形相です。


ホーン理論や公式に基づいたものではなく、あくまで視聴しながら作り上げた結果です。


そのため聴感上はいい面を見せるものの、ピークやディップも起きやすく、どちらかといえば個性を持たせた音質傾向のホーンといえます。


それでもAudio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'の初期初動性と、入力信号に対する敏感さはあったものの、比較的音質の悪いソース(録音時のミキシングなどで音をいじられ過ぎて、元の音が不明なような録音をされた音源)であっても、意外とそれなりに楽しく聞けたのも事実です。


しかし、さすがにこの姿はいくらなんでも酷すぎますね。


それに前にも話したように、将来的にはショートホーンをエンクロージャーに組み込んだ形態に仕上げようと考えていますので、もう少しホーンを小型化したいところです。


それとAudio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'のよさをスポイルしないようなホーンにしたいというのもあり、新たにホーンを試作することとしました。


材質は・・・またもやダンボール。


おい!いい加減にしろよ!

どこまで神聖なオーディオ侮辱するつもりだ!!

この反社会的なオーディオを愚弄する危険分子め!!!


なんかこんな声が聞こえてきそうです。



という事で、早速次期ホーンの試作を作ってみました。


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現在使用中のエンクロージャー内に組み込むことを前提に、今までのものより開口面積を少し小型化して、ピークやディップで個性的な音になりにくいように、比較的オーソドックスな形状にしてみました。


ありあわせのダンボールで作りましたから、当然見た目は美しくはありません。


ホーンカーブはどうなの?といえば、オーソドックスなカーブにちょいとスパイスを加えたものというレベルです。


実際ホーン効率を考えれば、ユニットがかぶるような絞りが必要になりますけど、ダイレクト型のフルレンジの前に障害となるエリアを設けたくないという理由と、絞りを入れると能率の上昇と反比例するように、どうしてもピークが出てしまいやすく、聴感上の帯域も狭くなってしまうため、今回もナンチャッテインチキホーンにしたのです。


完成したので早速古いホーンを外し、新たに作ったインチキホーンを取り付けてみました。


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基本的な狙いは、ユニットの素性を極力スポイルせずに、音楽的表現力の向上を狙いました。


と基本コンセプトはいくらでもでっち上げられますが、意外と予定通りにならないのが世の常です。


メーカーさんのエンジニアさん達であれば、それはいやというほどよくお分かりの事かと思います。


という事で、早速視聴してみましょうか。


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まずは聴き慣れた音楽などを立て続けに聴いてみました。


ん~ん。どうでしょう。


当然ですがあまりにも当たり前に鳴りすぎます。


でも旧型インチキホーンに比較すれば個性的な音こそしませんが、Audio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'のよさがストレートに表現されています。


ホーンを取り付けない状態と比較しても、よりいっそうAudio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'の良さが光ってきました。


これはなかなか好印象です。


しかし、そんな良い面ばかりではない一面も露呈始めました。


それは録音の質のよくない音源のソースの場合、その悪い面もストレートに再生されてしまうのです。

逆に良いソースはより良く鳴ってはくれるものの、かなり正直な音の傾向に変わってしまいました。


これは本来の私の音楽の聴き方でもありますけど、このインチキホーンを付けたほうがその傾向がより如実に現れやすくなったようです。


まだ完全に接着剤が乾いたわけでもなく、バッフル板にぺたりとホーンを貼り付けているだけですから、まともな判断はできるわけではないのですけど、でもこのホーンは、エンクロージャーへ入れるためのホーンの基本モデルとして十分いけそうです。


性格的には馬鹿正直なストレートな傾向の音になりますが、これだとフルレンジの帯域をスポイルせずに使えそうです。


まだ検証するポイントは多岐に渡りますけど、とりあえず方向性は間違ってなさそうです。



という事で今回はここまで。


また次回楽しい話をしたいと思います。




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