2024/12/05 06:20 |
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2013/02/04 12:51 |
ALTEC 604系 振動板 ダイヤフラム |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
本日はALTEC ドライバーのリペア用のダイヤフラムがアメリカより届きました。
箱の外にはINVOICE(輸出入に関する書類)が貼り付けられていて、事前にメールで受け取っていた書類の記載事項と間違えありません。
しかし書類と中身が違うという場合も無いとはいえませんし、また運送中のトラブルで中身が破損ということだって考えられます。
そこで中を開封し、商品に間違えが無いか、あるいは破損等がないかなどを確認します。
今回は軽量で小さな部品だったためか、税関での開封検査は行われていないようです。
多分X線検査のみでOKだったのでしょう。
さて早速中を確認してみます。
中は緩衝材がぎっしり詰められて、十分な安全性を確保された梱包のようです。
ダイヤフラムの箱に記載されたNOも間違いなく、付属のスペーサーなども破損等も無く安心しました。
ダイヤフラムも箱の中で踊りだす事も無く、きちんと収まっていたようです。
確認も済みましたので、開封時の画像を添付してお客様にご連絡をし、首を長くして待ち焦がれていると思いますので、即日宅配便でお客様のところへお送りしました。
今回のお客様の場合、ALTEC 604系のユニットを鳴らされている方で、しばらく前からドライバー側のガリ音や雑音をかなり気になさっていたとの事です。
604系もさまざまなモデルがありますが、製造終了時からの年月を考えるとさすがに振動版なども痛んでいるものも多くあります。
もちろん振動版など、リペアすれば済むことなのですが、ALTECが正式にユニット生産業務から撤退した事もあり、国内でのリペアパーツの入手が容易ではなくなってきました。
中には片側は快調なのに、片方が音が出ないとか異音がするとか問題を抱えてしまい、そのまま眠らされてしまったユニットも多いのではないでしょうか。
ALTECが生産を終了してから、寸法を合わせたて使えるようにした汎用の振動版も入手できるようになったとはいえ、音質などを考えれば出来るだけオリジナルに拘りたいものです。
ただ純正品はほとんど入手が困難な状況ですので、現在でもALTECのユニットのリペアパーツや修理メンテナンスのアフターフォローが出来る、ALTEC直系のものでリペアしたいですね。
そんな時Great Plains Audio社のパーツががベストな選択肢ではないかと思います。
会社は別会社でブランドにもALTECが入りませんけど、ALTECの生産設備をそのまま引継いでいますので、そのような意味ではALTEC直系のメーカーなのです。
同じようにGAUSUのドライバー用のリペアパーツも、同じ趣旨で取り扱っています。
お使いになられているALTEC製のドライバー用ダイアフラムに関して型番をお知りになりたい方は、上記画像をクリックしていただくと、ダイヤフラムの対応表をご覧になれますのでご参照ください。
調子崩したのをきっかけに、部屋の片隅や押入れにしまいこまれているALTECのドライバーなど、もう一度リペアして元気に復活させてみてはいかがでしょうか。
かつて聞いたあの音が蘇れば、気分的にもその当時の戻れますしね。
サムライジャパンでございます。
本日はALTEC ドライバーのリペア用のダイヤフラムがアメリカより届きました。
箱の外にはINVOICE(輸出入に関する書類)が貼り付けられていて、事前にメールで受け取っていた書類の記載事項と間違えありません。
しかし書類と中身が違うという場合も無いとはいえませんし、また運送中のトラブルで中身が破損ということだって考えられます。
そこで中を開封し、商品に間違えが無いか、あるいは破損等がないかなどを確認します。
今回は軽量で小さな部品だったためか、税関での開封検査は行われていないようです。
多分X線検査のみでOKだったのでしょう。
さて早速中を確認してみます。
中は緩衝材がぎっしり詰められて、十分な安全性を確保された梱包のようです。
ダイヤフラムの箱に記載されたNOも間違いなく、付属のスペーサーなども破損等も無く安心しました。
ダイヤフラムも箱の中で踊りだす事も無く、きちんと収まっていたようです。
確認も済みましたので、開封時の画像を添付してお客様にご連絡をし、首を長くして待ち焦がれていると思いますので、即日宅配便でお客様のところへお送りしました。
今回のお客様の場合、ALTEC 604系のユニットを鳴らされている方で、しばらく前からドライバー側のガリ音や雑音をかなり気になさっていたとの事です。
604系もさまざまなモデルがありますが、製造終了時からの年月を考えるとさすがに振動版なども痛んでいるものも多くあります。
もちろん振動版など、リペアすれば済むことなのですが、ALTECが正式にユニット生産業務から撤退した事もあり、国内でのリペアパーツの入手が容易ではなくなってきました。
中には片側は快調なのに、片方が音が出ないとか異音がするとか問題を抱えてしまい、そのまま眠らされてしまったユニットも多いのではないでしょうか。
ALTECが生産を終了してから、寸法を合わせたて使えるようにした汎用の振動版も入手できるようになったとはいえ、音質などを考えれば出来るだけオリジナルに拘りたいものです。
ただ純正品はほとんど入手が困難な状況ですので、現在でもALTECのユニットのリペアパーツや修理メンテナンスのアフターフォローが出来る、ALTEC直系のものでリペアしたいですね。
そんな時Great Plains Audio社のパーツががベストな選択肢ではないかと思います。
会社は別会社でブランドにもALTECが入りませんけど、ALTECの生産設備をそのまま引継いでいますので、そのような意味ではALTEC直系のメーカーなのです。
同じようにGAUSUのドライバー用のリペアパーツも、同じ趣旨で取り扱っています。
お使いになられているALTEC製のドライバー用ダイアフラムに関して型番をお知りになりたい方は、上記画像をクリックしていただくと、ダイヤフラムの対応表をご覧になれますのでご参照ください。
調子崩したのをきっかけに、部屋の片隅や押入れにしまいこまれているALTECのドライバーなど、もう一度リペアして元気に復活させてみてはいかがでしょうか。
かつて聞いたあの音が蘇れば、気分的にもその当時の戻れますしね。
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2013/02/04 12:49 |
ALTEC 515 416 の代替ユニット |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
世間ではゴールデンウイークになりましたけど、皆様大型連休をどうお過ごしでしょうか?
