2024/12/05 06:28 |
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2013/02/04 11:37 |
オーディオニルバーナ 脱段ボール その4 |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
前回の部ログでは、EV製のPAスピーカー用のBOXに、段ボール箱で鳴らされていたAudio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'を移植する話をしました。
ようやく取り付けが済みましたので、ポート調整などは後回しにして早速視聴をしてみる事にしました。
当然といえば当然ですけど、ダンボールに比べれば、いくら軟質で低比重の材質とはいえ、ダンボールに比較すれば単位面積あたりの強度は桁違いですので、作用と反作用の理屈から見ても微小な音の違いがさらによく出てきます。
また構造上ブハブハのダンボールと違い、音響的に優れた材質ではないといっても、やはりそこは木製のエンクロージャーになりますので、エネルギーの大きな振動を伴うローエンドの表現が格段に違います。
全体的に明るくクリヤーな感じの音色になりましたが、ショートホーン型にする前のダンボール箱で鳴らしていたときと音の傾向は似ていますね。
以前のダンボールスペシャルのときはインチキショートホーン型にしていたため、中域の音の出方に深みや奥深さも加味されていて、個人的にはそちらのほうが音の出方や表現力は好みです。
これが20センチクラス以上になると、中域の音の厚みも出てきますのでまた違うのですが、16センチの場合やや小型のショートホーンをつけたほうがいいかもしれませんね。
とはいってもこれが悪いかといえばそんな事はなく、Audio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'の持つ、微小信号の再現性や力強さなどはよりいっそう感じる事ができます。
早速バスレフポートのチューニングを始めたのですが、今回のBOXの容積は約140リットルと、16センチクラスとしては異常に大型になりますが、様々なポートチューニング周波数を探ってみたところ、32Hzあたりに合わせるのがベストでした。
聞くソースにもよりますけど、ローエンドのエネルギーやスケール感の表現力など、とても16センチとは思えない、まるで15インチの大型システムのような勢いさえ感じます。
もちろんサイズがサイズですから、15インチのような低域の鳴り方にはなりませんけど、軽やかでありながらエネルギーの強さを感じさせるこの表現力は、ALTEC系のユニットに通じる切れのよさを感じるものです。
同じ16センチでもダイヤトーンのP610では再生できない、ワイドレンジでダイナミックな鳴り方です。
もちろんアコーステック楽器の表現力や、緻密で繊細な音の質感の表現力なども兼ね備えていますので、ジャンルを問わず様々な音楽への適応性も高いため、ある意味天下無敵のユニットとさえ思えます。
さてポートチューニングもある程度落ち着き、様々な音楽を楽しんでいたのでいたので、取り付けねじのまし締めをしてみたのです。
するとどうでしょう。
ここで軟質材の欠点が露呈してしまいました。
ねじを締め込むと、とんどん板の中にねじがめり込んでしまいます。
しかもベースのBOXはパーチクルボードを使っていますので、もくねじの保持力も極めて頼りないものです。
裏板が取り外せないタイプのため、バップル板をねじで固定する方法をとりましたが、固定は少し心細さが残ります。
エンクロージャー側に爪付ナットを取り付けて、スクリューねじでしっかりと固定するのを考える必要がありますね。
それとバッフルの固定を開いていたねじ穴に合わせただけでしたので、バッフル板周辺に浮きなどが見られてきました。
そこで木ねじで外周も固定はしたものの、ねじが板へめり込むし、パーツクルボードなので、あまりきつく締め付ければねじ穴が崩れて締め付けられなくなりますので、今はまだ中途半端な状態です。
今回使用したエンクロージャーは表面的な大きさはそれほど巨大ではないものの、奥行きが60センチほどになりますので、その見た目以上に内容積が大きいものになります。
15インチのユニットが入っていたBOXですから当然といえば当然ですが、Audio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'はそんな容積の大きさをものともせずにゴキゲンなサウンドを聞かせてくれます。
しかもスピーカー台は音質的に最悪なレベルの雑誌の上に乗せているにもかかわらず、かなりゴキゲンなのです。
バスレフポートの調整も落ち着いたため、近いうちに木製のポートに変更する事も考えています。
それとバッフル板の材質違いの実験も試してみたいのですが、以前のダンボールスペシャルのようなショートホーン型に仕上げたいというのもあります。
まだまだ実験の過程とはいえ、Audio Nirvana(オーディオニルバーナ)のユニット恐るべしです。
このユニットバックロードホーンでも面白いかもしれませんが、フォステクスのユニット用や長岡式などの場合、低域のエネルギー感ばかりが強く出すぎてしまいそうですけど、ホーンのスロートやバックキャビティーの容積調整、ホーンの広がり率の最適化などをすれば、それはそれで面白そうですね。
でも意外と巨大なものになってしまいそう。
まだエンクロージャーとの相性のエージング段階ですが、この時点でこの再生能力は常識破りかもしれませんね。
