2024/12/05 06:55 |
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2013/03/01 22:47 |
P610 再考 その2 |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
さて前回の話では、私がP610とどのような出会いであったかについてお話をしました。
FMレコパルレベルから一気にJBL D130のバックロードホーンという世界へ足を踏み入れ、付属のJBL純正ネットワークがあまりのもひどかったので、そこからネットワーク自作の世界へと、右も左もわからないような若造でしたが、とにかく世界一のJBLにするんだという意気込みと情熱だけはあったようです。
当時JBLやALTECやTANNOYなどの有名メーカーの製品も、そのほとんどがフェライトマグネットモデルへ移行していた頃でしたが、私が手に入れたのはアルニコマグネット時代のものでしたから、なんだか知らないけどテンションがあがっていたのは間違いありません。
JBLのD130は、38センチクラスの大口径ユニットでしたけど、ウーハーなどではなくフルレンジユニットという事でしたが、正直どこがフルレンジなのかがわからないユニットでもありました。
それにバックロードホーンの上に075のトゥイーターという組み合わせも、見た目的にもあまり格好がいいわけではありませんでしたけど、なんだか知らないが泣く子も黙る世界の名ブランドJBLですから、そりゃ悪いはずなんて絶対あってはいけないのです。
・・・と自己暗示をかけて、いつか良くなるだろうとあれやこれやと手を加えていました。
だからなのか、とにかく良くしようと躍起になっていたのは確かでした。
それに予算があれば175のドライバーなんて繋いで、将来3ウエイにしようと毎日夢を見ていたのです。
それが、段ボール箱に発泡スチロールのバッフル板という、オーディオマニアなら卒倒するであろう酷い鳴らし方の外見に、見た目もボロイP610前期型を付けたものと、世界の名機のJBLを比較するなんて、健全なオーディオマニアの方であれば絶対にしない事です。
しかしなぜだかアコーステック楽器の音の質感が、どう聴いても良いはずのないP610の方が良く聞こえているのです。
これはきっとJBLをまだまだ使いこなしていないのだ!!!
気合と根性、努力と忍耐がまだまだ足りない。
そう何度も自分に言い聞かせていました。
そして翌日、以前私にP610を勧めていたオーディオ店に遊びに行って、事の経緯を話したのです。
何度聴いてもP610の方が良く聞こえてしまうので、私はJBLをまだまだ使いこなしていないのかもと話したところ、そりゃ当然ですよとあっさり。
何が当然かといえば、P610のポテンシャルを大型マルチシステムで再現しようとしても、それに見合う性能を誇るユニットはほんのわずかでしかなく、ましてやそれを超えるなんてそう容易い話ではないとの事でした。
そんな話信じるもんかと自分に言い聞かせようとしても、実際私の耳には圧倒的なポテンシャルの差が感じられていましたから、その帰りホームセンターへ立ち寄り、即行で平面バッフル用の板を買い込みました。
それがD130の脇へ立てかけられているやつです。
その当時私が手に入れたのはDIATONEのP610Bとい8オームのモデルでした。
現在私が所有するのは2本目のやつで、それから半年後ぐらいにそれも中古で手に入れたものです。
こちらはP610Aの16オーム仕様です。
さてその当時P610はすでにP610DA/DBと、後期型へモデルチェンジがなされたあとです。
音楽ソースの多様化に伴い、対入力のアップと再生周波数帯域の拡大など、スペック上では高性能です。
このスペックだけ見れば、私が手に入れたのは古ぼけた前期型なわけですから、当然後期方の新型の方がすばらしいものだと考えていました。
そこで、先のオーディオ店で、P610の後期型はもっと音がいいのでしょうかと尋ねたところ、ブゥフッ!と笑われ、その古いP610大切に鳴らした方がいいですよと、これまたあっさり。
スペック上は優れているはずなのに、それに新しい方がより良く改良されているはずなのに、いったいどうして???