こんな時やはり一般的には行楽地や海外へお出かけという方も多いのでしょうが、中には今までの課題を解決するためにリスニングルームへ篭りきりなんていう方もいるかもしれません。
昨年は大震災もあり、私が住む市では海岸線のほとんどが津波で破壊され、追い討ちをかけるように原発事故で大騒ぎという事もあり、家でひっそりと過ごしておりました。
そんな震災から一年以上が過ぎましたので、今年は昨年おとなしくしていた方もお出かけされる方も多いかもしれませんね。
私はといえば・・・やはり昨年同様家で腐っております。。。
さて前回は、ALTECのエンクロージャーの一部に関してお話をしました。
ALTECといえば数多くの名機が生み出され、今でも多くの方に熱い支持を受けている人気ブランドです。
そんななかALTECらしいシステムといえば、A5やA7などのボイスオブシアターを思い浮かべる方も少なくありません。
ボイスオブシアターとして名を馳せ、日本でも人気の高いシステムです。
このシステムにはA5に代表されるALTEC 515系 またA7に代表されるALTEC 416系の二つの系統があり、どちらも鳴りっぷりのよさを感じさせる素敵なシステムです。
さてこのA5やA7に使われている515系や416系のウーハーですが、中にはコンディションを崩したり、または破損したりして、現役当時の実力を出し切れないものも多くなってきました。
今は多くの中古ユニットが国内市場にも出回り、意外と見つけるのは苦労はしません。
しかしオーディオマニアの方ならご存知の方も多い事ですが、ユニットの使われ方や鳴らされ方によって音がぜんぜん違うというのもよくある話です。
元気がいいはずのユニットが、なぜか元気がない。
繊細な音のするユニットのはずが、なぜか荒削りな音になってしまうなど、それまで鳴らされてきた音楽ソースやアンプにより、長年蓄積された固有の音色傾向に馴染んでしまうこともあります。
もちろん矯正的に鳴らしこめば馴染むことはあるのですが、左右同銘柄ユニットを別々に手に入れた場合、時には別物のように聞こえてしまう事も少なくありません。
何年も地道に探せばGoodコンディションの中古ユニットをペアで見つける事は出来ますけど、ペアで揃えることは出来ても、たとえばダブルで使用される方だと4本揃えなければならず、そうなると一気に敷居が高くなります。
それならと同じ方向性のユニットを新品で探しても意外と少なく、ちょっと使い方は特殊ですが、同傾向でALTECを凌駕するハイスペックの励磁型時期回路を持つ新生マクソニックという選択肢もあります。
これだと取り付け寸法などもほぼ同じですし、見た目もほぼ変わりませんのでALTECの代替の選択肢の一つです。
しかしユニット単体の能力は、ハイパフォーマンスなALTEC515系よりも遥かに上手で、逆にALTECの他のユニットよりも抜きん出てしまう可能性があり、そうなると全体のバランスを崩しかねません。
それならドライバーもトゥイータも同時に変えてしまえばいい事なのですが、さすがにユニット単体の価格も性能に比例して高くなるもので、ポンと買えてしまうセレブの方ばかりではありませんから、これもまた敷居の非常に高い選択です。
そんな時Great Plains Audio社のユニットがベストな選択肢ではないかと思います。
会社は別会社でブランドにもALTECが入りませんけど、ALTECの生産設備をそのまま引継ぎ、現在ALTECの古いユニットの修理やメンテナンスなどのアフターフォローも行っておりますので、そのような意味ではALTEC直系のメーカーなのです。
生産方法なども当時のままですので、ブランドロゴだけ違うALTECの復刻版ともいえます。
これだと現在でも新品で手に入れられるため、手持ちのユニットが調子を崩してしまって代替ユニットを探しているというのであれば、コンディションを気にせず手に入れられて、しかも新品ですので自分流の音に鳴らし込むことだって出来ます。
しかしALTECの515系は、そのパフォーマンスとは裏腹に、やや扱いにくい面も多少あるため、お気軽に使いこなせるユニットではありません。
特にA7など、ALTECの416系を使われてきた方にとっては、グレードアップにと手に入れても、そのキャラクターの違いに戸惑う事も少なくありません。
そんなALTECの416系代替なら、やはり同じ416系の方が使いやすいのではないでしょうか。
磁気回路もAlnicoを使っていますし、ALTEC416系のフェライト磁気回路のユニットからのグレードアップにも最適かもしれません。
515系と違い磁気回路がそれほど強くないため、低域の切れやスピード感などは515系には劣りますけど、中音域まで暴れない特性は、比較的使い易いユニットといえます。
同軸2ウエイで有名な604系は、基本的に416系と同じですので、そのような意味でもかなり定評のあるユニットなのです。
逆に515系に手を焼いてしまう場合なども、基本的に同じ音色傾向にある416系という選択肢もあります。
顔つきは瓜二つのユニットですが、その音の傾向はかなり違うというのものの、やはり同系の音色が出てきます。
JBLになると同じアメリカ系でも音の傾向もかなり違ってきますので、ALTECの代替というにはあまりお勧めできない組み合わせかもしれません。
コンディションを心配して手持ちのALTECを思い切り鳴らす事が出来ないのであれば、思い切って新品ユニットを鳴らすのも楽しいのではないでしょうか。
ゴールデンウイークという中で、私もそんな妄想に明け暮れる日々をすごしているのです。
サムライジャパンでございます。
世間ではゴールデンウイークになりましたけど、皆様大型連休をどうお過ごしでしょうか?
こんな時やはり一般的には行楽地や海外へお出かけという方も多いのでしょうが、中には今までの課題を解決するためにリスニングルームへ篭りきりなんていう方もいるかもしれません。
昨年は大震災もあり、私が住む市では海岸線のほとんどが津波で破壊され、追い討ちをかけるように原発事故で大騒ぎという事もあり、家でひっそりと過ごしておりました。
そんな震災から一年以上が過ぎましたので、今年は昨年おとなしくしていた方もお出かけされる方も多いかもしれませんね。
私はといえば・・・やはり昨年同様家で腐っております。。。
さて前回は、ALTECのエンクロージャーの一部に関してお話をしました。
ALTECといえば数多くの名機が生み出され、今でも多くの方に熱い支持を受けている人気ブランドです。
そんななかALTECらしいシステムといえば、A5やA7などのボイスオブシアターを思い浮かべる方も少なくありません。
ボイスオブシアターとして名を馳せ、日本でも人気の高いシステムです。
このシステムにはA5に代表されるALTEC 515系 またA7に代表されるALTEC 416系の二つの系統があり、どちらも鳴りっぷりのよさを感じさせる素敵なシステムです。
さてこのA5やA7に使われている515系や416系のウーハーですが、中にはコンディションを崩したり、または破損したりして、現役当時の実力を出し切れないものも多くなってきました。
今は多くの中古ユニットが国内市場にも出回り、意外と見つけるのは苦労はしません。
しかしオーディオマニアの方ならご存知の方も多い事ですが、ユニットの使われ方や鳴らされ方によって音がぜんぜん違うというのもよくある話です。
元気がいいはずのユニットが、なぜか元気がない。
繊細な音のするユニットのはずが、なぜか荒削りな音になってしまうなど、それまで鳴らされてきた音楽ソースやアンプにより、長年蓄積された固有の音色傾向に馴染んでしまうこともあります。
もちろん矯正的に鳴らしこめば馴染むことはあるのですが、左右同銘柄ユニットを別々に手に入れた場合、時には別物のように聞こえてしまう事も少なくありません。
何年も地道に探せばGoodコンディションの中古ユニットをペアで見つける事は出来ますけど、ペアで揃えることは出来ても、たとえばダブルで使用される方だと4本揃えなければならず、そうなると一気に敷居が高くなります。