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしていきたいと思います。
サムライジャパンでございます。
前回の部ログでは、EV製のPAスピーカー用のBOXに、段ボール箱で鳴らされていたAudio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'を移植する話をしました。
ようやく取り付けが済みましたので、ポート調整などは後回しにして早速視聴をしてみる事にしました。
当然といえば当然ですけど、ダンボールに比べれば、いくら軟質で低比重の材質とはいえ、ダンボールに比較すれば単位面積あたりの強度は桁違いですので、作用と反作用の理屈から見ても微小な音の違いがさらによく出てきます。
また構造上ブハブハのダンボールと違い、音響的に優れた材質ではないといっても、やはりそこは木製のエンクロージャーになりますので、エネルギーの大きな振動を伴うローエンドの表現が格段に違います。
全体的に明るくクリヤーな感じの音色になりましたが、ショートホーン型にする前のダンボール箱で鳴らしていたときと音の傾向は似ていますね。
以前のダンボールスペシャルのときはインチキショートホーン型にしていたため、中域の音の出方に深みや奥深さも加味されていて、個人的にはそちらのほうが音の出方や表現力は好みです。
これが20センチクラス以上になると、中域の音の厚みも出てきますのでまた違うのですが、16センチの場合やや小型のショートホーンをつけたほうがいいかもしれませんね。
とはいってもこれが悪いかといえばそんな事はなく、Audio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'の持つ、微小信号の再現性や力強さなどはよりいっそう感じる事ができます。
早速バスレフポートのチューニングを始めたのですが、今回のBOXの容積は約140リットルと、16センチクラスとしては異常に大型になりますが、様々なポートチューニング周波数を探ってみたところ、32Hzあたりに合わせるのがベストでした。
聞くソースにもよりますけど、ローエンドのエネルギーやスケール感の表現力など、とても16センチとは思えない、まるで15インチの大型システムのような勢いさえ感じます。
もちろんサイズがサイズですから、15インチのような低域の鳴り方にはなりませんけど、軽やかでありながらエネルギーの強さを感じさせるこの表現力は、ALTEC系のユニットに通じる切れのよさを感じるものです。
同じ16センチでもダイヤトーンのP610では再生できない、ワイドレンジでダイナミックな鳴り方です。
もちろんアコーステック楽器の表現力や、緻密で繊細な音の質感の表現力なども兼ね備えていますので、ジャンルを問わず様々な音楽への適応性も高いため、ある意味天下無敵のユニットとさえ思えます。
さてポートチューニングもある程度落ち着き、様々な音楽を楽しんでいたのでいたので、取り付けねじのまし締めをしてみたのです。
するとどうでしょう。
ここで軟質材の欠点が露呈してしまいました。
ねじを締め込むと、とんどん板の中にねじがめり込んでしまいます。
しかもベースのBOXはパーチクルボードを使っていますので、もくねじの保持力も極めて頼りないものです。
裏板が取り外せないタイプのため、バップル板をねじで固定する方法をとりましたが、固定は少し心細さが残ります。
エンクロージャー側に爪付ナットを取り付けて、スクリューねじでしっかりと固定するのを考える必要がありますね。
それとバッフルの固定を開いていたねじ穴に合わせただけでしたので、バッフル板周辺に浮きなどが見られてきました。
そこで木ねじで外周も固定はしたものの、ねじが板へめり込むし、パーツクルボードなので、あまりきつく締め付ければねじ穴が崩れて締め付けられなくなりますので、今はまだ中途半端な状態です。
今回使用したエンクロージャーは表面的な大きさはそれほど巨大ではないものの、奥行きが60センチほどになりますので、その見た目以上に内容積が大きいものになります。
15インチのユニットが入っていたBOXですから当然といえば当然ですが、Audio Nirvana 'Super 6.5 ALNICO'はそんな容積の大きさをものともせずにゴキゲンなサウンドを聞かせてくれます。
しかもスピーカー台は音質的に最悪なレベルの雑誌の上に乗せているにもかかわらず、かなりゴキゲンなのです。
バスレフポートの調整も落ち着いたため、近いうちに木製のポートに変更する事も考えています。
それとバッフル板の材質違いの実験も試してみたいのですが、以前のダンボールスペシャルのようなショートホーン型に仕上げたいというのもあります。
まだまだ実験の過程とはいえ、Audio Nirvana(オーディオニルバーナ)のユニット恐るべしです。
このユニットバックロードホーンでも面白いかもしれませんが、フォステクスのユニット用や長岡式などの場合、低域のエネルギー感ばかりが強く出すぎてしまいそうですけど、ホーンのスロートやバックキャビティーの容積調整、ホーンの広がり率の最適化などをすれば、それはそれで面白そうですね。
でも意外と巨大なものになってしまいそう。
まだエンクロージャーとの相性のエージング段階ですが、この時点でこの再生能力は常識破りかもしれませんね。
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしていきたいと思います。
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