なんとも納得のいかない話です。
ただでさえ天下のJBLより良いはずがないのに、その上新しい新型よりもいいなんて、どうもこれが踏み入れてはいけない領域の入り口だったようです。
前期型と後期型の違いですが、音楽の聴き方のよっては後期型がいいという方もいると思いますし、絶対的に後期型が悪いという話ではありません。
それに名誉のために言っておきますけど、JBLのD130ですけど、けして嫌いなものではありませんし、とても魅力的なサウンドで、今でも懐かしく思い、聴いてみたくなるのも事実です。
ただ私の耳には、P610前期型の格の違いがどうしても気になってしまっただけのことです。
とまたまた話が長くなってしまったので、今回はここまで。
どうもp610関連の話をすると、止まらなくなってしまいます。
次回は前期型と後期型の違いなどを踏まえてお話をしたいと思います。
サムライジャパンでございます。
さて前回の話では、私がP610とどのような出会いであったかについてお話をしました。
FMレコパルレベルから一気にJBL D130のバックロードホーンという世界へ足を踏み入れ、付属のJBL純正ネットワークがあまりのもひどかったので、そこからネットワーク自作の世界へと、右も左もわからないような若造でしたが、とにかく世界一のJBLにするんだという意気込みと情熱だけはあったようです。
当時JBLやALTECやTANNOYなどの有名メーカーの製品も、そのほとんどがフェライトマグネットモデルへ移行していた頃でしたが、私が手に入れたのはアルニコマグネット時代のものでしたから、なんだか知らないけどテンションがあがっていたのは間違いありません。
JBLのD130は、38センチクラスの大口径ユニットでしたけど、ウーハーなどではなくフルレンジユニットという事でしたが、正直どこがフルレンジなのかがわからないユニットでもありました。
それにバックロードホーンの上に075のトゥイーターという組み合わせも、見た目的にもあまり格好がいいわけではありませんでしたけど、なんだか知らないが泣く子も黙る世界の名ブランドJBLですから、そりゃ悪いはずなんて絶対あってはいけないのです。
・・・と自己暗示をかけて、いつか良くなるだろうとあれやこれやと手を加えていました。
だからなのか、とにかく良くしようと躍起になっていたのは確かでした。
それに予算があれば175のドライバーなんて繋いで、将来3ウエイにしようと毎日夢を見ていたのです。
それが、段ボール箱に発泡スチロールのバッフル板という、オーディオマニアなら卒倒するであろう酷い鳴らし方の外見に、見た目もボロイP610前期型を付けたものと、世界の名機のJBLを比較するなんて、健全なオーディオマニアの方であれば絶対にしない事です。
しかしなぜだかアコーステック楽器の音の質感が、どう聴いても良いはずのないP610の方が良く聞こえているのです。
これはきっとJBLをまだまだ使いこなしていないのだ!!!
気合と根性、努力と忍耐がまだまだ足りない。
そう何度も自分に言い聞かせていました。
そして翌日、以前私にP610を勧めていたオーディオ店に遊びに行って、事の経緯を話したのです。
何度聴いてもP610の方が良く聞こえてしまうので、私はJBLをまだまだ使いこなしていないのかもと話したところ、そりゃ当然ですよとあっさり。
何が当然かといえば、P610のポテンシャルを大型マルチシステムで再現しようとしても、それに見合う性能を誇るユニットはほんのわずかでしかなく、ましてやそれを超えるなんてそう容易い話ではないとの事でした。
そんな話信じるもんかと自分に言い聞かせようとしても、実際私の耳には圧倒的なポテンシャルの差が感じられていましたから、その帰りホームセンターへ立ち寄り、即行で平面バッフル用の板を買い込みました。
それがD130の脇へ立てかけられているやつです。
その当時私が手に入れたのはDIATONEのP610Bとい8オームのモデルでした。
現在私が所有するのは2本目のやつで、それから半年後ぐらいにそれも中古で手に入れたものです。
こちらはP610Aの16オーム仕様です。
さてその当時P610はすでにP610DA/DBと、後期型へモデルチェンジがなされたあとです。
音楽ソースの多様化に伴い、対入力のアップと再生周波数帯域の拡大など、スペック上では高性能です。
このスペックだけ見れば、私が手に入れたのは古ぼけた前期型なわけですから、当然後期方の新型の方がすばらしいものだと考えていました。
そこで、先のオーディオ店で、P610の後期型はもっと音がいいのでしょうかと尋ねたところ、ブゥフッ!と笑われ、その古いP610大切に鳴らした方がいいですよと、これまたあっさり。
スペック上は優れているはずなのに、それに新しい方がより良く改良されているはずなのに、いったいどうして???
なんとも納得のいかない話です。
ただでさえ天下のJBLより良いはずがないのに、その上新しい新型よりもいいなんて、どうもこれが踏み入れてはいけない領域の入り口だったようです。
前期型と後期型の違いですが、音楽の聴き方のよっては後期型がいいという方もいると思いますし、絶対的に後期型が悪いという話ではありません。
それに名誉のために言っておきますけど、JBLのD130ですけど、けして嫌いなものではありませんし、とても魅力的なサウンドで、今でも懐かしく思い、聴いてみたくなるのも事実です。
ただ私の耳には、P610前期型の格の違いがどうしても気になってしまっただけのことです。
とまたまた話が長くなってしまったので、今回はここまで。
どうもp610関連の話をすると、止まらなくなってしまいます。
次回は前期型と後期型の違いなどを踏まえてお話をしたいと思います。
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