それならと同じ方向性のユニットを新品で探しても意外と少なく、ちょっと使い方は特殊ですが、同傾向でALTECを凌駕するハイスペックの励磁型時期回路を持つ新生マクソニックという選択肢もあります。
これだと取り付け寸法などもほぼ同じですし、見た目もほぼ変わりませんのでALTECの代替の選択肢の一つです。
しかしユニット単体の能力は、ハイパフォーマンスなALTEC515系よりも遥かに上手で、逆にALTECの他のユニットよりも抜きん出てしまう可能性があり、そうなると全体のバランスを崩しかねません。
それならドライバーもトゥイータも同時に変えてしまえばいい事なのですが、さすがにユニット単体の価格も性能に比例して高くなるもので、ポンと買えてしまうセレブの方ばかりではありませんから、これもまた敷居の非常に高い選択です。
そんな時Great Plains Audio社のユニットがベストな選択肢ではないかと思います。
会社は別会社でブランドにもALTECが入りませんけど、ALTECの生産設備をそのまま引継ぎ、現在ALTECの古いユニットの修理やメンテナンスなどのアフターフォローも行っておりますので、そのような意味ではALTEC直系のメーカーなのです。
生産方法なども当時のままですので、ブランドロゴだけ違うALTECの復刻版ともいえます。
これだと現在でも新品で手に入れられるため、手持ちのユニットが調子を崩してしまって代替ユニットを探しているというのであれば、コンディションを気にせず手に入れられて、しかも新品ですので自分流の音に鳴らし込むことだって出来ます。
しかしALTECの515系は、そのパフォーマンスとは裏腹に、やや扱いにくい面も多少あるため、お気軽に使いこなせるユニットではありません。
特にA7など、ALTECの416系を使われてきた方にとっては、グレードアップにと手に入れても、そのキャラクターの違いに戸惑う事も少なくありません。
そんなALTECの416系代替なら、やはり同じ416系の方が使いやすいのではないでしょうか。
磁気回路もAlnicoを使っていますし、ALTEC416系のフェライト磁気回路のユニットからのグレードアップにも最適かもしれません。
515系と違い磁気回路がそれほど強くないため、低域の切れやスピード感などは515系には劣りますけど、中音域まで暴れない特性は、比較的使い易いユニットといえます。
同軸2ウエイで有名な604系は、基本的に416系と同じですので、そのような意味でもかなり定評のあるユニットなのです。
逆に515系に手を焼いてしまう場合なども、基本的に同じ音色傾向にある416系という選択肢もあります。
顔つきは瓜二つのユニットですが、その音の傾向はかなり違うというのものの、やはり同系の音色が出てきます。
JBLになると同じアメリカ系でも音の傾向もかなり違ってきますので、ALTECの代替というにはあまりお勧めできない組み合わせかもしれません。
コンディションを心配して手持ちのALTECを思い切り鳴らす事が出来ないのであれば、思い切って新品ユニットを鳴らすのも楽しいのではないでしょうか。
ゴールデンウイークという中で、私もそんな妄想に明け暮れる日々をすごしているのです。
2013/02/04 12:48 |
ALTEC エンクロージャー 純正箱 |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
さて前回は、私の手元にあるAudio Nirvanaのフルレンジに関して、どのようなエンクロージャーを作ろうかというう事に関してお話をしました。
スピーカーユニットを単体で手に入れても、そのままではスピーカーとしての機能が発揮できません。
とりあえず鳴らすだけというのであれば、私みたいに段ボールにでも入れて音を出す事は出来ます。
でも当然いい音なんてするわけがありませんし、これは16センチという小口径だからどうにかなったようなもので、ユニットが15インチ、38センチクラスの大型はもちろん、30センチや25センチクラスだって、大きさや重さの関係から段ボール箱スペシャルエンクロージャーなんて、よほど考えて作らない限り入れることなんて出来ません。
そうなると最低でも平面バッフルなど木製の物が必要になってきます。
さてAudioNirvanaのユニットは、音の傾向がアルテックの音質に非常に似かよっていて、カラリとした明るめのキャラクターに、芯がはっきりとした中でも繊細な表現が出てくるユニットです。
私もALTECを長く使い込んできたので、この音質は違和感なく聞き入れる事が出来ます。
音の細やかなニュアンスやイントネーションの表現も見事で、分解能の高さも非常によく感じる音です。
そしてこの音の傾向を大型化するとアルテックという事になりますが、現在は中古でしか往年のALTECユニットは手に入りません。
しかし現在Great Plains Audio社のブランドであれば、往年の当時と同じ設計と製法で新品のユニットが手に入る事は以前にもご紹介したとおりです。
さて新品にしろ中古にしろ、スピーカーユニットを手に入れてもそれ単体では十分に鳴らす事が出来ません。
そこで次の課題となるのがエンクロージャーの入手です。
たとえばALTECのユニットやGreat Plains Audio社のユニットを手に入れた場合、どのような構成で鳴らすかにもよりますが、どのような箱に入れて鳴らせばいいのか悩むところです。
ALTEC純正箱というのも中古市場には時折出てくる事はありますけど、コンディションやサイズを含め、思い通りのものをタイミングよく手に入れるというのもなかなか難しい面があります。
そうなると、箱の自作とうことになります。
サイズも形も適当に箱にしてしまえば済む話とはいえ、やはり形や大きさなど、デザインだって重要な要素になります。
また自作というといかにも貧乏くさそうな面があるのですが、意外とメーカーの純正箱のような妥協の産物とはならないため、音質的に優れたものを作り出す事も容易です。
といっても、ゼロからエンクロージャーの設計は意外と厄介なものですので、市販品を含めある程度の目安となるものを参考にする事となるでしょう。
以前にもALTECのA5 A7の純正箱のカタログなどはご紹介していますので、今回はそれら以外からALTEC純正箱を少しご紹介します。
A5 A7 同軸の620系など、一般的に見かける機会も多いので今回省略いたしましたが、今回ご紹介したのはALTECの中ではメジャーではありませんが、このようなエンクロージャーもまた選択肢の一つになります。
メーカー指定の純正箱はユニットの特性を考慮して考えられたものになりますが、実際は製作コストなどの妥協や、ある程度の広い許容範囲での使用を前提としているため、音質的に特出したものでない場合も多くあります。
その点自作の場合は、材質や構造など妥協を排除した製作も可能で、仕上げや外観デザインも好みに合ったものとすることも出来ます。
また独自のアイディアを駆使して更なる改良を加え、自分の求める音を作り出す事も出来ます。
ただ住宅事情もありますので、小さなアパートに家族同居なんていう状況など、誰でも思うがままにオーディオを鳴らす事が出来ない事情を抱えている場合も少なくありません。
そのような場合、自作するにも場所の問題などで困難な事もありますので、近くの木工所やそのような政策を専門で請け負う業者様に依頼するものひとつの手です。
どのような形式のエンクロージャーであっても、たとえば鳴きを完全に抑えようとしてコンクリートで作ろうが、金属の塊で作ろうが、それぞれ固有の音があります。
そこで固有のを消そうとしても、響きの少ないつまらない音として鳴る事も少なくありません。
そのためある程度の響きまでは考慮したものの方が、結果としていい音に聞こえる事もあるのです。
ようはそのバランスが肝心で、特定の方向性ばかりを追及していると、いつまでも埒が明かずに迷宮入りしてしまう事も少なくありません。
