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サムライジャパン ブログ

サムライジャパン オーディオ関連を中心にしたブログです。
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2013/02/04
11:30
究極のP610復刻版の驚愕なスペック

みなさんこんにちは。


サムライジャパンでございます。


さて前回のブログでは、海外のP610ユーザーの、少し珍しいタイプのものなどをご紹介しました。

ご存知のようにP610は国内での生産が終了しましたが、現在も活発に中古市場では取引が盛んなど未だにその人気が衰えないのですが、これは国内だけの話ではなく、海外でも様々な有名ブランド製品と方を並べる多くの愛用者がいる人気ユニットには違いありません。

前回のブログでは、P610を用いたシステムのための様々なエンクロージャーについてご紹介をしましたが、その最後のほうに驚愕のシステムをご紹介したと思います。

120090414134043.jpg

1re-mz-l3-01.jpg

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120110107211240.jpg


ここまでくればとてもP610とは思えない驚愕のシステムとなりますね。


でもこのシステムに取り付けられているP610なのですが、当然ダイヤトーンのオリジナル純正品ではありません。


では復刻版のValab P-610V 6.5 Alnicoなのかといえば、よく見るとエッジ部分の色の違いに気がついた人がいるかもしれません。

Valab P-610V 6.5 Alnico 


1high-end-speaker-p610s-mini-zenith.jpg


じつはこちらもP610復刻版ユニットなのですが、これはうちで現在扱っているP610の復刻版ユニットとは別のモデルなのです。

エッジの形状処理はそっくりですが、スペックがまるで違うものです。



うちで扱っているユニットといえば、P610の音を忠実に再現する事を目的に作られたものですが、オリジナルに比べればエッジ部分の耐久性も向上し、しかも磁気回路のマグネットもオリジナルよりも強化されているため、オリジナルの音を再現しながらも、音楽に対する対応性も広がっています。


さてこの謎のP610の正体ですが、これも同じくP610の優れた音質、優れた表現力など、世界の名だたるフルレンジの名機達に引けを取らないという、その優れた能力を再現するために立ち上げたブランドから発売されているものです。

そのブランドのトップの方はオーストリア人らしく、自身も数多くのP610のオリジナルを所有するというマニアであり、ダイヤトーンが生産終了後、その歴史に幕を閉じる事を危惧し、自ら先導して再生産の道を模索してきたそうです。

音質を決定付ける振動版の材質、エッジの材質、またアルニコマグネットの材質など、P610の音質的基本を十分抑えた素材探しからはじめてきたそうです。


その経緯で出来上がったのがこのユニットなのですが、外観こそP610そのものといえるのですが、実はスペック的にはオリジナルのP610の比ではなく、とてつもないハイスペックフルレンジユニットなのです。


上の画像のような驚愕のシステムもありますが、現地での価格も驚愕の価格になり、フルレンジ=自作マニア=低コストという図式が成り立ちません。

もしどうしても上の驚愕のシステムがどうしても欲しいという方がいればご相談に乗ることは可能ですけどね。



さてこのP610のハイスペックバージョンですが、何も驚愕のシステムばかりではありません。


フルレンジのよさを最大限に生かしたシンプルなシステムもあります。

1303427450665661303.jpg



能率/インピーダンス:98B/8

再生帯域:38~20K Hz

入力:12W/RWS MAX 25W/RWS

サイズ:300×330×500 (W×D×H)

重量:14.5KG


こんなタイプもあります。

1diffusori-orgue-reference-solid-coppia-naked.jpg

上の2モデルと比較すれば遥かに安いとはいえ、現地でもヨーロッパ製の小型ブランド製品並のお値段ですから、ローコスト商品ではなく、十分高級品といえますね。


ところで上のスペックご覧になっていただければわかりますが、なんかオリジナルのP610とは違うのを感じていただけると思います。


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まず能率がオリジナルに比べて非常に高くなっています。

エンクロージャーに入れて98dbですが、ユニット単体での音圧も96dbと公表されています。

対入力もオリジナルよりも高いだけではなく、ボイスコイルは6Nの銅線で巻かれたものになり、マグネットも非常に強力な磁力を発揮するものへと改められているのです。


もう完全にオリジナルのスペックを遥かに超えたユニットといえますね。

ある意味究極のP610を目指した結果という事のようです。


さて気になるのはそのお値段ですが、やはりというかかなり高いです。


十分高級ユニットの仲間になれます。


気軽に遊びで使えるというより、本気で鳴らしこむという意気込みが必要になってくる価格といえます。


もちろん卒倒してしまうような高額ではありませんので、P610という基準で見ればの話ですけどね。


ただ究極のP610を目指しているだけに、隅々まで妥協のないところはさすがでしょう。


こちらは入手先が限られているので、今後取り扱うかは検討中です。


でも個人的には非常に興味があるのですけどね。




ということで、ここまでくるともはや遊びで手軽に使えるP610とはいかなくなりますので、音質的に反応や表現力が多少落ちる面がありますが、同じ振動版とフレームを用いた、P610のフェライトマグネットの復刻版の取り扱いを予定しております。

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こちらはできるだけ手軽に遊べるような価格を考えてみたいと思います。


できるだけ早くホームーぺージにも公開していきますので、今しばらくお待ちください。


という事で今回はここまで。


また次回楽しい話をしていきたいと思います。


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