これは使用する材質や構造によっても変わるものですが、そのような事を考えて製作するのもまた楽しいものです。
こんな事をしながら、世界に唯一のものを作り上げていくのも、オーディオの楽しみの一つなのでしょうね。
楽しみというより、私の場合ほとんど妄想。。。。。
サムライジャパンでございます。
さて前回は、私の手元にあるAudio Nirvanaのフルレンジに関して、どのようなエンクロージャーを作ろうかというう事に関してお話をしました。
スピーカーユニットを単体で手に入れても、そのままではスピーカーとしての機能が発揮できません。
とりあえず鳴らすだけというのであれば、私みたいに段ボールにでも入れて音を出す事は出来ます。
でも当然いい音なんてするわけがありませんし、これは16センチという小口径だからどうにかなったようなもので、ユニットが15インチ、38センチクラスの大型はもちろん、30センチや25センチクラスだって、大きさや重さの関係から段ボール箱スペシャルエンクロージャーなんて、よほど考えて作らない限り入れることなんて出来ません。
そうなると最低でも平面バッフルなど木製の物が必要になってきます。
さてAudioNirvanaのユニットは、音の傾向がアルテックの音質に非常に似かよっていて、カラリとした明るめのキャラクターに、芯がはっきりとした中でも繊細な表現が出てくるユニットです。
私もALTECを長く使い込んできたので、この音質は違和感なく聞き入れる事が出来ます。
音の細やかなニュアンスやイントネーションの表現も見事で、分解能の高さも非常によく感じる音です。
そしてこの音の傾向を大型化するとアルテックという事になりますが、現在は中古でしか往年のALTECユニットは手に入りません。
しかし現在Great Plains Audio社のブランドであれば、往年の当時と同じ設計と製法で新品のユニットが手に入る事は以前にもご紹介したとおりです。
さて新品にしろ中古にしろ、スピーカーユニットを手に入れてもそれ単体では十分に鳴らす事が出来ません。
そこで次の課題となるのがエンクロージャーの入手です。
たとえばALTECのユニットやGreat Plains Audio社のユニットを手に入れた場合、どのような構成で鳴らすかにもよりますが、どのような箱に入れて鳴らせばいいのか悩むところです。
ALTEC純正箱というのも中古市場には時折出てくる事はありますけど、コンディションやサイズを含め、思い通りのものをタイミングよく手に入れるというのもなかなか難しい面があります。
そうなると、箱の自作とうことになります。
サイズも形も適当に箱にしてしまえば済む話とはいえ、やはり形や大きさなど、デザインだって重要な要素になります。
また自作というといかにも貧乏くさそうな面があるのですが、意外とメーカーの純正箱のような妥協の産物とはならないため、音質的に優れたものを作り出す事も容易です。
といっても、ゼロからエンクロージャーの設計は意外と厄介なものですので、市販品を含めある程度の目安となるものを参考にする事となるでしょう。
以前にもALTECのA5 A7の純正箱のカタログなどはご紹介していますので、今回はそれら以外からALTEC純正箱を少しご紹介します。
A5 A7 同軸の620系など、一般的に見かける機会も多いので今回省略いたしましたが、今回ご紹介したのはALTECの中ではメジャーではありませんが、このようなエンクロージャーもまた選択肢の一つになります。
メーカー指定の純正箱はユニットの特性を考慮して考えられたものになりますが、実際は製作コストなどの妥協や、ある程度の広い許容範囲での使用を前提としているため、音質的に特出したものでない場合も多くあります。
その点自作の場合は、材質や構造など妥協を排除した製作も可能で、仕上げや外観デザインも好みに合ったものとすることも出来ます。
また独自のアイディアを駆使して更なる改良を加え、自分の求める音を作り出す事も出来ます。
ただ住宅事情もありますので、小さなアパートに家族同居なんていう状況など、誰でも思うがままにオーディオを鳴らす事が出来ない事情を抱えている場合も少なくありません。
そのような場合、自作するにも場所の問題などで困難な事もありますので、近くの木工所やそのような政策を専門で請け負う業者様に依頼するものひとつの手です。
どのような形式のエンクロージャーであっても、たとえば鳴きを完全に抑えようとしてコンクリートで作ろうが、金属の塊で作ろうが、それぞれ固有の音があります。
そこで固有のを消そうとしても、響きの少ないつまらない音として鳴る事も少なくありません。
そのためある程度の響きまでは考慮したものの方が、結果としていい音に聞こえる事もあるのです。
ようはそのバランスが肝心で、特定の方向性ばかりを追及していると、いつまでも埒が明かずに迷宮入りしてしまう事も少なくありません。
これは使用する材質や構造によっても変わるものですが、そのような事を考えて製作するのもまた楽しいものです。
こんな事をしながら、世界に唯一のものを作り上げていくのも、オーディオの楽しみの一つなのでしょうね。
楽しみというより、私の場合ほとんど妄想。。。。。
2013/02/04 12:47 |
ALTEC 604系同軸ユニット |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
先日はALTEC製ドラーバーユニットの、リペア用ダイヤフラムについてアお話をいたしました。
さてドライバーといえば、2ウエイや3ウエイなど、マルチシステムの中音域~高音域を受け持つユニットです。
当然のことながらウーハーなどの低音域用ユニットでは出せない音を補うためのものですが、各帯域に最適なユニットを揃えようと考えると、やがて4ウエイや5ウエイなどのマルチシステムとしたくなります。
そうなると更なるワイドレンジで迫力のある音を聞く事も出来、どうだ凄いだろう!!という世界を構築できます。
しかしその凄さとは相反するように、各ユニット間の位相や音圧の干渉なども多く発生しやすく、各ユニットの音がバラバラで鳴り出してしまうという事も多く見られます。
もちろんうまくまとめられればいいのですが、やはりそこには多くの時間と労力を要してしまいますので、うまくまとめられないまま鳴らしてしまう事も珍しくありません。
でもそこから出てくる音は、どうだ凄いだろう!!という迫力を持つものですから、それはそれで楽しい世界でもありますね。
さてそのようなマルチシステムの場合、ユニットの多様化やラインの複雑化につながり、出てくる音も比較的個性的になる場合も多く、その独自のキャラクターが音楽を聞く楽しみの一つにもなりますが、一方では、ケーブルやアンプを変えたり音楽ソースを変えても、比較的その差が現れにくい事もあり、独自の世界観を作り出し易くなります。
それと相反する方向としては、音楽の美妙なニュアンスや空気感を聞き取るために、限りなくシンプルな構成として、アンプやケーブルの違い、またソースの質の違いなどを聞き取りやすくする方向性もあります。
これなどに最適なのがフルレンジなどのシンプルな構成で聞く方向性になり、ワイドレンジ化したマルチシステムのような迫力を楽しむ事こそ出来ませんが、繊細で微妙なイントネーションまで聞き取れる醍醐味は、これまたひとつの聞き方の方法になります。
しかしフルレンジユニットの場合、単一のユニットでの全帯域再生をするわけですから、どうしても再生帯域には限界があります。
また得意な音の帯域や不得意な帯域などのキャラクターが出てしまう事もあり、やはりフルレンジ一発といえどもそこには限界が見えてくる場合もあります。
そこで、同じフルレンジユニットとして考えられたのが、同軸2ウエイ方式です。
TANNOYやALTECの同軸2ウエイユニットのように、38センチクラスの大きい振動版を持ちながら、センターには本格的ダイヤフラムを持つドライバーとホーンが付けられ、通常のフルレンジユニットよりもより広帯域の再生が可能になります。
GPA 604-8H Series II
(クロスオーバーネットワーク付き)
定格入力:100W
音圧:99db~再生周波数: 40 Hz~15000 Hz
インピーダンス:8オーム
低域ボイスコイルの直径:3インチ(76ミリメートル
高域ボイスコイルの直径:1.75インチ(45ミリメートル
直径:16インチ(406ミリメートル
取付穴径:14-1/8インチ(359ミリメートル
奥行き:10.75インチ(273ミリメートル)
重量:38ポンド(17.3キロ)クロスオーバーを含む
これはALTEC 604-8H の復刻版で、現在ALTEC社の生産設備を引き継いだGreat Plains Audio社が作るユニットになります。
ALTEC製品のリペア用のパーツを用いて作られていますので、基本的にALTECで従来作られていた製品と同じです。
ALTEC時代はスタジオモニターのユニットとして、世界中のレコーディングスタジオでもおなじみなだけではなく、日本でもこのユニットを愛用されている方も多くいますね。
しかしご存知のようにALTECが生産終了してから年月も経ちますし、現在では中古ユニットとしてのみしか無いため新品でALTECの604は手に入れる事が出来ませんけど、Great Plains Audio社のGPAブランドであれば同じものが手に入ります。
ただ現時点ではAlnicoマグネットタイプはありませんので、ALTECのお604後期型と同じようにフェライトマグネットタイプでしか手に入れられないのですけどね。
さてフルレンジユニットのように単一で鳴らす事が出来るユニットとはいえ、このような同軸2ウエイユニットという事になれば、やはり2ウエイ構成のためフルレンジのように線を繋いでおしまいというわけにはいきません。
チェんネルデバイダーでマルチアンプとして鳴らすなら線を繋ぐだけという事も出来ますけど、単一のステレオアンプやセパレートアンプで駆動する場合、各ユニットの周波数を分割するクロスオーバーネットワークが必要になります。
ALTECの604を鳴らすにも当然必要だったわけで、上のALTEC604-8Kの画像のように、黒い箱型にLCRのパーツが入れられ、音圧調整用のアッテネーターのつまみが付いたものを皆さんもご存知だと思います。
これがあれば同軸ユニットもフルレンジのように扱えます。
Great Plains Audio社のユニットも、基本的にはフルレンジとして使う事を前提にしているため、当然クロスオーバーネットワークが付属します。
しかしGreat Plains Audio社のネットワークには、ALTECの時のようなケースも無ければ、音圧調整用のアッテネーターもありません。
最近はあまり見かける事は少なくなりましたが、かつてブックシェルフ型と呼ばれるスピーカーが全盛のころ、各メーカー製の2ウエイや3ウエイのスピーカーには、ユニットの脇に誇らしげにアッテネーターの調節用つまみが鎮座していました。
フルレンジユニットとは違い各ユニットの音圧の違いもありますが、部屋などの聞く場所での環境、また音を好みなどに合わせやすいようにと付けられていたものです。
そこでつまみをグリグリと動かし、音圧を調整する事もチューニングの一環とさえ思っていました。
しかしご存知の方も多いように、このアッテネーターが入る事によって音質が大幅に劣化してしまうのです。
もちろん音圧が違いすぎて、聞くに堪えないほどの音量差が出てしまうよりはいいのですけど、音圧を下げると同時に、音楽ソースの音まで消えてしまうのです。
そうなると音に透明感が無くなり、時には濁ったような音になったり、微妙な音の質感などが大幅にスポイルされ単調な音質になってしまったりと、正直あまりお勧めできるものではありません。
ある程度音圧レベルの目安が付いたなら、定抵抗で減衰させるほうがはるかに音質劣化が防げるし、どうしても調整が必要な場合ならとトランス式のアッテネーターを利用するほうが、はるかに純度の高い音を楽しめます。
しかしトランス式のアッテネーターは高価ですので、それなら固定抵抗のほうが安く上がります。
もちろん自作派の方でしたら、タップ付きコイルを使用してネットワークを作る事も出来ますけど、それでもかなり高価です。
Great Plains Audio社も会社のポリシーとして、純度の高い音を再生する事が重要と考えているようで、音楽信号を劣化させてしまう可変式アッテネーターは採用しなかったそうです。
その代わりLCR共振回路でレベルを最適に調整してあるらしく、ユニットにネットワークを繋げば、フルレンジのように手軽に楽しめるようです。
ただ昔ながらのつまみをいじるのが好きな方には、やはり物足りないものに感じてしまうかもしれません。
フルレンジユニットにしても、ものによっては高音域のレベルが高めで暴れて聞こえる場合もあり、そのような音を平滑化するために共振回路を入れる事があります。
スーパーツゥイーターなどなら、クロスよりはるかに高い高音域から減衰するようなコンデンサを入れたりして、可聴帯域での音圧を自然に下げるという方法も取れますので、このような場合も極力アッテネーターに頼らないで音圧を調整したいところです。
さてGreat Plains Audio社のネットワークは、ALTEC製の604シリーズ全般に代替用として使用が可能だそうで、測定のみならず長時間にわたりヒアリングテストを行って音圧や音決めを行ったそうです。
その中で音質劣化の要素を排除する意味で、アッテネーターを採用しないように調整されているとの事です。
こうなるとGreat Plains Audio社の604シリーズも、通常のフルレンジ単一ユニットのように扱いが容易になりますね。
他にもホーンの形状の違うGPA 604-8H Ⅲや、30センチ同軸2ウエイのGPA 212-8A 12 inch duplex coaxなども、箱さえ用意すればフルレンジのように使えるようにネットワークが付属しています。
GPA 604-8H Series III
定格入力:100W
再生周波数: 40 Hz ~20000 Hz
インピーダンス:8オーム
低域ボイスコイルの直径:3インチ(76ミリメートル)
高域ボイスコイルの直径:1.75インチ(45ミリメートル)
直径:16インチ(406ミリメートル)
取付穴径:14-1/8インチ(359ミリメートル)
ユニット重量:38ポンド(17.3キロ)クロスオーバーを含む
GPA 212-8A 12 inch duplex
定格入力:250W
音圧:97db~
再生周波数: 45 Hz~16000 Hz
インピーダンス:8オーム
低周波ボイスコイルの直径:3インチ(76ミリメートル)
高周波ボイスコイルの直径:2.8インチ(71ミリメートル)
直径:12.25インチ(311ミリメートル)
取付穴径:11.188インチ(284ミリメートル
奥行き:8.75インチ(222ミリメートル)
重量:21ポンド(9.5 kg)クロスオーバーを含む
こうして見ていると、やはり同軸2ウエイも面構えがカッコいいですね。
小口径のフルレンジユニットだって、小口径ならではの反応の良さもあり、苦手なローエンドだってエンクロージャーでの鳴らし方次第では十二分な性能を出す事が出来ます。
でも大口径ならではの低音域の音の出方はやはり一味違うもので、小口径のユニットを鳴らすよりもはるかに難しい面があるのですが、それさえ出来る方には非常に魅力的です。
場所もとるし昨今の住宅事情を考えると躊躇してしまう面もありますが、四畳半や六畳間に詰め込んで聞かれる方もいるのですから、意外とどうにかなるものかもしれません。
私も604シリーズはぜひ鳴らしこみたいユニットなのです。
見ているとまた妄想が・・・
サムライジャパンでございます。
先日はALTEC製ドラーバーユニットの、リペア用ダイヤフラムについてアお話をいたしました。
さてドライバーといえば、2ウエイや3ウエイなど、マルチシステムの中音域~高音域を受け持つユニットです。
当然のことながらウーハーなどの低音域用ユニットでは出せない音を補うためのものですが、各帯域に最適なユニットを揃えようと考えると、やがて4ウエイや5ウエイなどのマルチシステムとしたくなります。
そうなると更なるワイドレンジで迫力のある音を聞く事も出来、どうだ凄いだろう!!という世界を構築できます。
しかしその凄さとは相反するように、各ユニット間の位相や音圧の干渉なども多く発生しやすく、各ユニットの音がバラバラで鳴り出してしまうという事も多く見られます。
もちろんうまくまとめられればいいのですが、やはりそこには多くの時間と労力を要してしまいますので、うまくまとめられないまま鳴らしてしまう事も珍しくありません。
でもそこから出てくる音は、どうだ凄いだろう!!という迫力を持つものですから、それはそれで楽しい世界でもありますね。
さてそのようなマルチシステムの場合、ユニットの多様化やラインの複雑化につながり、出てくる音も比較的個性的になる場合も多く、その独自のキャラクターが音楽を聞く楽しみの一つにもなりますが、一方では、ケーブルやアンプを変えたり音楽ソースを変えても、比較的その差が現れにくい事もあり、独自の世界観を作り出し易くなります。
それと相反する方向としては、音楽の美妙なニュアンスや空気感を聞き取るために、限りなくシンプルな構成として、アンプやケーブルの違い、またソースの質の違いなどを聞き取りやすくする方向性もあります。
これなどに最適なのがフルレンジなどのシンプルな構成で聞く方向性になり、ワイドレンジ化したマルチシステムのような迫力を楽しむ事こそ出来ませんが、繊細で微妙なイントネーションまで聞き取れる醍醐味は、これまたひとつの聞き方の方法になります。
しかしフルレンジユニットの場合、単一のユニットでの全帯域再生をするわけですから、どうしても再生帯域には限界があります。
また得意な音の帯域や不得意な帯域などのキャラクターが出てしまう事もあり、やはりフルレンジ一発といえどもそこには限界が見えてくる場合もあります。
そこで、同じフルレンジユニットとして考えられたのが、同軸2ウエイ方式です。
TANNOYやALTECの同軸2ウエイユニットのように、38センチクラスの大きい振動版を持ちながら、センターには本格的ダイヤフラムを持つドライバーとホーンが付けられ、通常のフルレンジユニットよりもより広帯域の再生が可能になります。
GPA 604-8H Series II
(クロスオーバーネットワーク付き)
定格入力:100W
音圧:99db~再生周波数: 40 Hz~15000 Hz
インピーダンス:8オーム
低域ボイスコイルの直径:3インチ(76ミリメートル
高域ボイスコイルの直径:1.75インチ(45ミリメートル
直径:16インチ(406ミリメートル
取付穴径:14-1/8インチ(359ミリメートル
奥行き:10.75インチ(273ミリメートル)
重量:38ポンド(17.3キロ)クロスオーバーを含む
これはALTEC 604-8H の復刻版で、現在ALTEC社の生産設備を引き継いだGreat Plains Audio社が作るユニットになります。
ALTEC製品のリペア用のパーツを用いて作られていますので、基本的にALTECで従来作られていた製品と同じです。
ALTEC時代はスタジオモニターのユニットとして、世界中のレコーディングスタジオでもおなじみなだけではなく、日本でもこのユニットを愛用されている方も多くいますね。
しかしご存知のようにALTECが生産終了してから年月も経ちますし、現在では中古ユニットとしてのみしか無いため新品でALTECの604は手に入れる事が出来ませんけど、Great Plains Audio社のGPAブランドであれば同じものが手に入ります。
ただ現時点ではAlnicoマグネットタイプはありませんので、ALTECのお604後期型と同じようにフェライトマグネットタイプでしか手に入れられないのですけどね。
さてフルレンジユニットのように単一で鳴らす事が出来るユニットとはいえ、このような同軸2ウエイユニットという事になれば、やはり2ウエイ構成のためフルレンジのように線を繋いでおしまいというわけにはいきません。
チェんネルデバイダーでマルチアンプとして鳴らすなら線を繋ぐだけという事も出来ますけど、単一のステレオアンプやセパレートアンプで駆動する場合、各ユニットの周波数を分割するクロスオーバーネットワークが必要になります。
ALTECの604を鳴らすにも当然必要だったわけで、上のALTEC604-8Kの画像のように、黒い箱型にLCRのパーツが入れられ、音圧調整用のアッテネーターのつまみが付いたものを皆さんもご存知だと思います。
これがあれば同軸ユニットもフルレンジのように扱えます。
Great Plains Audio社のユニットも、基本的にはフルレンジとして使う事を前提にしているため、当然クロスオーバーネットワークが付属します。
しかしGreat Plains Audio社のネットワークには、ALTECの時のようなケースも無ければ、音圧調整用のアッテネーターもありません。
最近はあまり見かける事は少なくなりましたが、かつてブックシェルフ型と呼ばれるスピーカーが全盛のころ、各メーカー製の2ウエイや3ウエイのスピーカーには、ユニットの脇に誇らしげにアッテネーターの調節用つまみが鎮座していました。
フルレンジユニットとは違い各ユニットの音圧の違いもありますが、部屋などの聞く場所での環境、また音を好みなどに合わせやすいようにと付けられていたものです。
そこでつまみをグリグリと動かし、音圧を調整する事もチューニングの一環とさえ思っていました。
しかしご存知の方も多いように、このアッテネーターが入る事によって音質が大幅に劣化してしまうのです。
もちろん音圧が違いすぎて、聞くに堪えないほどの音量差が出てしまうよりはいいのですけど、音圧を下げると同時に、音楽ソースの音まで消えてしまうのです。
そうなると音に透明感が無くなり、時には濁ったような音になったり、微妙な音の質感などが大幅にスポイルされ単調な音質になってしまったりと、正直あまりお勧めできるものではありません。
ある程度音圧レベルの目安が付いたなら、定抵抗で減衰させるほうがはるかに音質劣化が防げるし、どうしても調整が必要な場合ならとトランス式のアッテネーターを利用するほうが、はるかに純度の高い音を楽しめます。
しかしトランス式のアッテネーターは高価ですので、それなら固定抵抗のほうが安く上がります。
もちろん自作派の方でしたら、タップ付きコイルを使用してネットワークを作る事も出来ますけど、それでもかなり高価です。
Great Plains Audio社も会社のポリシーとして、純度の高い音を再生する事が重要と考えているようで、音楽信号を劣化させてしまう可変式アッテネーターは採用しなかったそうです。
その代わりLCR共振回路でレベルを最適に調整してあるらしく、ユニットにネットワークを繋げば、フルレンジのように手軽に楽しめるようです。
ただ昔ながらのつまみをいじるのが好きな方には、やはり物足りないものに感じてしまうかもしれません。
フルレンジユニットにしても、ものによっては高音域のレベルが高めで暴れて聞こえる場合もあり、そのような音を平滑化するために共振回路を入れる事があります。
スーパーツゥイーターなどなら、クロスよりはるかに高い高音域から減衰するようなコンデンサを入れたりして、可聴帯域での音圧を自然に下げるという方法も取れますので、このような場合も極力アッテネーターに頼らないで音圧を調整したいところです。
さてGreat Plains Audio社のネットワークは、ALTEC製の604シリーズ全般に代替用として使用が可能だそうで、測定のみならず長時間にわたりヒアリングテストを行って音圧や音決めを行ったそうです。
その中で音質劣化の要素を排除する意味で、アッテネーターを採用しないように調整されているとの事です。
こうなるとGreat Plains Audio社の604シリーズも、通常のフルレンジ単一ユニットのように扱いが容易になりますね。
他にもホーンの形状の違うGPA 604-8H Ⅲや、30センチ同軸2ウエイのGPA 212-8A 12 inch duplex coaxなども、箱さえ用意すればフルレンジのように使えるようにネットワークが付属しています。
GPA 604-8H Series III
定格入力:100W
再生周波数: 40 Hz ~20000 Hz
インピーダンス:8オーム
低域ボイスコイルの直径:3インチ(76ミリメートル)
高域ボイスコイルの直径:1.75インチ(45ミリメートル)
直径:16インチ(406ミリメートル)
取付穴径:14-1/8インチ(359ミリメートル)
ユニット重量:38ポンド(17.3キロ)クロスオーバーを含む
GPA 212-8A 12 inch duplex
定格入力:250W
音圧:97db~
再生周波数: 45 Hz~16000 Hz
インピーダンス:8オーム
低周波ボイスコイルの直径:3インチ(76ミリメートル)
高周波ボイスコイルの直径:2.8インチ(71ミリメートル)
直径:12.25インチ(311ミリメートル)
取付穴径:11.188インチ(284ミリメートル
奥行き:8.75インチ(222ミリメートル)
重量:21ポンド(9.5 kg)クロスオーバーを含む
こうして見ていると、やはり同軸2ウエイも面構えがカッコいいですね。
小口径のフルレンジユニットだって、小口径ならではの反応の良さもあり、苦手なローエンドだってエンクロージャーでの鳴らし方次第では十二分な性能を出す事が出来ます。
でも大口径ならではの低音域の音の出方はやはり一味違うもので、小口径のユニットを鳴らすよりもはるかに難しい面があるのですが、それさえ出来る方には非常に魅力的です。
場所もとるし昨今の住宅事情を考えると躊躇してしまう面もありますが、四畳半や六畳間に詰め込んで聞かれる方もいるのですから、意外とどうにかなるものかもしれません。
私も604シリーズはぜひ鳴らしこみたいユニットなのです。
見ているとまた妄想が・・・
2013/02/04 12:46 |
ALTEC製ドラーバーのダイヤフラム交換 |
みなさんこんにちは。
サムライジャパンでございます。
先日はALTEC 515-8Cの復刻版である、GPA 515-8C Alnicoがアメリカから届いたお話をいたしました。
商品確認時の画像をお客様にお送りしましたところ、やはり新品という事もありますが、そのあまりの綺麗さに大変驚かれたそうです。
もっとも生産が終了してからの年月もかなり経ちますし、市場で見る事が出来るのは古いユニットばかりですので、515Cのユーザー暦が長い私でさえその美しさにうっとり見とれてしまいましたから。
だって私が使っていたのは黒々とした凛々しい色には程遠く、ぜんぜん違う色に変色していましたからなおさらです。
お客様のところで素敵な音で鳴って、よりいっそう喜んでいただきたいですね。
さてALTECといってもウーハーだけに限らず、ドライバーやホーン、そしてフルレンジや同軸ユニットなど、数多くの名機が揃っています。
そんな中でALTEC製のドライバーも人気の高い製品ですね。
バックプレッシャー型のため広帯域再生が可能ですので、大型にしても2ウエイや3ウエイ程度でまとめる事が可能です。
4ウエイや5ウエイで調整に悩むよりも容易に高音質を楽しめるのも魅力です。
さてそんなドライバーですが、やはり生産されてからの年月を考えると、もうすでにご老体となって、少々くたびれてきているものが目立つようになります。
しかも思い入れの深いユニットであればあるほど、そんなユニットを手元に置いておきたいものですね。
しかし、中にはボイスタッチを起こし、ガリガリと異音が出てしまったものや、断線や接触不良で音が出なかったり途切れ途切れになんてこともあります。
そうなるとユニットを修理してとなるのですが、ご存知のようにALTECでは従来の大型ユニットの業務から完全に手を引いてしまい、純正の補修パーツさえ手に入らなくなってしまいました。
そのため振動版などのリペアパーツを探してもなかなか見つけにくくなりました。
しかし寸法を合わせ、リペア用の振動版を製造するメーカーも出てきたため、そのようなもので修理用に代替が可能にもなりました。
でも一番大きな問題なのは音が大きく変わってしまう事です。
もちろん新品と使い古したものとでは違って当然なのですが、外観寸法だけ合わせても、やはり純正とは音の傾向が大きく違ってしまう事も少なくありません。
もちろん聞こえないよりはましですけど、どうせ修理するならやはりオリジナルで修理したいのが心情ですね。
でも完全なオリジナルなんてすでに世の中にはありません。
しかしGreat Plains Audio社では、そのような従来からのALTECユーザーのアフターフォロー業務も行っているため、古いユニットなどの修理も請け負っています。
そんな中で、ドライバーのようなものであれば、振動板のみ交換すれば再生できるものも多くあるため、交換用の振動板もラインナップとして用意されています。
Altec 288 291 299 Replacement HF Diaphragm
part number impedance application
23763------------8 ohms---------low power critical listening
23834-----------16 ohms---------low power critical listening
25884------------8 ohms---------higher power and/or live sound
25885-----------16 ohms---------higher power and/or live sound
ALTEC製ドライバーの振動板の早見表をホームページに記載しましたので、詳しくは画像をクリックしてご参照ください。
Altec 604 802 806 902 Replacement HF Diaphragm
部品番号インピーダンスのアプリケーション
34647------------8 ohms---------low power critical listening
34647 ------------ 8オーム---------低消費電力のクリティカルリスニング
34852-----------16 ohms---------low power critical listening
34852 ----------- 16オーム---------低消費電力のクリティカルリスニング
26420------------8 ohms---------higher power and/or live sound
26420 ------------ 8オーム---------高い電力および/ またはライブ·サウンド
26421-----------16 ohms---------higher power and/or live sound
26421 ----------- 16オーム---------高い電力および/ またはライブ·サウンド
ALTEC製ドライバーの振動板の早見表をホームページに記載しましたので、詳しくは画像をクリックしてご参照ください。
振動板の形状や寸法だけ真似た他社のリペアパーツに比較すれば、もともとALTEC社の製品全般のアフタフォローをすべて引き受けたGreat Plains Audio社の振動板は、当然現在生産される復刻版ユニットにも使われており、またALTEC社のモデルであればすべて用意する事が出来るなど、やはり形だけ真似た物とは違い、音質的にも信頼の置けるブランドといえます。
もちろん当時そのままの製造方法とはいえ、現役の当時の原材料と微妙に配合の違いなどがあるかもしれませんが、それなどALTEC時代からも当然あった事ですので、それほど大きな意味合いを持たないかもしれません。
ただ振動板を交換すれば当然今まで聞いていた音とは違って聞こえる事は珍しくありません。
特にエージングが進むまではその傾向はより強いものとなるでしょう。
しかも中古で手に入れたユニットなどの場合、それまで使われてきた環境などによりも微妙に音質が変わる事は珍しくありませんので、より違和感を感じる事もあるかもしれません。
でもきっちり音が出なければただの金属の固まり同然です。
まともな音が出ないドライバーなんて、漬物石や文鎮の代わりにしかなりません。
でも取って置きの宝物。
いつまでも手元に置いておきたい。
出来れば現役バリバリに鳴らしてみたい。
そんな方にこそ、ぜひ振動板のリペアをお勧めしたいところです。
しかもリペアパーツといえどもALTEC直系のものはGreat Plains Audio社の物しかありませんからね。
音が出せなくて眠っているALTECのドライバー。
ちょっと手をかけて現役復帰をさせてはいかがでしょうね。
懐かしさと感動がよみがえるかもしれませんので。
サムライジャパンでございます。
先日はALTEC 515-8Cの復刻版である、GPA 515-8C Alnicoがアメリカから届いたお話をいたしました。
商品確認時の画像をお客様にお送りしましたところ、やはり新品という事もありますが、そのあまりの綺麗さに大変驚かれたそうです。
もっとも生産が終了してからの年月もかなり経ちますし、市場で見る事が出来るのは古いユニットばかりですので、515Cのユーザー暦が長い私でさえその美しさにうっとり見とれてしまいましたから。
だって私が使っていたのは黒々とした凛々しい色には程遠く、ぜんぜん違う色に変色していましたからなおさらです。
お客様のところで素敵な音で鳴って、よりいっそう喜んでいただきたいですね。
さてALTECといってもウーハーだけに限らず、ドライバーやホーン、そしてフルレンジや同軸ユニットなど、数多くの名機が揃っています。
そんな中でALTEC製のドライバーも人気の高い製品ですね。
バックプレッシャー型のため広帯域再生が可能ですので、大型にしても2ウエイや3ウエイ程度でまとめる事が可能です。
4ウエイや5ウエイで調整に悩むよりも容易に高音質を楽しめるのも魅力です。
さてそんなドライバーですが、やはり生産されてからの年月を考えると、もうすでにご老体となって、少々くたびれてきているものが目立つようになります。
しかも思い入れの深いユニットであればあるほど、そんなユニットを手元に置いておきたいものですね。
しかし、中にはボイスタッチを起こし、ガリガリと異音が出てしまったものや、断線や接触不良で音が出なかったり途切れ途切れになんてこともあります。
そうなるとユニットを修理してとなるのですが、ご存知のようにALTECでは従来の大型ユニットの業務から完全に手を引いてしまい、純正の補修パーツさえ手に入らなくなってしまいました。
そのため振動版などのリペアパーツを探してもなかなか見つけにくくなりました。
しかし寸法を合わせ、リペア用の振動版を製造するメーカーも出てきたため、そのようなもので修理用に代替が可能にもなりました。
でも一番大きな問題なのは音が大きく変わってしまう事です。
もちろん新品と使い古したものとでは違って当然なのですが、外観寸法だけ合わせても、やはり純正とは音の傾向が大きく違ってしまう事も少なくありません。
もちろん聞こえないよりはましですけど、どうせ修理するならやはりオリジナルで修理したいのが心情ですね。
でも完全なオリジナルなんてすでに世の中にはありません。
しかしGreat Plains Audio社では、そのような従来からのALTECユーザーのアフターフォロー業務も行っているため、古いユニットなどの修理も請け負っています。
そんな中で、ドライバーのようなものであれば、振動板のみ交換すれば再生できるものも多くあるため、交換用の振動板もラインナップとして用意されています。
Altec 288 291 299 Replacement HF Diaphragm
part number impedance application
23763------------8 ohms---------low power critical listening
23834-----------16 ohms---------low power critical listening
25884------------8 ohms---------higher power and/or live sound
25885-----------16 ohms---------higher power and/or live sound
ALTEC製ドライバーの振動板の早見表をホームページに記載しましたので、詳しくは画像をクリックしてご参照ください。
Altec 604 802 806 902 Replacement HF Diaphragm
部品番号インピーダンスのアプリケーション
34647------------8 ohms---------low power critical listening
34647 ------------ 8オーム---------低消費電力のクリティカルリスニング
34852-----------16 ohms---------low power critical listening
34852 ----------- 16オーム---------低消費電力のクリティカルリスニング
26420------------8 ohms---------higher power and/or live sound
26420 ------------ 8オーム---------高い電力および/ またはライブ·サウンド
26421-----------16 ohms---------higher power and/or live sound
26421 ----------- 16オーム---------高い電力および/ またはライブ·サウンド
ALTEC製ドライバーの振動板の早見表をホームページに記載しましたので、詳しくは画像をクリックしてご参照ください。
振動板の形状や寸法だけ真似た他社のリペアパーツに比較すれば、もともとALTEC社の製品全般のアフタフォローをすべて引き受けたGreat Plains Audio社の振動板は、当然現在生産される復刻版ユニットにも使われており、またALTEC社のモデルであればすべて用意する事が出来るなど、やはり形だけ真似た物とは違い、音質的にも信頼の置けるブランドといえます。
もちろん当時そのままの製造方法とはいえ、現役の当時の原材料と微妙に配合の違いなどがあるかもしれませんが、それなどALTEC時代からも当然あった事ですので、それほど大きな意味合いを持たないかもしれません。
ただ振動板を交換すれば当然今まで聞いていた音とは違って聞こえる事は珍しくありません。
特にエージングが進むまではその傾向はより強いものとなるでしょう。
しかも中古で手に入れたユニットなどの場合、それまで使われてきた環境などによりも微妙に音質が変わる事は珍しくありませんので、より違和感を感じる事もあるかもしれません。
でもきっちり音が出なければただの金属の固まり同然です。
まともな音が出ないドライバーなんて、漬物石や文鎮の代わりにしかなりません。
でも取って置きの宝物。
いつまでも手元に置いておきたい。
出来れば現役バリバリに鳴らしてみたい。
そんな方にこそ、ぜひ振動板のリペアをお勧めしたいところです。
しかもリペアパーツといえどもALTEC直系のものはGreat Plains Audio社の物しかありませんからね。
音が出せなくて眠っているALTECのドライバー。
ちょっと手をかけて現役復帰をさせてはいかがでしょうね。
懐かしさと感動がよみがえるかもしれませんので。